「その未来(さき)には、いったい何が待っているのか?」相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断 syu-32さんの映画レビュー(ネタバレ)

相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

劇場公開日 2017年2月11日
全117件中、2件目を表示
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その未来(さき)には、いったい何が待っているのか? ネタバレ

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「相棒‐劇場版‐」シリーズ第4作。
国際犯罪組織“バーズ”のリーダー、レイブンが企む首都壊滅テロに、警視庁特命係の杉下右京と冠城亘が挑みます。

劇場版ということで、ストーリー的には映画ならでと言えるスケール感があるのに、それをどこかスタッフが履き違えているというか、活かしきれていないように思いました。
クライマックスのパレードのシーンは、北九州市の大通りを封鎖して撮影されているだけあって、とても大掛かりで迫力があります。最初の劇場版のマラソン大会の描写に似て、スクリーンには映えるのですが、言ってみればただ大勢の人がいて歓声を挙げているだけです。
せっかく、“首都震撼”のテロ事件を題材に描いているんですから、ビルが爆発するとか、群衆がパニックになるとかしても良いような気がします。でも右京さんがいれば、トリックや手口やら何から何まで暴いてしまうので、大規模なテロなんてものを起こすことは非常に困難です(笑) これは致し方無いことなのかもしれませんね…。もし爆発なんかしちゃったら、「右京さんどうしたの? 本調子じゃないの?」てなことになりそうですね(笑)

監督が本作から和泉聖治から橋本一に替わったので、橋本監督お得意のアクション描写が増えています。
右京さんと冠城くんが、犯人グループの一味である北村一輝と格闘します。右京さんの無敵振りは相変わらずでした。恐るべき戦闘力…。冠城くんもなかなかどうしてできる男でした。元法務省官僚なのに頑張りました。警察学校でちゃんと学んだんですね(笑)
イタミンや芹沢くんが犯人と戦うシーンもあります(笑) 殴ります、蹴ります。ドラマ版では血まみれで戦うということはあまり無いので、とても新鮮で観応えがありました。

犯人の精神の支柱となっている考え方が、「機動警察パトレイバー2 the movie」で発生する仮想戦争テロ事件の首謀者の思想と似通っている部分があるような気がしました。
目的のためならば自らの命を犠牲することを厭わない犯人を、右京さんが文字通り命を懸けて守ります。そして拘置所で静かに、かつ渾身の想いを籠めて語り掛ける言葉には、涙を禁じえませんでした。
将来、犯人が憂いているような恐るべき未来が待っていたとしても、そのために今を生きる我々にはいったい何ができるのか、はたまた何をすべきなのか、痛切なまでに観る者に問い掛けて来る作品です。

syu-32
さん / 2018年5月5日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、映画館
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