お嬢さんのレビュー・感想・評価
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韓国と日本の要素が交じり合い、奇天烈な世界が現出
日本統治下の韓国が舞台ということで、まずハングルと日本語が混在。さらに日本的な官能文化と、韓流のエロティシズムのミクスチャー。これらの要素が渾然一体となり、独特の異世界感を醸し出す。
原作は「このミス」海外編1位のイギリスの小説だそうで。三部構成になっていて、それぞれの視点から描きなおす構成が面白く、緻密に練られている。
秀子が金持ちの日本人たちに官能小説を読み聞かせる場面は、たどたどしい日本語の効果もあって、エロいというよりユーモラス。仰々しいSMチックな道具が出てくる段に至っては、笑いがこみあげてきて抑えるのが大変だった。
エロティック・ミステリーは多々あれど、この作品は従来の型にはまらない、奇妙な新しさがある。
パクチャヌクめっさ怖…。
ただこれは本当に観て良かった。怖いだけじゃなく、話も面白い。キムテリはあんな長い日本語台詞をツラツラとよく憶えたものだなと驚いてしまいました。性的描写と暴力描写が多いので覚悟の上で是非観て下さい。以上!
驚愕の展開‼️
中途半端さがない韓国🇰🇷作品らしさがとても好感持てました。
秀子と珠子の2人はとても美しかったです。
楽しめました。
永久保存版🙆♂️
面白い。3部作で展開が急激に変化しながら加速していく。たどたどしい日本語のセリフは違和感があるが、それを打ち消す面白さがあった。お見事。
思わぬシスターフット映画
日本統治下の朝鮮で、日本文化に憧れを持った大富豪の財産を狙い、泥棒の娘と詐欺師がその屋敷に住む"お嬢さん"を騙そうとする話。
日本統治下の時代設定で登場人物達がガッツリ日本語を喋りまくるのだが、いわゆるこの時代特有の日本人が見ると居心地悪い映画じゃない。でも、全く別の角度から日本という題材が必要な映画だった。
第2部で屋敷で行われている競売はエロ本の競売で、お嬢さん・秀子はそのエロ本の朗読を男たちの前でさせられていたことが明らかになる。有名な話だけど日本は性大国って言われてるぐらい、性的なコンテンツが豊富。だぶん屋敷の主人が日本を"美しい国"と言うのも性大国だから。これはこれで日本人としては居心地悪いわ(笑)
「女は無理矢理強引にやられると気持ち良い」というポルノによった間違った思い込みが、「タコ」によってそんなん現実でやったら気持ち良いわけねえだろ!!と思えるように暗に完全否定されているのが面白かった。
そもそもレイプとか無理矢理系のシュチュエーションで性的快楽を得ること自体、たとえポルノだとしてもかなりヤバいことだと思った方が良いと思うんだよな。
性的に搾取されてきた秀子がソッキによって解放される瞬間(エロ本などを破りまくるシーン)がとても良い。サスペンス映画だと思ってたら女性たちの絆を描くシスターフット映画だった。これをハリウッドの流れより早くやっている韓国映画最高です。
見せ方、構成がいいね
前半で見せないところを後半で視点を変えて見せる。良かった。
エロの見せ方もうまい!
ど変態を見る三部作。
詐欺師の男が令嬢の娘と結婚して家から連れ出し、精神病院にぶち込んでお金だけをふんだくろうと企む。その架け橋として送り込まれたメイドと娘の話。
世界観が強烈。
ど下ネタな言葉がバンバン行き交う。しかも年少期の娘にも言わせる危なさ。そんな言葉を言わせる叔父がキモすぎ。
三部に章分けされており、ミステリー仕立てになっている。
ど変態映画と思って観たら「えっそういうことなん!」と一泡食らわされた。
字幕がほしい
はじめに強くお伝えしたいのは「必ず一人で見てください」ということ。
想像以上に露骨な性表現が多くって、ここまでとは思わなかった…っていう。
日本×韓国のミクスチャー感というかカオスな世界観は独特だし
”怪しさ”ってとこに振り切ってる感じが清々しかった。
ただね、日本語セリフが聞き取れなくって、あれは字幕つけて欲しかったなっていう。
すごい
前評判を聞いて、ネタバレまでは控えつつも口コミかなりみてたせいか、そこまでの感激?はなかったけれど。やはり衝撃作。
第一部のさいごで、ええー?!!となって、そこからはなんとなーく読める展開もありつつ、女優2人の絡み含め演技はあっぱれ。
こんな映画つくっちゃうんだね。いろんな意味で、韓国の映画界、監督は進んでるわ…
かなり卑猥な表現満載なので、1人で観ることを強めにオススメします
秀でた美しさでございます
寝返り寝返って鈴ふたつ、美しさに身悶えました
二宮金次郎のように担がれたり、どんな風に乱れたのか聞きたい聞きたいチョジヌンのスケベ爺ィは大きな声出すだけでも底抜けにおもしろいのに、ハジョンウはどこまでも色っぽかったですお尻丸出しで目覚めたとて!コイツ、と言ってチークビつままれたいですよね❤︎
暗殺に続いてカタコトに、愛の新世界に続いて無敵の女の子たちには身震いしましたよ 秀でた美しさでございます!は今後積極的に使ってイキたいと思います
アグネス・チャン効果
日本語のたとたどしさにモヨヲす、アグネス・チャン効果を狙うとは。
鬼六と谷崎の変態ラビリンスを正面から撮る国民的英雄監督の英断を買う。
大小空間フェチ感も健在。
猥談に人生を賭ける馬鹿男が女にされる仕打ちが逆にまたE気持ち。
楽しんだ。
まさに怪作
「怪作」の意味がよく分かりました。エロティックで、かつ独特の世界観に惹かれました。日本人の変態性と日本語の聞き取りにくさが少し残念。
部ごとに変わるお嬢さんのイメージ
日本統治下の韓国を舞台に三部構成で描く官能サスペンス。
第一部はスッキ視点で物語が進み、第二部で種明かし、そして第三部では更にその先へ。
三部構成というのが上手く効いていて、第一部だけでも見応えがありますが、やはり第三部まで観て完成する映画でした。
パク・チャヌク監督作はオールド・ボーイに続き2作目でしたが、オールド・ボーイほど重たい話ではなく、日本と韓国の物語なので、韓国の俳優さん達が辿々しいながらもとても上手い日本語を頑張って話されていて、スッと話に入っていくことができました。
オールド・ボーイでもそうでしたが、少し普通(といったら失礼かもしれませんが)の形の愛ではないマイノリティ的な部分を描くのが上手いですね。
それにしても、キャスティングが素晴らしかったと思いました。
お嬢さん秀子のあのなんとも言えないエロティックな感じだったり、スッキの貧しくも純粋で普通の少女感、藤原伯爵の何を考えているかわからない詐欺師っぽさ、上月のエロオヤジといった風貌。
どの役者さんも体当たりで、役のイメージにぴったりで感心しました。
最後まで展開が読めず、二転三転するストーリーは流石韓国映画といった感じです。
桜や草原から日本風の建物まで映像も結構綺麗でした。
細かいとこ気にならないクレイジー
日本人を韓国人俳優が演じているので日本語がたどたどしかったりするけど、そんなことはどうでも良い奇抜な世界観大好物。逆に日本人てこんな変態なイメージなのかも?と思った。
紛れもないロードムービー
この作品は一応サスペンスというジャンルになると思うが、自分はロードムービーだと思っている。
売り物としてこき使われる孤独なお嬢様とあやつり人形同然に扱われる孤独な詐欺師。
男が支配する世界で自由を求めるストーリーだからだ。
3章構成で視点が変わりその視点ごとに物語の捉え方が全く違うという構成も素晴らしく、スリリングなミステリーとしても一級品。
スリリングなストーリーや過激な描写。そして役者の魂のこもった演技。この作品は韓国だからこそ作れたまさに韓国映画の真骨頂とも言える。
そしてこの作品は女性に優しいと思う。
たくさんある官能的なシーンで"お嬢さん"は観客に乳首を女同士でいるときにしか露出しない。こういうところにこの作品の本質が隠れている。
この作品は男尊女卑を女の視点で描いた作品でもあるのだ。
そう考えるとこの作品は女性向けの映画とも言える。
ちょっと付いて行けなかった
結局互いに騙そうとしていた女性同士が惹かれ合い、騙しに誘った詐欺師の男を嵌めるというオチ。エログロシーンあるし、日本語話すシーンがあるが、残念ながら聞き取りにくく、字幕が必要だと思った。
美人ではない・・・(-_-;)
お嬢様役が日本人の美人という設定だが、
どうしても美人には見えませんでした俺には(-_-;)
なのでどうしても感情移入が出来ず、
「綺麗」と言われる度に、
「ブス」じゃん、と心の中で突っ込んでました(苦笑)
あと、話が二転三転するのですが、
二転するところまでで終わっていた方が良かったのでは?
そこまでいくと、あまりにも・・・って感じで(;^_^A
江戸川乱歩×ワイルドシングス=予測不可能!
亡くなった大富豪の遺産を受け継いだ娘。幼い頃から詐欺師として育てられたスッキは、娘の夫となり遺産を奪い取ろう詐欺師の男と協力し、娘に近づく。しかし、スッキは娘の美しさと純真さに惹かれ、次第に互いに心を通わせるようになる。欲望渦巻く騙し合いの果て、最後に笑うのは誰なのか?
たどたどしいけどはっきりと聞こえる日本語、そして大胆なエロスにキャスト陣の本気を感じました。
パクチャヌク監督の『オールドボーイ』が最後に巨大な衝撃をぶつけて来たのに対し、今作は『ワイルドシングス』を思わせるような逆転に次ぐ逆転で、予測不可能の展開となっており、最後まで目が離せません。
しかしそれだけでなく、R指定が付くほどに過激なラブシーンや、江戸川乱歩の描くようなフェティシズム(て言うか変態)もこの作品の見どころ!
万人受けはしないけど、見れば記憶に焼き付くような衝撃の一作となるでしょう……。
お楽しみあれ。
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