劇場公開日 2019年4月26日

  • 予告編を見る

「決定的なミス?」アベンジャーズ エンドゲーム うねちゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5決定的なミス?

2019年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
うねちゃ
かみゅさんのコメント
2019年5月7日

以下、公式見解です。

「エンシェント・ワンやハルクが言っていますが、過去に戻っても未来を変えることはできません。過去があなたの未来になるので、すでに起きたことは変えられない。でも新しい未来を作ることはできます。いくつもの宇宙をタイムトラベルしているのに似ています。あらゆる決断が、新しい時系列に影響を与えるわけです。」

つまりスティーブが過去に戻り、自分の人生を生きたということは、「スティーブ・ロジャースが自分の人生を生きた世界」がどこかに生まれたということだ。私たちの知るマーベル・シネマティック・ユニバースに、未来を知りながら何もしなかったスティーブが存在するわけではない。

「映画の最後には老いたキャプテン・アメリカが登場しますが、彼が過ごした人生のタイムラインは、この映画のタイムラインとは別物です。登場人物が戻ってきたということは、彼らが新しいタイムラインを生み出し、そこに暮らしていたという証拠。そっちのタイムラインは、こちら側、つまりこのシリーズ(MCU)で起きた出来事に影響を与えるものではありません。」

サノスとの激闘を終えたスティーブは、過去に戻り、別の世界で自分の人生を生き、老人スティーブ・ロジャースとして戻ってきた。おそらくキャプテン・アメリカの盾は、どこか別の世界から持ってきたものだろう。そういえばスティーブは、ソーがアスガルドから持ってきたムジョルニアを持って過去に戻っていたが、あれはきちんとしかるべき場所に返されたのか……。

ジョー監督は、その後のスティーブについて「彼はまったく別の人生を生きたんです。それがどんなものだったのかは、誰にもわかりません」と話した。「その後の人生でも、彼は人々を助けていたと思いたいですけどね」。ともかくスティーブは年老いて、わざわざ元の世界に戻ってきたのだ。わざわざ、サムに渡すための盾を携えて。監督はこうも述べている。

「問題は、盾を渡すために、どうやってこちらの現実に帰ってきたのかということ(笑)。たぶん、そこにも物語がありますよね。この映画は非常に多層的ですよ。僕たちが3年間を費やして考えてきたものですからね。お話をするのは楽しいですし、みなさんが穴を埋めてくれると嬉しいですね。僕たちが考えていることを、みなさんは分かっているでしょうから。」

かみゅ