「残された者」アベンジャーズ エンドゲーム やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
残された者
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生物の半分が消えるという設定が面白いと思いました。
もし、「明日、消えたいか?」と聞かれたら、殆どの人が消えたくないと答えると思います。
では、「明日、人類の半分が消えるけど、消えたいか?」と聞かれたら・・・。
私、多分消える方を選ぶと思います。
だって、その状況で生きるの、物理的にも精神的にも大変そうだから。
そういう人も少なくないのでは。
もっとも、この映画の場合は選択できないのですが。
そういう風に考えると、人口半分の世界に残った人々は生きるだけでも大変なのだから、消えてしまった人達の分まで精神的に背負わなくても、いいんじゃないかと思えてきます。
それでですね、もしかしたら現実社会もそうなんじゃないかと。
「死んだ人の分まで」って、言葉を耳にする事が有るけれど、それをプラスの力にして頑張れる人は良いけど、重荷になる人はそれを少し下ろしてもいいんじゃないかなと。
背負う事が心の支えになったり、そう簡単に気持ちが切り替えられる物じゃないのはわかります。
でも、消えた人も重荷になる事は望まないでしょうからね。
なんか、映画の本筋から離れた感想になってしまったかもしれません。
でも、この映画全体に、残された者と消える者、みたいな事もテーマの一つにあった気がしました。
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