「良かった」アベンジャーズ エンドゲーム Syuさんの映画レビュー(感想・評価)
良かった
前作で宇宙のすべての生命体の内、半数が消滅したので、今作でどうするのか?ってちょっと期待してたんですけど、やっぱりタイムマシンしか無いですよね。
とりあえずサノスが生まれたすぐに殺してしまうって言う一番確実な方法を取らない理由は、作中で出てきましたけど、それもちょっと弱い感じになってしまうくらい、タイムマシン自体は禁忌だと思います。
とは言え、作中でタイムマシンを出したかった理由は半数の生命体を復活させる事では無くて、アベンジャーズの面々の過去のしがらみやわだかまりを回収するためなので、仕方ないかなと思います。これが敵を倒すためのタイムマシンだったらアウトですけど。サノス自体は自分の信念に従って行動していて、大多数とそれが合致しないっていうだけで、悪では無かったし、失敗して諦めた様も潔かった。
アベンジャーズの面々は、それぞれに引きずっているものがあるので、そう言う部分を丁寧に拾って大団円に持っていく流れはとても良かったです。
それぞれにこう言う結末しか無いね、って言う終わりを用意してあるので、最近流行りのリブートとかやめてほしいなぁ。(一部不運なキャラもいましたけど。)
全体的には、引っ張りすぎて大量に出てきたキャラクターをすべて拾いきれるはずもなく、割と重要な役割を担っているキャラでさえほとんどチョイ役になってたりするので、もう少し早くこの映画を作った方が良かったのかなと思います。
が、これだけ広がってしまった世界観を終わりにきちんと導いたのは凄いです。
次に同じ事をやっても上手く行かないだろうな、と思いますが。