「とっても面白かった!でも…」アベンジャーズ エンドゲーム HALさんの映画レビュー(感想・評価)
とっても面白かった!でも…
TOHOシネマズ新宿にてファーストデイで鑑賞。
絶対に席争奪戦になるだろうから、3日前の21時前からスマホ片手に待機してました笑
結果、良席を勝ち取り、ポップコーンセットも購入して、いざアベンジャーズエンドゲームへ
見終わったあとの率直な感想は、うーん…ちょっと期待しすぎたかなって感じです。それでもとっても面白かったことに変わりはありませんよ!
予告シーンでトニーが宇宙船からどうやって地球に帰還するのか楽しみにしていたのだけど、映画始まって10分位でキャプテン・マーベルに救われてポカーンとしてしまった。それからサノスを殺しに行くのだが、あっという間にその場で簡単に殺されて、そこもポカーン…展開はやぇーなおい!ここから2時間半何するの?って思ってたら突然5年後へ。まぁここから本番が始まるんですが、ここまででいきなりの予想外な展開すぎて物語に惹き込まれました!が…
映画としては、やっぱり3時間は長すぎる。終始目が離せないのであれば納得するけど、途中いらないシーン多くなかったか?アメリカ人にとっては面白いギャグシーンだったのかもしれないけど、個人的にはあまり面白くないシーンが多かった。あそこら辺カットすれば2時間半くらいにはなったんじゃないかな
サノスに対してあまり絶望感を抱かなかった。前作では、あまりにも強大すぎる敵でアベンジャーズでも全く太刀打ち出来なかった。また、前作ではサノスは自分の正義を全うするために非情になってでも行動して、最後にアベンジャーズを倒すのに、今作はサノスは全ての生命を救うために、はもちろんあるのだけど、それ以前に地球のヒーローを全滅させることに焦点が当てられていて、あまりサノスに同情できなかったな。前作ではサノスに惹かれたって人多かったけど、今作でそのレビューしてる人まだ見てない笑
でもこれはストーリー上仕方なかったのかな
ソーが残念すぎる。個人的にアベンジャーズの中心にいるのは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーの3人だったので、本作で集大成を飾るのにソーがあんなひどい姿で最後まで戦うなんて、正直見ていて残念でした。最後までカッコよくいて欲しかったなー
クイルは、あの時感情を抑えられずに計画を台無ししたことについて何かしら話すと思ってたんですが、それに感して一切なし…何かあんだろそこ!!
キャプテン・マーベルはチートキャラすぎるし、それが原因なのか、そこまで活躍していない。それに、ニック・フューリーと少し会話あるのかなって期待してたけど、結局ニック一言も発さないっていうね…アベンジャーズの結成者なんだから、今作で一言も発さないのはさすがにおかしいんじゃないか
ドクターストレンジに至っては、前作ではあんなに活躍していたのに、今作では水を食い止めているだけ…トニーと目が合うシーンは良かったけど、ただそれだけ…もう少し活躍させて欲しかった。
ペッパー・ポッツが突然アイアンマンスーツを来て登場したのも驚いた。何の前触れもなく突然出てくるんだもの…あんたどうした?ってなるわ。彼女はトニーが亡くなるシーンに必要だから登場させたとしか思えなかったな…何かしら前触れ欲しかった
最終決戦で女性ヒーローが集結して戦うシーンは感動したけど、そこにナターシャがいないのは残念だったな…アイアンマン2から活躍していたキャラなのに、あんな死に方するなんて…殺すにしても、もっと心揺さぶる亡くなり方が良かったな…だってナターシャだよ?あんなに今までアベンジャーズに貢献してきたのに、宇宙の彼方の星で一人虚しく死んでいったなんてあまりにも残酷過ぎないか…
タイムパラドックス無視しすぎでは?過去では自分と会っちゃいけないとか何とか注意喚起してたのに、普通に自分自身と戦ったり、母と会話してたり…それにソーのあの斧をあんな形で回収しちゃっていいの?現代に絶対に何かしら影響与えるでしょ…前作ではインフィニティストーンを集めるためにサノスがあんなに苦労してたのに、今回ではあっさりと回収出来て何だか都合良すぎるんじゃないか〜なんて思ったりもした。でも、集める途中でそれぞれのキャラの過去にも触れたりして、そこは今までマーベル作品を見てきた自分にとって大好きなシーンだったな。特にトニーが自分の父と会話するシーンは泣きそうになった。タイムパラドックスではよくある話だけど、それでも自分のことを子供だと知らない親とその子供が会話するのは感慨深かった。自分の息子娘について会話してるシーンはとても好き
最後キャプテン・アメリカが普通の人生を送るために、愛する人と共に人生を送る選択するのはまぁいいんだけど、それで本当に良かったのか?それは逃げじゃないのかなんて思ったりもした。でも、これはキャプテン・アメリカが引退する理由としてはいいのかな…
トニーが亡くなるシーンは涙が止まらなかった…こんな終わり方なんて…2008年にアイアンマンを映画館で見て、それからずっとアイアンマンが大好きだったけど、それを失ったような気がして本当に悲しかった。私が、アイアンマンだ!ってセリフ、かっこよかったな…クイルが前作でヘマをしたり、キャプテン・マーベルがもっと早く戦っていたりしたらアイアンマンを失わずに済んだのでは?なんてことも思ったりもするけど、今更そんなこと言っても仕方ないよね。アイアンマン、本当にかっこよかった!トニー・スタークも最高にかっこよかったし、彼を演じたロバート・ダウニーJrも素晴らしかった。涙が止まらなかった。ありがとう。
無理に3時間も費やして今作でアベンジャーズを終わらせるのではなく、人類滅亡編、インフィニティ・ストーン回収編、最終決戦編みたいな感じで3部作に分けても良かったんじゃないかなーって思いました。そしたら、前作で活躍していたキャラ一人一人にもっと焦点を当てられたと思うし、戦闘シーンにもっと力を入れて結構な盛り上がりになったんじゃないかなーって思うんですよね…やっぱりアクション映画なのだから、もっとアクションシーン多めにして欲しかった。
結構不満点を挙げましたが、それでもこのアベンジャーズという映画は今までのキャラやストーリーが上手く組み込まれていて、とても素晴らしい映画だったと思います。ただのアクション映画ではなく、それぞれのキャラの個性や経緯、あんなにも多くのキャラが集まって1本の映画として成り立っているのだから、本当に凄い。また、一人一人の俳優さんの演技がとてつもなく素晴らしくて、脱帽しました。映画を見終わった後でも、こんなにもシーン一つ一つが記憶に宿っているのだから、流石としか言い様がないですね。本当に長い間お疲れ様でした。令和元年の初日に良い思い出になりました。面白い映画をありがとう。