「3000回ありがとう!」アベンジャーズ エンドゲーム にょむさんの映画レビュー(感想・評価)
3000回ありがとう!
平成最後に観た映画になりました( ^ω^ )
そして令和初レビューです( ^ω^ )
大絶賛ムードの中で批判的なレビューはしにくいし、空気読めよ感あるのはわかりますが正直なところ腑に落ちない展開でした
エンドゲームはIWの続編のようでいて、"結末はこうでしたよ"の報告をダイジェストでされたような印象で勿体ない作り方でした
それでも好きなシーンは2つあります
トニーが若き頃の父と会って話すシーン
これはアイアンマン視点でのドラマパートの回収としても機能してるし、トニー自身への魂の救済としても共感しました
遭遇の仕方は無理矢理だけどそこはもう仕方ない←
もう1つは、ソーが昔の母に会って話すシーン
このシーンはそれだけでも感傷的になるし、魔女に育てられた母の洞察力の凄さに感服(こういう御都合主義は機能してるから違和感はない)
また、自堕落なソーが母に会って話す事で自分を取り戻せた証左としての"おかえりムジョルニア"だったと思う(ここ重要)
母に会う直前のソーにはムジョルニアは持てなかったと思うから
また母が死ぬ日と分かっていてもそこはもう受け入れてなんとかしようとか思わないのもある意味、達観していたと思う
最終的にガーディアンズに加入?するし、戦い方のモチベーションも"オレがやらなきゃ"じゃなくて、"自分らしく"の範疇で、IWの時のようなプレッシャーは感じない
キャラが崩れたけど、その方向性はラグナロクで成立させていたし今の方がしっくりくる
まったく歓迎できないのは、キャップがハンマー使っちゃうとこ!笑
ウルトロンの頃ならまだわかるけどシビルウォーで転向した感あったので…
キャップは盾だけでいいのになあ
そんで最終的に自分の人生歩んで、キャプテンアメリカが存在しない?タイムラインにして…のくだりはアリとしても、キャップは過去に戻る時にハンマー持って行ったよね?
ソウルストーンをゲットしに行くコンビは、ブラックウィドウとホークアイじゃなくてハルクと行く方がしっくりくるような…
サノスのは親子愛(養子だけど)だとしても、クリントとナターシャは?バディだとしても、そこまでの???ってなる
それだったらアベンジャーズの初期メンなら誰連れてっても成立するような…
スターロードはIW時はチームプレイでサノスと戦ってる時、ガモーラを愛するが故にその輪を乱して足を引っ張ったのに、過去ガモーラとの再会のシーンはすっかりギャグシーンに使われてて、これはもしかして向こうのユーモアなのかもしれないけどなんか萎える
チートキャラのキャプテンマーベルの活躍は、序盤サノス戦やラストの窮地に突然現れての助太刀サプライズ?それ自体が恩着せがましい演出だし、日本でもマジンガーZのピンチに突然現れるグレートマジンガーだとか、南葛の試合に飛び入りで参加する岬くんだとかそのパターンに匹敵して、お前もか!って感じで、まさに"もう全部あいつ1人でいいんじゃないかな"の再演でしたね
もやもやするのはハルク
見たかったのはソレじゃない(^_^;)
あと気がかりなのは、指パッチンの後、5年間は人口半分で頑張ってきたんだよね
色々大変だったと思うし、無作為に半数消したと思うから社会的損失もあってそういうのみんなで乗り越えてきたと思うんだけど、それがハルクの指パッチンで元に戻したんなら、元に戻ったというよりは一気に人口が倍になったんだよね
個々には愛する親族が戻ってきた喜びがあるだろうけど、社会全体ではそれを想定してない筈だから「今更いきなり元に戻っても困るよ…こっちは五年前に一気に半分になってから残ったみんなで今まで何とか頑張ってきたのに」ってなると思うんだよね
復職とかどうなんだろう?日本はムリだよね、失業して路頭に迷う。そしてその人達の救済で税金が大変な事に…
とか言ったら感動に水をさすんでしょうけど
でもそれだったら"ソコヴィア協定"なんてものは話に出てこなかったわけですよ
まあ一言で言えば、面白かったです( ^ω^ )