「アッセンブル」アベンジャーズ エンドゲーム Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
アッセンブル
映画を見て以来意味もなく アッセンブル と使いまくりたくなる本作。
長年続いてきたシリーズのひとまずの完結ということで、そこまで熱心なマーベルファンでなくとも必見なのは間違いない。恐らく50年後とかに 映画史 というものの話をするときに必ず マーベルシネマティックユニバース の話は語られ続けているだろうし、このシリーズと同時代に生きているっていうのは大げさな話 黒澤明 とか 小津安二郎 と同時代を生きていた級にラッキーだと思う。
映画自体は簡単にまとめると タイムトラベルもの というジャンルだったと言える。 劇中登場人物自身もツッコミを入れていた通り、この仕掛けが入るとどうしても じゃあそもそもこうすればいいじゃん? みたいなモヤっとしたものがどうしても生まれてしまうので、最初は その方向大丈夫かな… と気になったけど、長年シリーズが築き上げてきた腕力で無理やりお話を成立させてたので最終的な印象にはそこまで影響は無いと感じた。
あとはこの 過去に戻る という仕掛けが、そもそもこのヒーローの根底に流れているものは何だったのか つまりは アベンジャーズとは何だったのか という視点を映画にもたらしているので シリーズ完結編 という位置付けのこの映画にはいい方向に働いていたと思う。
(無理やりだけどね)
あとはなんといってもクライマックスのアッセンブルシーンのカタルシス! 映画史上最も豪華な大集合シーンじゃなかろうか。いいともの最終回に人気芸人が一堂に会した時のような というとスケールが大きいんだか小さいんだかわからないけど、とにかく画面中 主役 だらけで口あんぐり。
この瞬間のためにこの10年近くこのシリーズは続いていたわけだから、もうあのシーンだけでこの映画は完全勝利している。
エンドロールのキャスト紹介で、特に初期アベンジャーズメンバーだけ特別枠な紹介になってたけど、最後の最後に彼が出てきた時には思わずホロリときてしまった。 やはりこのシリーズは彼が主役だったんだ…
ありがとう そしてお疲れ様でした
今後あの少年が意思を継いでくれるのかな…