「スタークとキャプテンの道」アベンジャーズ エンドゲーム くろんさんの映画レビュー(感想・評価)
スタークとキャプテンの道
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個人的にこの映画で1番『良かった』と思えたのはトニーと父親であるハワードの会話であった「自分を犠牲にしてまで〜」のくだり
これを聞いたトニーは【父親と同じく自らを犠牲にする道を歩むことを決断する】
これが非常に魅力的。
しかしこの話には、「自分を犠牲にしなかったスティーブの存在」が大きく関わる
皮肉にも大義のために自己を犠牲にする必要は無いよ、という話を聞いたトニーは世界を守る為に死を選択し、その場に居合わせたスティーブこそがその言葉に最も心を奪われていた
シビルウォー以来一切の心を違わせていたトニーとスティーブ
お互いを1番理解していたからこその決別と和解
このエンディングはトニーとスティーブの絆を象徴させたように思えてならない。
パーフェクトでした
ただ一つ、これだけ言わせて。
サノスという極めて魅力的な絶対悪という存在。インフィニティウォーではキャラクターを奥の奥まで掘り下げて「サノス」という人物像を浮き彫りにしていた。彼は歪んでいつつも揺るぎない正義感を持ち世界から恐怖される事を理解した上で自らの思想を執行する揺るぎない信念を持つ人物
「そのままのサノス」を叩きのめしてこそのアベンジ、であったような気もする
ただの殺戮マシーンの状態のサノスを指パチンっで一掃、というのはあまりにあっさりだったかなぁ、という0.5分のマイナス評価
とても楽しめた。最高の映画をありがとう
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