「アベンジャーズ アッセンブル!!!」アベンジャーズ エンドゲーム Kenjiさんの映画レビュー(感想・評価)
アベンジャーズ アッセンブル!!!
アイアンマンから始まるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの全22作品の最終作にして、アベンジャーズシリーズの4作品目にあたる壮大な完結編。
前作アベンジャーズ3「インフィニティ・ウォー」の続編にあたり、前作で宇宙の帝王サノスによる、全6種の無限石(インフィニティ・ストーン)を装着したガントレットによる指パッチンによって、宇宙中の半数の生命が死滅してしまった。ヒーロー達も例外なく死滅し、残されたヒーロー達でリベンジを開始する。
●悪かった点‥‥タイムマシーン、タイムトラベル物のご都合展開になる(それ以外にあの展開は変えようがない)と予想していたが予想通りだった。それでもトニー、スティーブやソーが、過去で最愛の者達に出会えた場面は良かった。だが過去までのくだりが長く、最終戦までに辿り着くまでが正直辛かった。あと、ハルクがなんかハルクらしく無くなってしまっていて、人間味が増してしまい魅力が激減してしまっていた。自分の思うハルクは怒りの狂戦士で、前作のサノスに負けた屈辱をハルク無双でやっつける、まで行かなくても怒りのワンパンのシーンくらいは観たかったなと思いました。ハルクはやっぱり野獣でないとハルクじゃない。あとヴィジョンも最終戦に登場して欲しかった。過去を変えたので、ヴィジョンは生まれてこない設定に変わってしまったのは理解していますが、ヴィジョンとワンダの共闘のシーンもファンとしては欲しかったです。残念。あと指パッチンの法則がイマイチわからない。ハルクの指パッチンでヒーロー達が生き返ったのも理解が出来ないが、最後のアイアンマンの指パッチンでサノスとサノス軍団だけが死滅してしまったのも意味がわからない?説明が欲しかったです。
○良かった点‥‥最終戦は良かった!熱かった!これを観たかった!始めのサノスvsビッグ3(アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー)戦は激熱で、今までアイアンマンとソーの強さに影を潜めていたキャップが覚醒して、サノスと死闘を演じたシーンはキャップ最強最大の見せ場になりました!キャップはやっぱりカッコいい!!そしてキャップが孤高にサノスの大軍団を見つめ絶望、からのヒーロー達大集合!!は感動に震えました!やっと、やっとここまで来たか!いよいよ最終盤、という気持ちでした。女性ヒーローが大集合したシーンも良かった!そしてアイアンマンの最後。この物語はアイアンマンに始まってアイアンマンで終わる作品だったんですね、悲しい。シリーズの最終を飾るに相応しいシーンだ。でもやっぱりアイアンマンはいつまでも活躍して欲しかった。最終戦もっと観たかったなぁ。
そしてなによりなにより、一番一番良かったのは、アベンジャーズ全員集合してからのキャップによる「アベンジャーズ、アッセンブル!」これには魂が震えた!やっと聞けた!この名台詞は何故言わないの?とアベンジャーズシリーズを観てきて疑問に思っていたんですが、ここに来て、ためにためて最後の最後まで残してたんだな、と作り手のこの台詞の重要性とこだわりを熱く感じました。
あの名台詞をまた聞きたくてまた観に行く(笑)
11年間本当にありがとう!楽しませてもらいました。これは映画史に残る壮大なヒーロードラマだ。これがニューアベンジャーズシリーズとしてこれからもまだまだ続いていくと思うと胸の震えが止まらない。
トニー、キャップありがとう!このシリーズはストーリーも良いけど、配役、キャスティングが最高!俳優を選別している人が神だ!