「ありがとう、アベンジャーズ」アベンジャーズ エンドゲーム 映画大好き人間さんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう、アベンジャーズ
日本公開終了、そしてファイナル上映で自身もラスト鑑賞を果たしたので、5回鑑賞分を1つのレビューにのこします。
まず始めに、3時間2分という限られた時間に、我々ファンが求めていたもの、そして10年間の集大成を上手に、無駄なくまとめあげた監督ルッソ兄弟に敬意を表したい。
さて、本作品の時系列に沿って、感じたことを記していく。
冒頭、クリント一家が家族の時間を過ごす最中、無惨にもクリント以外が塵になるところから始まる。
初見時、こんなにも絶望的な始まりはあって良いものなのかと大ダメージを受けた。
その後トニーネビュラの宇宙シーン。
流れている音楽(Mr.phamtasy)とゲームをして遊んでいる描写から、あまり悲劇的ではないのか?と一見感じるが、トニーは死を覚悟していた。
ペッパーに遺す言葉に「最近すぐに眠たくなって」というものがあったが、アイアンマン3でのトニーは寝るまも惜しみアーマー作成をし、驚異に怯えゆっくりと眠ることも出来なかった過去がある。
そう考えると、驚異が無くなったというよりは、驚異を無くす必要が自分にとって無くなったと捉えたら良いだろうか。
そして、地球に帰還。
トニーはキャップとシビルウォー以来の再会を果たす。
もう、これだけでも感動。
その後、石奪還のために農業夫サノスを素晴らしいチームワークで倒す。
キャップとブラックウィドウが後から入ってくる感じは正直カッコよすぎた。
5年の月日がたち、ヒーローたちはそれぞれ別の場所で活動をする。
キャップが本部を訪れ、ナターシャと話すシーン。
ナターシャが発する言葉ひとつひとつが、ナターシャとしてだけでなく、スカーレットヨハンソン自身もが言っているように感じ、感動した。
モーガン、愛らしい。
アントマンが帰還し、希望が見える。
過去に戻り石を奪還する、タイム泥棒計画。
これまで全作品を追ってきたファンからするとただでさえ高揚しているが、この辺りからさらに興奮をさせられる。
そして、過去に行く直前のキャップの言葉。
あれは震える。最高。
その言葉の直後に、ナターシャが「1分後」と言うが、先を知ってから見ると悲しすぎる。
なぜなら、唯一彼女だけが、1分後に戻ってこれないのだから。
2012のNY、2013のアスガルド、2015のモラグ、1970のニュージャージーは小ネタが散りばめられ過ぎて、情報過多極まりない。
終盤。
これは避けては通れない、キャップのムジョルニア持ち上げシーン。
あんなにも綺麗に鳥肌が立ち、興奮するシーンというものは、これまでもこれからも、多くは無いだろう。
そして、これまた避けては通れない。
アベンジャーズ アッセンブル。
初見時、自分は昇天間際、もはや昇天していたのかもしれない。
もうこのシーンについては、言葉では表しきれないほどの興奮と感動、その他様々な要素がつまっている。
実際に見た各人が胸に、心に、頭にいつまでも残しておこう。
そして最後の最後、エンドクレジット。
こんなにも、芸術的、そして感動的なクレジットはあっていいのか。
クレジット時に流れていた音楽、「Main On End」のみでも涙が出そうになる。
長々と記したが、こんなものは伝えたい、共有したいことの5%程。
こんなにも自分が熱中できるものを提供してくれ、素晴らしい感動を与えてくれたMARVEL、そしてキャストに拍手を。
ありがとう、アベンジャーズ。