「MARVELを愛して良かった。」アベンジャーズ エンドゲーム S25-Y19さんの映画レビュー(感想・評価)
MARVELを愛して良かった。
アイアンマンから始まり、キャプテンアメリカ、ハルク、マイティ・ソー、アベンジャーズとアベンジャーズ系のマーベル映画を全て見てきたけど、それらのストーリーに終止符を打つ上で良い終わり方だったと思う。
インフィニティーウォーでサノスに殺された人々はなんらかの形で生き返るんだろうとは思ってたけど、まさかタイムトラベルでストーンを集めるとは思わなかった。そして、何よりトニーとナターシャの死には涙無くして見ることが出来なかった…
過去に戻ってストーンを集める展開になってから、ソウルストーンをどうやって集めるつもりなのかとそればっかり気になっていたけど、ヴォーミアにバートンとナターシャが向かって、初めはバートンが死ぬのかと思ったらナターシャだった…さらにストーンをそれぞれ元の時間に戻すことでナターシャも戻ってくるんじゃないかと期待したけど、やっぱりそうはいかず…(まぁ戻ってきちゃったらそれはそれでちょっとガッカリだったけどね笑)
そして…トニー…
自分にとってマーベル映画の象徴で愛してやまないキャラクターだったトニーが…ペッパーがトニーに寄り添った時、そして、トニーを追悼したあとお腹がすいたと言うモーガンにハッピーが何が食べたいかと聞いた際に「チーズバーガー」と答えた瞬間に大号泣涙涙
初めて見たマーベル映画で何十回と見てきたアイアンマンでトニーがテロリストから逃げてきた時に真っ先に食べたいと主張したのを思い出して涙が止まらなかった
さらに、映画公開前にアベンジャーズからの卒業を表明していたキャプテン・アメリカの退き方には感動した
なんてキャプテンらしく美しい終わり方なのかと嬉しくも悲しい感情でいっぱいだった
シールドはサムに引き継がれたけど、ムジョルニアがどうなったのかちょっと気になったけどね笑
戦闘シーンにはやっぱりハラハラドキドキが尽きなかった
キャプテンvsキャプテンも面白かったけど、
やっぱりサノス軍との総力戦のシーンでは鳥肌が止まらなかった
サノスvsアイアンマン、キャプテン、ソーでキャプテンがムジョルニアの使い手として覚醒したシーンや生き返ったティ・チャラ率いるワカンダ軍やサム、ワンダ、ドクター、ピーター、アスガルド軍の登場時には叫びたくなる気持ちを抑えるので精一杯だった
ただ一つ言うならば今まで非戦闘員だったペッパーがパワードスーツを着ているとはいえ、強すぎないかって思っちゃった…
個人的にはホームパーティプロトコルの再現で、何体かアイアンマンスーツが出てきて、さらにはジャービスが復活(あくまでヴィジョンではなくて、AIのジャービスね)してくれたらよかったかなぁなんて思ったりしたかな笑
あとはキャプテンマーベル…サノス軍の戦艦?を破壊したり、兵隊を瞬殺したりと圧倒的な戦闘力を見せつけたのはいいんだけど、あとから登場だし、肝心のストーン争奪戦ではサノスからストーンを奪えず投げられちゃうし、ちょっと不完全燃焼だったかな…
ってかサノスやハルクでさえあれだけの損傷を受けて、スーツを着たトニーが死んでしまうくらい、衝撃的なストーンの代償をキャプテンマーベルがやったらどうなるのか…あるいはパワードスーツを遠隔で動かして…それこそホームパーティプロトコルの時みたいにスーツがジャービスの管理下で単体で動いている状態で使ったらどうなったのかと色々考えてしまったけど、シリーズの完結方法としてはアベンジャーズの主力であり、サノスの一件後、多くのものを得て、唯一と言っていいほど幸せな生活を送っていたトニーが犠牲になると言うことで悲しくも綺麗な形だったのかもしれない。
核ミサイルごとワームホールに吸い込まれた「アベンジャーズ 」、宇宙からの侵略で悪夢に苦しめられて、狂ったようにスーツを作っていた「アイアンマン3」、世界を宇宙から守りたい一心で作ったウルトロンが暴走して多くの犠牲を出してしまった「エイジオブウルトロン」、ソコヴィアの一件で多くの犠牲を出してしまった苦しみとキャプテンとの対立で苦しんだ「シビル・ウォー」そして、ピーターを失い、サノスとの戦いで圧倒的戦闘力で負けた「インフィニティーウォー」と何かと苦悩してきたイメージが強かったトニーが、地球を守るために犠牲になると言うのが凄く考え深かった
エンドロールの後に何も映像がなかったことで、まさに「エンドゲーム 」なんだなって思って、喪失感が半端なかった…
しばらくは燃え尽き症候群になるかもね笑