「至福の3時間」アベンジャーズ エンドゲーム snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
至福の3時間
本作を観る一週間前から食事制限と体調管理をし、3時間のトイレを我慢できるよーに、トイレは常に3時間はしない訓練を重ね、ネタバレテロに合わぬよう、数週間前から予告編を含むネットからの情報を拒絶、TVも民放局の視聴を一週間やめてのぞんでの鑑賞。
本作はアベンジャーズ第1期生の感動の卒業式。そしてMCU10年の集大成。
物語の前半はドラマ要素を丁寧に描いており、テンポとしては前作「インフィニティウォー」よりも緩やかな印象。タイムマシンのネタが出て来てからは少々安っぽくなってしまうのではと若干不安に思いきや、ファンならば特別な想い無しでは観れないMCUの10年を振り返りながらの後半への展開には、そんな不安もいつの間にか消えていた。
その流れからの後半のバトルは可能な限りこれまでMCUに登場したキャラクターを出演させたのはそれだけでも凄いし、一つの画面にそれが収まっている事だけでも大号泣。こんなに凄い絵面は今まで観た事がない!
特に前作で消されてしまったメンバーが参戦してからのバトルシーンには、これ以上ない幸せを味わうことができる。
全てが終わった後の感動の第1期生の卒業式も、とても丁寧に描かれ、ぬぐってもぬぐっても涙が止まらない。
とにかく卒業していったメンバーには本当にお疲れさまと言いたいし、残っていくメンバーには是非とも今後のMCUを盛り上げて行って欲しいなと思った。
MCUという一つのブランドで10年という長きに渡ってここまで最高のエンターテイメントを作り続け、観客を楽しませて続けてきた事は映画史に偉大な功績を残したのは言うまでもない。
長年映画を観てきてこんな幸せを味わえた事に感謝したい。