「END」アベンジャーズ エンドゲーム ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
END
なにから語ればいいのか。
まず、3時間という長尺で心配だった膀胱との戦いは、まったくの杞憂に終わりました。内容が濃く、開始十分でいきなり度肝を抜かれ、残り2時間50分どうするの?! と、すっかり作品にのめり込み、それどころではありませんでした。
ネタバレ無しで語れるわけがありません。
それほどに濃く、期待を次から次に超えいく脚本でした。
これ以降は完全にネタバレです!
観た方たちと、ただただ共感したいが為に、よかったところを列挙していこうかと思います。
1. いきなりのサノスdead
なんですか、これは。
前作であれほど苦戦し、敗北した相手が、今度はあっさり離脱。誰が予想できますか。これで先の展開がまったく見えなくなりました。
2.子供がかわいい
人口が半減した世界で五年が過ぎ、スタークとペッパーの間に生まれた女の子がかわいすぎました。
終盤のバトルシーンで、弱ったスタークが映るたび、あの子のかわいさが脳裏にちらつき、より深い感動が味わえました。
3.なにしてん、ソー
5年後の世界で、あまりにも不甲斐ない姿になり果てて登場した、ソー。海辺の町で暮らしていても、アクアマンとはえらい違いでしたね。
最後の最後であのような見た目で演技をすることになったクリスは、脚本を読んでいったいどう思ったのでしょう。爆笑でもしたのでしょうか。
4.タイムパラドックス? なにそれ?
物理学だの粒子力学だのといった知識はまったくないので、科学的にどう間違っているのかわかりませんが、そんな疑問すら鼻で笑ってすませたような潔いタイムトラベルには、呆れるのを通り越して、とにかく馬鹿馬鹿しくて笑えました。
5.過去との邂逅
スタークとスティーブの、親や恋人への想いを一緒くたに叶えるとは、なんて粋な計らいなんでしょう。
6.全員集合!
サノス軍の襲来に合わせての、ヒーロー大集結には、当然のことながら、胸が熱くなりました。前作で消されたメンバーはもちろん、ヒーローたちそれぞれのパートナーも集結するわけですが、まさかペッパーまで参戦するなんて、予想外すぎます。
7.盾と槌
やりすぎだと非難されてもおかしくない展開ですが、もうここまできたらなんでもありです。まさかキャップがミョルニルを振りまわすシーンがあるなんて。ただの強化人間が、とうとう神の域にまで達しました。
8.スターク……
あなたが、アイアンマンだ。
9.キャプテン……
お疲れ、キャップ。
……
他にも、数々の小ネタ、感動シーンばかりで、全部あげてたらきりがありません。
アメリカらしい、差別への配慮もありましたが、とにかく素晴らしかったです。
落ち着いてきた頃に、もう二、三回は映画館で観ようと思います。
ありがとう、アベンジャーズ。