私を忘れないでのレビュー・感想・評価
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【”交通事故に遭った男が、事故前の10年間の記憶だけ失くした訳。”今作は、切なく哀しくも、”どんな事が在っても、一度愛した人を愛する気持ちは変わらない筈”という事を伝えるラブストーリーである。】
■交通事故に遭い、10年間の記憶を失った弁護士ヨン・ソグォン(チョン・ウソン)。治療を受けている病院の待合室で、自分を見てなぜか涙を流している女性キム・ジニョン(キム・ハヌル)に彼は声をかけるが、ジニョンは何故か逃げていく。
だが、徐々に打ち解けてふたりで一緒に住むことになり、幸せな日々を築いていく。そんな中、ソグォンが少しずつ記録を取り戻していく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・最初は、やや親しくなってからキム・ジニョンがヨン・ソグォンの家に押しかけ、!”一緒に住む!”と告げ、その申し出を不通に受け入れるヨン・ソグォンの姿に、やや違和感を感じる。そんなに、簡単に受け入れるかな?知り合ったばかりなのに・・、とね。
・キム・ジニョンを演じるキム・ハヌルは、流石に韓国のラブコメ女王と言われていただけに、柔らかい演技をする女優さんである。
・チョン・ウソン出演の映画は、何本観たか分からないが、韓国トップスターであるだけの魅力を今作でも発揮している。因みに、製作にも関わったそうである。
■事故前の弁護士ヨン・ソグォンを知る人達の言葉から、彼が徐々に事故の記憶を取り戻していく姿や、事故で大怪我をしたのが自分だけでなかった事が分かるシーンは可なり切ない。が、ややストーリー展開が雑な気がしたのも事実である。この辺りが、日本での正式上映を見送られた理由ではないかな。
けれども、ヨン・ソグォンが全てを思い出した時に、その悲しみを忘れるために、【脳内で強制的にキム・ジニョンとの全ての思い出を消してしまうシーン】は切なかったな。
<それでも、キム・ジニョンは、ヨン・ソグォンに自分の記憶を刻印させるために、敢えて彼の得意な数字の記憶力を頼りに、ヨン・ソグォンの昔の住所から、学生時代の様々な番号を記憶させようとするシーンは、切なくもキム・ジニョンのヨン・ソグォンに対する想いが伝わって来る作品である。>
定番!記憶喪失(笑) 10年間の記憶を失った男に彼女が出来た。なん...
定番!記憶喪失(笑)
10年間の記憶を失った男に彼女が出来た。なんとも訳アリな感じだ。徐々に明らかになっていく2人の過去…
都合のいい記憶喪失に感じる違和感。あゝ私も嫌なことは都合よく忘れたい(笑)
美男美女は良かったが、うーん、なんとも微妙なお話でした。
J:COM
ラスト30分の展開
チョンウソン扮する弁護士ヨンソグォンは記憶喪失になり自分を警察に失踪者として届けた。ある日、キムハヌル扮するキムジニョンなる女性と病院で出会った。
ヨンソグォンが10年もの記憶喪失に陥ってた事からプライベートも仕事での裁判の顛末も母親とのやり取りも全て消化不良のまま展開されていったな。ラスト30分で事の真相が分かったと言う感じであるが、記憶喪失って恐いよね。自分が誰かも分からず、側に寄って来る人も分からず、何を信じていいのか不安だろうな。
そんな事言いながらも今でも突然「久しぶり!」なんて言われて挨拶されても果たしてこの人誰だったかななんて事はたまにある話なんだよね。久しぶりって言うなら名乗れよと思うが、これも自分がボケの始まりかもしれんな。
二度の結婚
わぁ~ という展開でした。
こんなことがあるなんて
全く読めなかった。
記憶が無いことが 記憶を戻らないほうが
しあわせであることを。
終盤にかけて記憶が戻ってきた時の
彼の哀しみは計り知れない。
二人は幸せに暮らすことは……できない
失踪者は私です
大事故にて自分が弁護士だった事を忘れて、記憶喪失から10ヶ月後記憶を徐々に取り戻していく主人公ソグォン。
序盤は期待薄でした。ハイ。
前半から伏線があり、もしかしてを予想させる作り。
訳ありの女性ジニョン。
私は開始20分、主人公の加害者は彼女だと思っておりました。ハイ。伏線に騙されました。
男女2人の付き合いは運命的と思っていたが、既にそれは終わっており、映画はもはや宿命。
後半ソグォンの過去が明らかに。ジニョンの過去も。
全編通して「記憶」というキーワード。
愛する人、好きな人、その人の事なら出生年月日、学生番号、幼い頃何処に住んでいたか、何をしていたか。
相手を想う気持ちなら大切ですよね。
逆に自分の記憶を持っていてくれる相手、大切さが分かる。
無難な展開ですが、伏線をあえて犯人扱いしなかったこの作品を評価したい。
まだ小さな子供を持ち、ある年数が経過した夫婦の方に観てもらいたいな。
今ある時間を大切にしたいと絶対思うはず。
これからの為に。
私的には掘り出し物でした。2回目鑑賞だとまた違う感じで楽しめる。
主人公2人の演技が良かった。
「私を忘れないで」、、、はい、忘れませんよw
10年を喪失した家族の物語です。
予想外の展開
自分で失踪届を出すオープニングに引き込まれる。
それにしても自分の職業が弁護士であることも忘れているとは、何かサスペンスが始まる予感さえする。ソグォン(チョン・ウソン)は自分の周りのことさえ思い出せないでいるのに、彼女となったジニョンについても謎だらけ。法律は全部覚えているから日常業務に差支えないらしいが、失踪事件の案件だけ取り組むものの、全部忘れてしまっているのだ・・・こんな弁護士に頼めないな(笑)11歳の時に死んだと思っていた母親が急に現れ、また死んだという摩訶不思議なエピソード。絶対にミステリーだろ!と思わせておいて、ジニョン(キム・ハヌル)の純愛モノへと変化する。
二人は結婚するための準備にとりかかるが、式の証人を同僚に頼んだところ、妙な顔をされるのだ。ソグォンにとっては謎だらけとなるが、すべてを知るCAのジニョンは幸せそうで、二人でオランダ移住計画も立ててしまうほどだ。
終盤、実は二人は10年間結婚生活を送っていたという記憶が甦る。しかし、ウンドンという息子がいたことも思い出したソグォンは気が狂ったように探し回る。交通事故の際、息子は即死していたことを知り、再び彼の脳は闇に閉ざされてしまうのだ。やがて自らの意思で10年分の記憶を閉じ込めてしまい、再入院後には自分が誰だったかも忘れてしまう。
前半は前向きな明るい記憶喪失といった雰囲気だったが、後半には暗く、記憶と葛藤する主人公が可哀そうで仕方がなくなってしまう。残りの人生を記憶を取り戻したり、また記憶喪失になったりと繰り返すのかと想像すると不憫でならない。そんなソグォンを懸命に支えていこうとするジニョンの純愛にも涙するはずだ。
記憶を失うのには理由がある
「MUSA」「私の頭の中の消しゴム」などのチョン・ウソンが主演です。
10年間の記憶を失った弁護士という設定です。そんな中で出会う女性と時間を過ごすうちに記憶が戻り、違和感が出て来るのですが・・。
主人公二人が突然夜を明かすのですが、展開が唐突でまるで「夢」のようでした。主人公の気持ちをもっときちんと伝えて欲しかったです。
「記憶を失うのには理由がある」わけで、一生戻らない方が幸せなのだと思いました。
チョン・ウソンが年を重ねて、渋くなって、ますます素敵でした。
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