ひるね姫 知らないワタシの物語のレビュー・感想・評価
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「デイドリームビリーバー」に乗せたエピソードも本当に良かった
神山健治監督作品。 キャラデが瑞々しく作画も良い、あと方言が何気に心地良いですね。 現実と夢の冒険がリンクするような展開、それが思いの外心地良いのです。 巨大ロボもデザインといい操作系統などアナログ感も素敵。 何というかロマンに溢れていますね。 そしてしっかり描いていたのは親子の絆。 クライマックスの後、皆が手を取り合ったシーンはかなり胸に来ました。 エンドロールも素晴らしく、「デイドリームビリーバー」に乗せたエピソードも本当に良かった。 また清志郎(によく似た人)の歌詞がすごいぴったりで、もう涙出ちゃいますよ。 これは本当劇場で観たかった、素晴らしいエンタメ作品でした。
SFとしてもファンタジーとしても破綻
主人公がただ昼寝して移動しているだけ。
事態は勝手に変わっていく。
そこならなんの決断も成長もないので画面はやたらと派手だけど果てしなく単調。
警察が民事介入して良いのだろうか? 主旨が寝ぼけた話なのに、何でこ...
警察が民事介入して良いのだろうか?
主旨が寝ぼけた話なのに、何でこんな複雑なストーリー展開を作ってしまうのだろう。
攻殻機動隊、パトレーバー(篠崎重工が志島自動車)エヴンゲリオン、天空の城ラピュタ、サマーウォーズ、と色んな話が登場するが、アニメションの背景自体が普通なので、独特の世界観が全く無い。(プペルや帝国少年の様な背景ならば)
しかも、所詮『水戸黄◯』に過ぎず、チャンネルが違うだろって思ってしまう。
そうさ!
『人生楽ありゃ苦もあるけど』
『人生って短いんだ!』
何なんだこの展開は!
自動運転なんて、もってのほか。
その前に、レシプロエンジンなんて五月蝿い物は、考え直すべきだ。
電柱の地中化が日本では叫ばれるが、ヨーロッパのいくつかの(多くの)都市ではトロリーバスが全盛期のようだ。この国(大日本)では、60年くらい前になくなっているようだが。
桃太郎の残りの『猿』は最後の歌で分かった!
それと、白日夢とチャンネルナンバー4を思い付く世代は僕の世代だけ。この歌は忌野清志◯さんだね♥
巨大ロボットのあの世界は何だったのか、謎過ぎて心つかまれました
TOKYOオリンピック前が舞台...『AKIRA』を彷彿とさせる場面もあります。夢の中には国王が存在していて、古代文明のような雰囲気も感じる魔法が存在する世界で見応えがあります。 水色のぬいぐるみ「ジョイ」と水色のマシン「ハーツ」...かなり好きなキャラクターです。 ハートランド王国の姫エンシェン...カッコいいと思いました。登場するシーンはワクワクします。後半は意外な展開になり興奮しました。 鬼と戦う巨大ロボ「エンジンヘッド」...デザイン、動き方、羽が出てくるシステム等、仕組みが不思議過ぎて大好きです。ロマンです。 夢と現実の境界線の曖昧さ...よくわかりませんが、なんだか深そうで面白いです。 生活感...食事はしますがトイレに行きませんでした。寝るシーンと目覚めるシーンはありました。 森川ココネ(高畑充希)...前半セリフが聞き取りにくかったので字幕を付けて視聴しました。青春映画らしくクライマックスで走っていました。ココネが歌うエンディングに流れる主題歌『デイ・ドリーム・ビリーバー』がとても良いです。
「機械の巨人よ、自らの意志で鬼と戦え」
パリオリンピックや夏休みの影響か、このタイミングで配信が開始された。今の時代に必要な、メッセージ性が強い作品。配信開始を待っていた。
冒頭から何度も登場する翼のエンブレム。モデルとなった自動車メーカーがあるとすれば、それはT社やN社ではなく、H社だと思われる。H社とハートランド王国のイニシャルは共に「H」。もしT社がモデルだったら、王国はもう少し実験都市っぽいテイストになっていただろう。ちなみにそれで言えば「アイの歌声を聴かせて」という作品がそんな感じで、あれも母親が天才エンジニアという設定だ。
そして、H社のスローガン「The Power of Dreams(夢の力)」には、夢は現実を変える力があるというメッセージが込められている。CMで刷り込まれて覚えている人も多いだろう。
この作品にはロボットやビジネスジェットが登場するが(ビジネスジェットは渡辺のセリフとして出てくる)、これもH社が実際に手掛けてきたことだ。ASIMOやHondaJetがその例だ。ASIMOの開発経緯はよく知らないが、HondaJetの独特且つ意外にも実用的なデザインは、エンジニアの藤野氏が夢の中で思いついて、周囲の反対と外部からの嘲笑にもまれながら実現したものだと言われている。研究開発の世界でおおっぴらな嘲笑なんて実際なかなかない話だが、専門家から見ると相当に奇抜な話だったらしい。
もしかすると、H社がスポンサーなのでは?と疑問に思い調べてみたが、それらしい情報は見つからなかった。よく見るとマツダの車もいい感じでちょくちょく出るのでH社はそれほど関係ないのかもしれない。
仏壇に供えられたキュウリの馬を見て、「お盆には早くない?」とココネが疑問を呈するシーン。この演出には意図が感じられる。父親であるモモタローが、亡くなった妻イクミに対して「今日はお前に話がある。お盆はまだ先だが今年は早く帰ってこい」と語りかけているのだろう。その後、モモタローはタブレットを持って墓に向かう。
もし仮に、こういう場面があったとしたら。映画の最後に、墓前で手を合わせて「無事に片付いたよ」と報告する2人の前に、イクミが精霊として現れて、「約束どおり、ピンチから救うために帰ってきたよ」と言えば、誰もが理解しやすいエンディングになっただろう。つまり、すべての奇跡は、亡くなったはずのイクミの力によるものだったと。ココネが高3の夏になって意味ありげな夢をよく見るようになったのも、天から見守っていたイクミがそうしていたから、と。
しかし、そのような演出がなくてよかったと思う。
種明かしをしないことで、「世の中には不思議なこともある」という、ふんわりと後味の良いエンディングに仕上がっている。当作品はリアル志向で、奇跡は否定しないけど、ファンタジーを物語の軸にしていない。モリオは不思議な夢を見たこと自体を否定しないが、夢の中ですら「俺はリアリストだから」と言っている。だからこそ奇跡が引き立つ。神山監督は、こういう引き算演出がとてもうまい。
それにしても、緊迫した高層空間を切り裂くように派手に登場したハーツにはビリビリと痺れた。ハーツはモリオの命令を無視して東京に現れ、ココネの命を救った。まるで自分の意志で行動しているかのようだった。「帰れ」と指示されて向かった先がなぜ東京だったのか、それは自由に想像するのがいいと思う。自分なりの合理的な想像はあるが、ここでは書かない。
時々映る自動運転のナビゲーション画面をよく見ると面白い。デバッグ表示になっており、プログラミングコードがそのまま背面に映し出されている。ファームウェアのバージョンを見ると、ハードウェアとの連携の模索を200回近く繰り返したことが伺える。
エンシェンがジョイに初めて魔法をかけるシーンでは、タブレットのコードをよく見ると、緯度経度を基に動かそうとしていることがわかる。ちなみにエンシェンが入力しているのは普通の文章であるプロンプト文で、それを解釈してプログラミングコードを生成している感じになっている。生成AIといえば2022年秋のChatGPTが初めてだが、この作品は2017年の春だ。神山監督の想像力はヤバい。
「奴らが狙っているのはオリジナルのコードだ」という話が何度か出てくるが、これはプログラマーでないと分かりにくいかもしれない。コンパイルされた実行ファイルは簡単にコピーして使えるけど、設定で対応できる車種が限られている。新開発の車でも動作するようにパラメータを追加して修正するにはオリジナルのコードが必要。隠していたわけではなく、プログラムコードというのはそういうもの。
だったらモモタローに相談してコードをコピーさせてもらえばいいが、そもそも会社を乗っ取ろうとしている渡辺は田舎町のエンジニアなんかに意図を知られたくない。コードだけでなくドキュメントも大量に保存されているだろうし、本人のメールのやりとり履歴も参考になるだろうから、タブレットごと欲しい。頭が悪い悪党が考えそうなことだ。
「鬼」は、慢性的な停滞が目につく日本企業に対する、世間の厳しい声の象徴だ。日本企業はハードウェアには絶対の自信を持っていたが、このままだと淘汰され、旧車マニアにしか見向きされなくなる。考え方が古すぎるのだ。変えるべきとは理解していても、「今すぐ変えなくても問題ない」という曇った空気が分厚い。
鬼を煽るように、ベワン(渡辺)が呪文のようなものを送りつける。電線を伝ってるイメージなのでインターネットか。鬼の勢いはさらに激しさを増す。
巨大ロボ「エンジンヘッド」も、外見は最新鋭なのに、中では旧日本海軍のような軍服を着たパイロットが複数人で必死にペダルを漕いでいる。パイロットは自分の意志では戦えず、指揮官の指示がないと歩くことすらできない。その指揮官の指示だって、伝声管なんて古いものを使ってる。そして左足を動かすチームと右足を動かすチームが別々だ。
指示を出して「了解しました!」とか言ってる間に鬼の攻撃を受ける。そりゃそうだ。
「JTC」・・・企業の大小に関係なくしぶとく残る、日本独特の古い組織体質を皮肉った演出だ。
普遍的な値打ちを持つよいモノは古くてもいいが、企業である以上、守るべきものは守らなきゃいけない。真に守るべきものを守れてなくないか?企業には、関わる人の人生を預かる重い責任がある。
イクミが主張していたのは、単に「新しいか古いか」の問題ではなく、目指すべきものは変わらなくても、あり方は時代に合わせて変えていく必要があるということだ。車を作る側も、車に乗る側も、多くの人々の生活がかかっている。時代とともに変わる人々の生活に、古いものをそのまま愛する余裕のある人は少ない。そして、そのような人々もいずれは高齢になり、どれほど車が好きでも、思うように運転できなくなるだろう。人も時代も変わっていく。車を必要とする人のために車を作り続けていくには、変わり続けていく必要がある。
イクミは、そんな「鬼」に対して、作り手としての「ココロネ」を示したいという強い思いを持っていた。それは父親である「一心」から受け継いだものであり、娘には「心羽」という名前をつけた。「ココネ」と読む。
ココロネひとつで人は空も飛べる。
最近のH社のイメージCMを見てると、そんな気がしないか?
あのイメージCMで使われてるのは、洋楽っぽいけど、これもたしか何かのアニメで使われていた音楽だ。飛翔感を感じる、いい歌だ。
心斎橋のガソリンスタンドにいた人たちは実は味方だったが、こそこそと怪しげな振る舞いのため、モリオはハーツを囮にして追跡を振り切った。渡辺はココネの居場所を突き止めるのに四苦八苦していたが、ガソリンスタンドにいた彼らはハーツを通じてココネの動きを正確に把握していたフシがある。
新大阪駅でタブレットを使うシーンは、もう少し説明があればわかりやすかったかもしれない。SNSアプリで「そこにいろ」と投稿したのは渡辺だが、新幹線のチケットを用意したのはかつての仲間たちだ。ココネにとってはまるで魔法のタブレットだ。いっけん分かりにくいけど、「東のエデン」のノブレス携帯を連想するとピンとくる。神山監督ならではの演出と分かって楽しめた。
ココネは徹夜のマージャンに付き合い、「バイト代」をもらったが、それはほとんどガソリン代として消えてしまった。それでも新大阪に向かったノープランぶりがココネらしくて面白い。結局、何とかなったし、美味しいお弁当も食べられた。
ココネは新幹線の中でモリオから説明を受け、初めて祖父の顔を知る。そして東京に到着、祖父である志島一心会長と、公園で偶然に出会う。
こんな偶然の出会いがあるだろうか?
何者かに導かれたような、不思議な力が働いていたと考えるのが楽しい。
会長は、ジョイ(ココネが持っているぬいぐるみ)を見て、彼女が自分の孫であることに気づきつつも、気づかないふりをして昔話を始める。
「人生は短い」
「そうかなあ」
祖父と孫の他愛のない会話。二人が話をするのはこれが初めて。
じんわりと感じるものがある。片方は娘を、片方は母親を失っている。
複雑な思いはあるだろうが、血がつながっている二人が並んでいる。
研究に没頭してなければ死ななかったが、ココネが生まれることもなかった。
ココネは、祖父の長い昔話を聞きながら、いつの間にか寝てしまった笑
この映画は、三世代にわたる親子の物語でもある。
研究に没頭し事故で亡くなった母親。
父親らしいことができてない父親。
そうかもしれないが、この親にしてこの娘あり。
似ているのだ。それでよいではないか。
モモタローは、イクミが書いたコードを、志島自動車だけでなく国内の他メーカーにも解放した。イクミが正式にリリースできなかったコードは世界に委ねられた。なんなら、オープンソースとして公開してもよいかもしれない(話がややこしくなるので省略)
ハーツがベイマックスに似ているのは、デザイナーが同一人物だから。ベイマックスの世界観がつながっているように感じられて面白い。ベイマックスも大好きな作品だ。
高畑充希のネイティブな岡山弁(広島寄り)もよかった。
地方都市の小さな自動車整備工場で、志を持って仕事をしているエンジニアたちが、実際にたくさんいるのだろうと考えると熱い。こうした人々が、自動車に頼らざるを得ない地方都市の高齢者の生活を守るために活躍する時代が、すぐそこまで来ているのかもしれない。
付け足しで、渡辺(ベワン)について。自分の出世のために身内から手柄を奪い取って蹴落とすキャラだけど、現実にそういう人がいるかどうかは別の話。悪党だけど愛嬌たっぷりに描かれているし、物語を面白くするために差し込んだキャラとして見る。渡辺みたいな人が実際いたとしても、あの間抜けな性格なら勝手に自滅する。今の時代、さすがにそこまで腐ってない。
「志島自動車の自動運転車はオリンピックまでに完成しませんでした」
渡辺が最後に発した呪文の正体だ。送信先は誰なんだろう、文春の敏腕記者あたりかか?画面を止めてよく見てみると、呪文の下に、小さな文字で何か書いてある。近寄って見たら、どこかのニュースサイトっぽい掲示板のURLだ。つまりヤフコメの匿名野次投稿みたいなもの。何かすごい呪文かと思っていたが、知恵が足りないせこい男だ。というか神山さん、ここはもう少し分かりやすくてもいいと思うぞ。
ちなみに、今の日本の自動車メーカーは昔とは違うと思っている。最近は認証不正が取り沙汰されているが、あれはまた別の問題。
現実のバリオリンピック2024も無事に閉幕。作品としては、魔法の力で成層圏へ飛び立ったトリコロールカラーの新型マシンヘッドも印象に残っている。いいタイミングで感想を書くことができた。
他の方のレビューで「子供向け」との言葉をみましたが、その言葉が腑に落ちるような作品でした。
少女が、父親から託された謎のタブレットを巡る争いに巻き込まれる物語。 大したことのないストーリーを、夢の話を絡めて無駄にふくらました作品です。 メインストーリーは、亡き母親が書いた車の自動操縦のコードが入ったタブレットの争奪戦。現代劇としてみれば、法律論で決着がついてしまう問題でしかなく、何を右往左往しているのか意味が良く分かりません。 その意味が分からない部分を、夢の話で誤魔化しているように思えてなりません。 なぜココネが夢を観るのか?その夢が現実と係るのか?それが放置されてしまっているのも、その印象をより強くしてしまいます。 夢の話はなしにして、主人公の年齢を下げて、「母親探しの冒険」にしたら、それなりに面白い映画になったのかもしれませんが・・・ 最後に声優さんの力不足感も半端ないです。高畑さんは好きな女優さんですが、流石に聞いていられないレベルでした。 当然、私的評価は極めて低くなりました。
まず娘から自立しようや、お父さん
高校受験控えた娘に家事を一任させるわ、自宅で徹マンにつきあわせるわ、娘の進路に無関心で、自分の仕事しかキョーミなしの職人肌の父親。始終ムッツリ顔なのにSNSでは饒舌で命令口調。
ココネの友達が「お父さんと話さないの?」と言ってたけど、口下手な父親ってまんま昭和のガンコ親父。
「ウチビンボーだから夏期講習ムリかも」と娘に心配させる甲斐性ナシ父を「筋が通っててカッコイイ!」とか称賛しないで欲しい。
ただ単に家族と向き合わず、自分の好きな仕事に逃げてるだけでしょ。
その成れの果てが、イクコの父親だよね?
娘が大人になって自分と肩を並べると「女だてらに」と排除する。
世の中の女は「自分より劣った幼い娘」であり「父親=男が保護すべきか弱い存在」としか見てないんだよね。
イクコの父親の会議、男性社員ばかりで
女性社員は受付。典型的な男社会の日本企業だったね。
娘の進学に無関心で仕事一徹のココネ父とイクコの父も根は同じなんだよ。
技術も娘も独占したいって男の願望。
愛情じゃなく独占欲や支配欲、心底気持ち悪い。
綺麗事だらけのファンタジーで騙せるのは子供のうち。
親の愛は隔離ではない。
そして技術は生活が豊かになる為にある。
親の愛情と技術は独り占めせず、沢山の人に分け与えようね、という話ではないかと。
作画や演出が宮崎アニメ(コナンやラピュタ)オマージュで既視感モリモリ。
途中で寝てしまいました。なぜか夢の中ではオリンピックが開催されていました。
終盤、夢の世界でオニとエンジンヘッドが戦っていましたが、その間、現実世界ではどんなことが起こっていたのだろうか?かなり気になる。その夢の中で黒いチリが舞っていた様子がウイルスに思えてしょうがなかった。 オニやらモモタローやら雉田まで登場するのに、猿と犬は?などと気になってしょうがない。ウッキー(モリオの父)という登場人物が猿だとしても、犬がいないじゃないか!と気になって調べてみたら、やっぱりジョイが犬だったか・・・クマじゃなく。 ココネの昼寝のタイミングが絶妙だったために、寝る度にこちらもウトウトしてしまいます。自動運転の技術なんかは面白い設定ではあるけど、夢の中では自転車こいてるお父さんもいるし、自動がいいのか人力がいいのか、なんだか趣旨がよくわかりません。それだったら、東京オリンピックでも日本らしく人力車にすればいいじゃん!などとつまらぬことを考えてしまいます。 色んな作品で見たことのあるようなキャラばかりでしたが、終盤にどっちがどっちだかわからなくなるのも現代風のプロットなのでしょう。また、ヒゲの渡辺がタブレットを盗んだところでオリンピックには間に合わないとかのツッコミも無しにしときます。
さすが、神山監督!!
攻殻からのファンである神山監督の新作。 監督は長い間作品作ってなかったから随分久しぶり。サイボーグ009以来かしら? だからこそ、すごく楽しみにしてました、この作品。 で、話としてはすごくよくできてた。 アニメらしいキャラの生き生きとした表現もありつつも、単なるファンタジーとして逃げることなく、ちゃんと現実と折り合いをつけて着地させてた。 この辺りのレイヤー化された世界観の構築は、さすが神山監督です。 魔法やオニとは何の隠喩か?から読み解ける映画のメッセージとしても、新しいことに対するチャレンジを賞賛しつつ、今のネットやメディア界のクソみたいな状況に対する皮肉も忘れない・・子供向けでありつつも、大人が見ても十分楽しめる、そんな作品でした。 あと、バイクで二人が空飛ぶシーンがすげー気持ちよかった!!このシーンすごく時間かけて作ったんだろーなぁ。 主人公の広島弁もかわいかったね。 この世界の片隅で、も舞台は広島だし、今は広島ブームなのかしら?(笑) いやー、早く監督の次の作品が観たい!! これからも期待しています。
もう一度見たい名作
3年前に見ました。見たときからお気に入りで、最近予告編や主題歌、聖地巡礼の映像を見てもう一度見たくなりました。
後半が圧巻。謎が次々に解明されていき爽快。
クライマックスは他の作品と大きく違くて、2つの世界を行ったり来たりします。2つの作品のクライマックスを続けて見てる、いや同時に2つ見てるような感覚。
ぜひ見てほしい。
あと、高畑充希さんの声優、歌声もステキ✨
劇場で観た後、みんなポカーンとしてた。
劇場を出てからの、みんなの反吐がすごかった。そりゃ言いたくなるわ。 どっからどう始まったのか全く分からなく、説明もないから置いてけぼり感半端なかったのを覚えている。
今流行りの作風アニメ
現実と夢の中の異世界がシンクロしてストーリーが進む。 内容に混乱する事なく観られるギリギリのアニメ。 発想はいいんだけどなぁ😞 何と言ってもオリジナリティを感じられなかった。 キャラクターはおおかみこどもの雨と雪っぽい。 空を飛んだり、壁をつたったり、高い所から落ちるシーンの散見や緊張感は、まるで未来少年コナンというかジブリワールドそのもの。 終始パクリ感が拭えない。 日本アニメは世界一。 ジャンルは様々あるが、 このモチーフで攻めるなら、 もう鑑賞者をごまかせない。 肝に銘じるべし😤
好き嫌い分かれそう
ファンタジー要素が強すぎるのとストーリーのパンチがイマイチで自分は好きになれなかったです。 怒涛の急展開とかもなく淡々と話が進むのがもったいない メカのなめらかな動きにはすごいなあ、と思うくらいで、 エヴァやジブリっぽいところがちょいちょい入ってましたので、これで話の構成が面白かったら完璧だったと思います。 声優さんの声と絵の動きがなんか噛み合ってないなあってところも惜しい でも岡山倉敷の景色が綺麗に描かれてて素敵でした
意味付けがあまい
ちょいちょいジブリっぽさを感じました。 作画や雰囲気はよい感じでしたが、ストーリーの構成と意味付け(オチへのつなげ方というか…)があまいなと感じました。 惜しいというか…深い意味があるのかなと思えばそうでもないしアッサリな感じ…大人向けとも子供向けとも言いづらいストーリーでした。 メカデザインも個人的にはあまり惹かれず… 音楽がいいなと思ったら下村陽子さんでおおっ!となりましたが、もう一度観ようとは思わない映画でした。 映画館で見てたら多分途中でひるね姫になってました。
見て思ったのが賛否両論あるだろうなと思った
出身に近い方言なので個人的に絶賛! ただ主題である ひるね姫 について主人公が見ているゆめかそうでわないか、が曖昧になってくる 人によっては えっ?なに? ってなる人と あー今、現実と夢との境目かなとか イレギュラーって言うのか、柔らかい考えが苦手な人には難しそうな映画
実は巨大ロボットアニメ
2020年夏、倉敷市在住の高校3年生ココネは自動車工の父モモタローに旅行に行きたいと遠回しに提案するも、無愛想な父はガン無視。そんなココネは眠りに落ちるたびに自分がハートランドという国で幽閉されている王女アンシェンになっている不思議な夢を見る天真爛漫な女子だが、ある日父が警察に連行される事件が発生、父が残したタブレットが事件に関係ありと睨んだココネはたまたま帰郷していた幼馴染の大学生モリオを巻き込んで真相解明に乗り出すが、背後に謎の男達が迫り自分の夢と現実が次第に混沌としてきて・・・からのまさかの巨大ロボットアニメ。
紛れもない自分の分身でありながら同時に最もかけ離れた存在である娘との距離感がつかめない父のもどかしさを桃太郎伝説に被せる意外なトッピング。カリ城やナウシカ他の宮崎駿作品、AKIRA、ガンダム、エヴァ、ベイマックス、果てはギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』、『パシフィック・リム』からの影響も色濃く、エンドクレジットの映像と『デイドリーム・ビリーバー』を噛みしめていると涙腺があっさり決壊、お父さんの為の”高校生最後の夏休み”映画の傑作でした。
低評価の理由が分からない
あまりに低評価が多いのであえて星5つ。 増すゴミetcの裏側をよ~く知っていたりするのだが(近くで見てきたので)、こういうところもやっぱ、その手の工作があるのかなと。 ふつーに面白いので、おすすめです。 やたら評価されてたりする巨匠?の作品や有名どころより。
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