「意外と好きな映画」たかが世界の終わり(2016) tikuruさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と好きな映画
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とても映画通の映画っぽかったので気になり鑑賞。
この映画はとても難しく、なんと感想を言えば良いのか分からないがなんか凄かった。こう言ってしまうとざっくりしているが、まさにこの通りだった。99分という映画としては平均的な長さだが大きな事件が起きる訳ではなく、家族一人一人の心の闇が徐々に見えてくると言ったもの。
他の映画と違うなと感じたのは、結局この闇の部分は最後まで消化しきれず、挙句の果てに家族に死ぬことすら打ち明けられずに終わってしまう所。ここが妙にリアルに感じた。
最後の鳩時計から出てきた本物の小鳥が家の中を飛び回り、最後時計の中に戻ろうとしてその手前で死ぬ描写が主人公と重なって見えた。
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