「観た直後はポカーンやったけど」たかが世界の終わり(2016) トマトマ子さんの映画レビュー(感想・評価)
観た直後はポカーンやったけど
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1日置いてゆっくり考えてたら、なんとなくわかってきた。
家族って近すぎたら傷付けるし遠すぎたら気まずいし、でも近いとそれだけ思いやり合えるし遠いとそれだけ自分ひとりで気楽やし、距離感が難しい。思い知らされる映画。
ルイの 結局告げない って決断の理由は、傷つけまいという思いやりなのか?でも有名人なら家族は記事か何かで死んだ後に知ることになると思うねんけど…
最後の小鳥の死、鳩時計(実家)から飛び出して好きなように足掻いてみたけど結局死ぬ自分を皮肉ってるのかな…
そして、それぞれの出番は短いけどさすがの演技力を披露する豪華俳優たち。確かにあの短い上映時間内で全て表現するには、あれぐらいの面子でないと役不足やわ。
特にヴァンサンカッセルがあんなに演技できるとは。空気を乱す嫌なやつやなあと思ってたら、最後わめきながら泣きながら感情が爆発するシーン、観てるこっちまで泣きたくなった。
あとレアセドゥーの愛らしさ。精一杯受け入れようとするけどヴァンサンカッセルに邪魔されて怒るのがもう、愛らしい。
ギャスパーウリエルの役は無口な分難しかったやろうな…と思う。ただ彼が何故家を出たのかわかる気がする。
思い出したらもっぺん観たくなってきた〜
マイアヒが頭から離れません。
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