「室内で繰り広げられる地獄と現実」たかが世界の終わり(2016) まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
室内で繰り広げられる地獄と現実
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劇中に流れる音楽の歌詞が字幕で表示される。
この映画が音楽を重視しているのが分かる。
グザヴィエ・ドランの世界観の溢れる映画。
特に大量のハガキをめくるスピードだけ上げているところ。
ゾクゾクした。
そして音楽の使い方と映像美がとにかく印象的。
3つのシーンで音楽メインのシーン有り。
全てを見せず、カーテンの隙間から、ドアの隙間から奥を見せる様がとても美しい。
こんな狭い世界(ほぼ家の室内)で約100分。圧巻です。
最後、時間となり鳥が室内に入り暴れて倒れるまでの1分ちょい?は、
正に主人公ルイそのもの。
80分程地獄を見せられて、ラスト呆気ない演出(鳥)がまたお見事。
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