「「美」と「狂気」をアートチックに描いた作品」ネオン・デーモン KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
「美」と「狂気」をアートチックに描いた作品
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チネチッタの年末恒例のLIVE ZOUND上映にて初鑑賞。
非常に不思議な作品というのが率直な感想である。
というのも正直文字として感想を述べるとなると非常に難しさがある。という事は作品を十分に理解できてないという事実もあるのかもしれないが不思議と見ていて物足りなさや見応えのなさなどはない。
個人的には感性で楽しめたのかなと思っている。
予告の通りこの作品は「美」をテーマとした作品だ。主演のエルファニングはもちろん美しいのだが、この作品で彼女演じるジェシーは見た目だけではなく当初はピュアな内面からも美しさが溢れでいるわけだ。
それがこのファッション業界に染まり、欲望や周囲の妬み嫉妬が序盤の美しい描写から次第に狂気じみた作品と変わりその移りゆきが見ていて作品に引き込まれる。
「美」と「狂気」は本来異なる存在だが、「美」を追求し過ぎるが故に「狂気」化とするのはあり得る事である。その移りゆきをこの作品は非常にアートチックにそして魅力的に描かれていて興味深い作品であった。
LIVEZOUNDと凄くマッチしていたかはなんとも言えないが、大スクリーンで観れたのは、エルファニングのファンとしてはとても嬉しい限りである。
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