マダム・フローレンス! 夢見るふたりのレビュー・感想・評価
全113件中、1~20件目を表示
名優二人の共演は素晴らしかった 実話を元にしたお話 お金持ちのやり...
名優二人の共演は素晴らしかった
実話を元にしたお話
お金持ちのやりたい放題と言う感じがして
感動はしなかった
下手くそでも胸を打つ歌声
人の心を打つ歌声に、ヘタもうまいもないのだろう。金持ちの道楽とはいえ、彼女が歌を愛する気持ちは純粋で、それに捧げた情熱は誰も否定できない。
「ヘタクソ!やめちまえ」なんて、ヤジを飛ばすのは誰にでも出来るけど、カーネギーホールのステージに立つことが許される歌手なんてひと握りしかいないだろう。まして、愛され、賞賛される歌声となると、ほんの数人だけ。
状況は違うけど、今やどこにでもアイドルがいる時代で、ひどい歌だったり踊りを、いやでも目にする機会が増えた。価値の相対化で、人の趣味をどうのこうの言えない状況になり、本当にいいものと、そうでないものがごちゃまぜに評価される。
そんなことを考えさせられる映画だった。
決して面白くはないけど、いろんなことを考えるきっかけになった。
ところで、彼女の歌を腹を抱えて笑うのが、正しい感覚なのだろうか?好事家が、「こんなひどい歌があるんだよ。笑っちゃうだろう」なんてスタンスで、レコードを取り出してくる構図が、どうにも好きじゃない。時間のムダである。
ジャンルは違うが、志ん生の落語。好きな人にはたまらない魅力らしいが、私にはただのおじいちゃんの独り言にしか見えない。当時、志ん生は人気者で、たくさんのファンに愛されたという。今あらためて彼の技術や、芸論に触れる機会はめったにないが、笑って聞くのが正しい楽しみ方なのだそうで、一つも面白くない。落語ファンなので好きな噺家はいるし、生の高座にも通っている。結局好きな人が楽しければそれでいいと思う。
彼女の歌が下手なのが面白くてしょうがないのは、ファンであるのと変わらない。本当に嫌いな人は、目もくれないはず。
そういう意味で、彼女の歌声は、時代を超えて愛されているから、そこらのコロラトゥーラとは一線を画すものだろう。
音痴の歌姫
2023年3月5日
映画 #マダム・フローレンス!夢みるふたり(2016年)鑑賞
音痴の歌姫として知られる #フローレンス・フォスター・ジェンキンス の人生を #メリル・ストリープ 主演で映画化
今でもカーネギーホールのアーカイブで1番人気ってところがいい
#ヒュー・グラント もいい味出してる
メリル・ストリープのたおやかな魅力 ✨
献身的な夫シンクレア( ヒュー・グラント )に支えられ、ニューヨークでオペラ歌手として活動を続けるフローレンス・フォスター・ジェンキンスをメリル・ストリープが柔らかな魅力で演じる。
誠実で心優しいピアニストの青年コズメ・マクムーンを、サイモン・ヘルバークが表情豊かに演じる。耐え切れずエレベーターで失笑するシーンに、私も失笑。
室内で踊るシーンがノスタルジックでいい。
ポテトサラダがバ○○○に 👀
優しい余韻の残る作品
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
優しさに包まれて笑ってしまう。
髪の毛の先からつま先まで、すべての映画で彼女の女優魂が大好き!
この作品ではヒュー・グラントとの相性もいいね。
優しさに包まれて笑ってしまいました。
マダム・フローレンスの純粋に愛する心に胸が打たれる。 夫も別にいな...
マダム・フローレンスの純粋に愛する心に胸が打たれる。
夫も別にいながらも、フローレンスを愛する心はぶれていない。
そしてそんなフローレンスに魅了されていく人たちがいる。
寛大に見えていても、時折夫がいないと寂しくなる。
そんな女性だなと思えるシーンも印象的。
愛がある人を描く映画って素敵ですね。
観ていて観ている方も愛情に包まれて、心地が良いです。
歌わせると音痴
1944年の実話だそうな。メリルストリープ扮するフローレンスフォスタージェンキンスは、ヒューグラント扮する夫シンクレアベイフィールドに感謝しつつベルディクラブを作って25年をクラブから讃えられた。病にもかかわらず音楽を生きがいにするマダムフローレンスだが、歌わせると音痴で何ともならない。しかし皆でおだてるうちに本人が勘違いしてカーネギーホールでコンサートを開くと言い始めた。
ヒューグラント出演作はコメディタッチが多いよね。メリルストリープ主演であってもこのトーンで攻められるのは意外性もあって良かったんじゃないかな。ましてやメリルストリープの坊主頭にも見事な音痴さにも感心したね。
愛らしく憎めない
メリルストリープ、さすがとしか言いようがない。
最初はドストライクにいかず、「なんだろうこの人?」と思わせて、こっちは次第に深いところまでマダムの魅力に引き込まれていく。
やろうと思えばもっとウケを狙えただろうがあえてそこをやらないことで、バカにした笑いを引き出さず実在の人物へのリスペクトが見えた。
歌も当てるところはしっかり当て、聴いてる方を不快にさせない絶妙なバランス。
シンクレアやマクムーンも、日常の感情に近いところで表現を抑えていて、観客の感情と地続きな感じがした。コンサート最後に拍手するシンクレア表情は、それまでのシンクレアの思いを丁寧に表現してきたことで伝わるものだと思う。
とても穏やかな気持ちになる作品。
大女優 メリル・ストリープ!
この映画、実在する人物の話って知りませんでした。相当に中身は、フェイクが盛ってあると思うけど、無茶苦茶に面白かったです。コスムがフローレンスの歌を初めて聴いて度肝を抜かれる彼の表情なんて最高におもしろかったです。
映画は映画で非常によかったんだけど、それ以上に感動したのは、メリル・ストリープの名演技かな。彼女の事は、今までそんなに感心がなくって、彼女の映画も「マディソン郡の橋」しか知らなくて、あとはどれも食わず嫌いで観たことはありませんでした。しかしこの映画でメリル・ストリープの演技には本当に圧感されました。彼女の作りだす表情、言葉をどれをとっても良すぎます。彼女こそアメリカを代表する大女優だというのを心から認識しました。これからメリルの作品を一つずつ じっくり味わっていこうと思います。
先がとがったものが嫌いな理由
シンクレアがマダムの旦那さんというのは最初聞き間違いかと思ったけど、話はその通りで進行、途中愛人も出てきて、やっぱりね、という展開だけど彼の愛情は本当だった。バーでマダムのレコードの歌声をあざ笑うよっぱらいをいさめるために立ち上がるシンクレア。今行ったら別れるわよ、と愛人が言ってもそのまま直行。あれ、彼の愛情は本当だったんだ。
映画の冒頭彼のいまいちな彼の独り舞台から始まるけど、拍手はパラパラ。これが彼の実力なんだろうな。一方マダムの歌唱力は目も当てられないけどお金で絶賛の嵐!!(途中までは)。
この映画でいい空気を運ぶのはピアニスト、コズメ役のサイモン・ヘルバーグ。ユダヤ系の緩めな表情と彼の優しいピアノ演奏がなんか安心感を与えてくれる。特にシンクレアがゴルフに行ってしまって居所のないマダムが彼の住まいを訪れ、ゆっくり話をするシーンがよい。ここでマダムが当初ピアニストを目指すが左手の神経をやられてしまってあきらめた話が出てくる。彼女の嫌いなものは先のとがったもの、タバコとナイフ。はっきりとしたことは語られないけど前の旦那にやられたのかな・・・?梅毒も移され、やりたかったことをあきらめなければならなかったマダム。だからこそ旦那が亡くなり、父の遺産を引き継いでからが彼女の本当の人生の始まりだったのだろう。「彼女がお金持ちで幸せ」とのレビューが見受けられたが、それは一面だったはず。彼女の歌声は美声とは言い難かったが、彼女が本当に幸せだったのは人生の後半で彼女の人柄に惹かれた二人の男性に守られて過ごせたことではないかな。
実話!
音痴な上に自信たっぷりのマダム・フローレンス(ストリープ)。周りの人たちも褒め称え、誰も批判したりしない。夫のシンクレア(グラント)も彼女に尽くし、否定的な声を封じ込め、気持ちよく歌える環境を整えるべく奔走する。しかし、シンクレアには若き愛人キャスリーンもいるという不思議な関係。フローレンスの病気は、最初の夫から梅毒を感染させられ、50年も病を抱えたままだったのだ。
レコーディングをしたことで、それがラジオに流れ、ファンもついた。そして、カーネギー・ホールでのソロ・コンサートを開くまでに・・・退役軍人たちにチケットを配り、いざコンサートが開かれると、会場は爆笑の渦。それほどまでに下手くそな歌だったのだ。新聞の評価を見たいと願うフローレンス。ニューヨークタイムス紙だけは酷評だったために新聞を買い漁り、ゴミ箱に捨てるシンクレア。しかし、とうとう記事を目にしたフローレンスはベッドに伏して、しばらくして亡くなってしまうのだ・・・
実話であるという事実に驚き、レコードもベストセラーになったというおまけつき。ただ、下手くそであっても味わいがあるというか、優しさを感じられる歌だった。大屋政子という人も、そんな感じだったかもw
思いやり
大きな感動とかはないけど、人を思う気持ちが温かく、優しい映画。ヒュー・グラントが素敵で、伴奏者役のサイモン・ヘルバーグがいい味出してた。メリル・ストリープは歌うまいからこそ音痴の役ができるんだな。実話が基になっているとは、事実は映画より奇なり。
衝撃!『梅毒で50年以上生きてる人みたことない』=初めて
そうなんだー、すごい生命力!きっと音楽がなければ長く生きられなかったかもしれないのね。旦那様、愛してるなら息抜きなんかするな!(変わった愛のかたちと言っても奥さまを悲しくさせている、怒) 相当な金持ちだから出来たことだけど、生きるって何かに熱中する事で病に勝ったりもするのかなと思わされました。
歌が上手いメリル・ストリープだから敢えて下手な役もできたんだろうな。
お金持ちはいいなぁ~。
名優ふたりの演技が素晴らしい。
特に感動するとかはありませんでしたが、楽しい映画でした。
妻の夢を応援するために労を惜しまない夫の愛は素敵でしたが、でもお金があったからできたことですね。
お金持ちはいいなぁ~。
ウソみたいだけど、実話なんですね!カーネギーホールのアーカイブ聴き...
ウソみたいだけど、実話なんですね!カーネギーホールのアーカイブ聴きたい。金で全て解決していくのに初めはこの旦那腹黒〜って思ってたけど、実は本当の本当に献身的な愛情だということがだんだん知れてくる。なぜこんなだるんだるんのおばあちゃんに?って思うけど、彼女の天真爛漫さがだんだん可愛らしく思えてきて、旦那やピアニストや優しい観衆の心情にシンクロしていくかんじ。
本当の優しさ
久々にヒュー・グラントをみた。
見た目こそ老けたなぁとは思うが、相変わらずのスタイルの良さとセクシーな声。今回の役もとにかく優男。
そんでもって妻はいるけど愛人もいるちゃっかりメンズ。それでこそヒュー❤️
メリル・ストリープとの組み合わせは初めてみたけれど、二人とも大ベテラン。コミカルなシーンから、切ないシーンまで魅せてくれます。さすが!
実在の人物をモデルにしていたことは鑑賞後に知ったけれど、お金持ちってほんとーに普通の人が受けることのない悲しみに直面させられるもんなんですね。
まぁ、シンクレア(ヒュー)なりの優しさだったのか、止める力が無かったのかそれはわかりませんが。フローレンス(メリル)のように、裸の王様的な事は知らない間は幸せですが、事実を知ったときには想像できないような悲しみとショックと辱めを受けるのだろうなと。
彼女にとって歌う事で人生の悲しみを乗り越えてきたように思う。音痴だから歌ってはいけないのではなく、己の力を知る事をもっとすべきだったのに、それを彼女自身、怠ったのだろう。
シンクレアは最後の最後まで、彼女の味方であった事が幸せに感じる反面、とても切なかった。
愛人めちゃくちゃ可愛い
マダム(メリル・ストリープ)がめちくちゃ金持ちで、アホだけど純粋で綺麗な心の持ち主。その夫(ヒューグラント)はめちゃスマートな英国紳士で、マダムを心から愛していて、コンサートで歌いたいというマダムを支援する。客を買収してコンサートをひらいたりする。ひょんな事からマダムのレコードがラジオで流され、マダムをけなす内容が新聞に載る。夫はそれを必死で隠すが、マダムは見てしまう。ショックできを失うが、目を覚ましたとき、私が歌った事実は変えられない?的な事を言う。
全113件中、1~20件目を表示