シング・ストリート 未来へのうたのレビュー・感想・評価
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曲や個々の場面は良かった
80年代のバンドサウンドを再現した曲の数々がとても良くて、すぐにサントラがほしくなった。
登場するキャラクターもイイ感じだし、寂れた街やこじんまりとした港の風景など、個々のシーンはとても印象的で、笑えたり、泣けそうになったりしたが、ストーリー全体としては展開が駆け足に感じたせいか、感情移入しずらく、いまひとつ乗り切れなかった。
主人公が天才肌で、周りにはいろんな問題があるものの、好きなことに関しては基本的に上手くいってしまうので、ドラマ性が薄く盛り上がりに欠ける。
せっかく面白そうなバンドメンバーがいるのに、そこはほとんどスルーされて、悪く言えば主人公の恋を成就するためのコマにしか過ぎなかったのも残念。
青春を謳歌しようとしている若者たちへ
ジョン・カーニー監督の半自伝的映画となった本作は1980年代のダブリンを舞台にした青春音楽映画。前作「はじまりのうた」とは音楽を活かすという軸はぶれていないものの時代背景や人物像に関してはまるで正反対。だが、半自伝的という点からこの映画の描写が「はじまりのうた」や「ONCE ダブリンの街角で」につながっているのかと考えると決して見過ごせない映画となっている。
主役のコナーが親の都合で転校したのは荒れた学校。転校前と環境が180度逆転し順応できない彼に待っているのはいじめである。男らしくない者がいじめの対象になりやすいという若者ならではの差別化された社会で、どうやって音楽に目覚めたのかというのが最初のポイント。
音楽の楽しさを知ったコナーは人が変わったかのように外見から中身まで変化していく。これは捉え方によっては変化というより成長という方が正しいかもしれないが、若い世代で青春を謳歌しようとしている人たちに焦点を当てたからこそ成立しているものであり、見ているほうも感情移入しやすい。
音楽をするうえで仲間は必要不可欠な存在であり、コナーの変化に合わせるかのように集まってくる音楽仲間との楽曲製作から成る友情は青春を謳歌しているからこその賜物であるように感じられる。音楽を通して得られるものは何かというテーマを緻密に描けるジョン・カーニー監督の手腕がここに発揮されている。
曲と爽やかさは良いですが
帰りにサントラ買っちゃうで賞
正直フライヤーを見た時点で「良い映画だろうな」と思った。
映画を観て「めっちゃいい映画だった」と思った。
時代は1985年。私の生まれた年。この時点でテンションが上がる。
映像のトーンは、絶対的に映画館で観たほうがいいトーン。
若さ故の勢いは、10代だから出来ると思うほど。
若気の至りは沢山あるけど、こういうTHE青春の勢いは自分は経験しなかったなぁと憧れの感情を抱く。
レコードを大量に持ってるお兄ちゃん。
ああいうお兄ちゃん、とても憧れる。
「イケてない学生生活を送った」と一瞬でも思った人は、誰かに共感できる映画。
取りあえず観た後に「バンドやりたいな」と一瞬でも思う映画。
いつも思う。
イケてる男のバンドよりも冴えない男のバンドは何でこうも惹きつけるのか。
劇中でSing Streetが披露する曲はどれもとてもよくて、サントラ買いました、はい。
本年ベストワン候補
ジョン・カーニーの作品は2つとも観てるが、今回は大人のノスタルジーでないので期待してなかった。しかし演出の洗練さがある人なんで青春讃歌の中にも充分人生讃歌してました。文句ない出来です。
人物をロングショットで捉える場面が幾つかあって、その絵図が上手いのなんの・・・。To Find You が流れてルーシー・ボイントンがベンチで泣くシーン これはやられましたね・・・。あと兄ジャック・レイナーの撮り方がメチャいい。トランスフォーマーのどんクサ俳優が、どのシーン取ってもかっこイイ(笑)。
オリジナル曲Drive It Like You Stole Itが名曲!!
‘~死骸から抜け出してきたような僕と一緒に暮らせないと言う君♪~
サビ
♪This is your life
You can go anywhere
You gotta grab the wheel and own it
Drive it like you stole it (Roll it)♪
♪これは君の人生だ
君はどこへでもいけるんだよ
ハンドルを握って自分のものにして
盗んだみたいに突っ走るんだ♪
ドン臭いけど超かっこいい名作でした。
(劇場追記)
この作品都内メインは自身の中では苦手なトコばかりで川崎公開を見逃し、DVDスルーかと思ってたら、好評の拡大公開。今日行った吉祥寺オデヲン、昭和の香りプンプンの所だが 推測5.0×12.0m 位はあるシネスコで現在の新宿渋谷より全然おすすめ!!です。
兄貴と弟との絆
初めはこんな上手くバンドがうまく行くかよ…と思ったけど、僕の青春を思い返してみたら漫画家を目指してると言うただそれだけで「こいつやるな」と友だちが出来、親友となったから、10代は周りにバカにされようと、ただ彼女を振り向かしたいと言う気持ちだけで、万事上手く行くと言う事はあるのだと思う。
ジョン・カーニーは他の2作と同じような作りなのに名作を3つも生むんだから、これも「俺は音楽映画を撮る」と言う強い気持ちが観る人の心を打つのだろうと思う。
人それぞれ感動のポイントは違うと思うけど、僕は兄貴に泣かされた。
実際兄貴はいないのだけど痛いほど気持ちが分かり、最後は号泣していた。
漫画家になりたかった高校時代の僕や、映画監督になりたかったあいつ、バンドマンや建築家になりたかった友だちがこの映画には居て青春時代に戻ったようだった。
最初の誰かのモノマネのような悪い冗談のやまたいなMVで笑わされてから、ずっと彼ろの同級生でファンみたいな気持ちになった。
まさに「音楽」
良いですよ
ダサカッコよくて、爽やか
思春期のダサさともどかしさ
up
Going up!
まだ子供
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