ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)

劇場公開日

ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)
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解説

世界中から客が集う岩手県の「ジャズ喫茶ベイシー」にスポットを当てたドキュメンタリー。日本独自の文化であり、世界的にも注目を集めるジャズ喫茶。岩手県一関市で50年営業を続けるベイシーには、マスターの菅原が生み出す“音”を求め、連日多くのジャズファンやオーディオファンが訪れる。開店以来使い続けるJBLのオーディオシステムに日々調整を重ねてきたことで生み出される音は、聴く者に、演奏者がその場に現れたかのような錯覚を起こさせる。本作は菅原のインタビューを中心に、渡辺貞夫、坂田明ら世界的ミュージシャンによるベイシーでの生演奏や、阿部薫、エルビン・ジョーンズの貴重な生前のライブ映像、各界著名人のインタビューを収録。さらに本作では菅原がかけるレコードをアナログ録音の名器「ナグラ」で生収録し、菅原が再生する極上の音を、ベイシーの空気感も含めて捉えている。

2020年製作/104分/G/日本
配給:アップリンク

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(C)「ジャズ喫茶ベイシー」フィルムパートナーズ

映画レビュー

4.0音にこだわり抜いて50年もジャズ喫茶を営んできた男が何を発するか…

2020年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

ジャズ喫茶という、昭和のある時代に一世を風靡した業態を50年も続けたことが凄いが、「レコードを演奏する」という表現が適切であるかのごとく、ジャズメンたちの奏でた音を再現することに執心する、オーナーの菅原正二氏の姿は、どこまでもぶれず、ただただ感嘆の声が漏れてしまう。
本編は菅原賛歌の映画ではない。ドキュメンタリーという性質上、多くの著名人が本編内でコメントしているが、それがジャズメンだけではなく、アッ!と驚く面々も登場し、菅原氏、そして「ジャズ喫茶ベイシー」について饒舌に語っている。ジャズ好きはもちろん、ジャズを知らない、聞いたことないという方々にも何かが残る作品になっているはずだ。

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大塚史貴

4.5音にひれ伏したオーディオマニアのジャズな人生

2020年9月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

これは、より格好いい音を求めて、音の追求に人生を捧げ続ける孤高の人物のドキュメンタリーである。

そこには、思いの外肩の力の抜けた初老の男性の姿があった。
まるで何かを悟ったような気楽な、しかし颯爽とした姿。
彼には、自分がどう見られるかではなく、自分がどうしたいか。それを貫いてきた自信と安楽感が漂う。

「より格好いい音を求めて。より格好いい音を人に聴かせるために」日々、Up to dateを重ね続ける確固さ。それがカッコ良さの源だ。
彼は、己を捨て、音にひれ伏し、日々より格好のいい音を追求して止まない。
己にこだわらず、音にこだわるが故に、同じ嗜好をもつ人々が自然に集う。
そこはまるで宝石のような別世界。
東北の片隅に半世紀に渡り存在するその場所は、いつしか世界的に名を知らしめる所となった…その名はベイシー

名跡のカウント・ベイシーに一年遅れでお墨付きをもらったその場所は、オーナー不在の営業日が一日たりともないという。それは、そこがビジネスの場ではなく、あくまでも彼の実験場、ガレージである事の証だ。
己の理想を求めて、己の大志を半世紀に渡り貫き続ける所に、東北人の粘り強さをみせつけられる。

日常の生活に囚われず、己の嗜好(或いは志向)を貫く自由さ。それこそがジャズであり、本来、すべての音楽が持つ本質なのかもしれない。
人の感情に直結するはずの音楽。
それが自由であればあるほど、人はより解放されるのだろう。
その解放感を求めて、今日もベイシー(菅原正二)に世界中から人が集まる。

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森のエテコウ

5.0滝の裏には静寂がある

2020年9月20日
スマートフォンから投稿

楽しい

興奮

知的

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タカハシ

4.0手触りのある映画。雑誌をめくってるような感覚も。

2020年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1970年創業のベイシー。60年代生まれの私にとっては近くて遠い年月を愛おしむことも目的の一つと思い鑑賞した。近くて遠いのは、50年前のことだからもちろん十分遠いのだけど、同じ時代を生きていたと言っても幼少期だった私には遠い世界だ。その頃、近所にいた東北出身の大学生のお兄さんはフォーク歌手「本田路津子」に心酔していたなあ。この映画は期待通り、「レコードを演奏する」という菅原氏とその周辺のプロ中のプロの貴重な証言のみならず、60−70年代の時代・社会背景、そして便利さ一辺倒のデジタル化に上書きされゆく今日のアナログ人たる哀愁が存分に描かれていた。登場人物が愛おしく感じるのは、彼らが年をとってしまったことに対してとても自覚的で、怒るでもなし、威張るでもなし、自然体なことだ。失礼を承知で言えば、とてもかわいいおじさまたち!心の交流という意味では最早、生きてるか死んでるかすら構わぬ、超越した互いの貴重な記憶の断片を咀嚼し続けている様子なのである。
ちなみにこの日からアップリンクは全席販売となり、会場は満席。その9割は高齢者男性だった。中には早稲田のハイソサエティのOBも混じっていたのだろうか。

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トマソン
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