彼らが本気で編むときは、

リンコさん。本名は明かされてないけれど、凛とした人です。マキオさんも堂々として素敵だと思いました。カイくんのお母さん、トモのママ、彼女らの言い分も立場もわかる。いや、わかるような気がする。何かをしていないと悔しくて仕方がない。しみました。108個の煩悩を編み終えて、リンコさんが編んだもの。そうかぁ、となりました。

生田斗真扮するトランスジェンダーの介護士リンコは桐谷健太扮する恋人の小川マキオが連れて来た11歳の姪のトモを紹介された。

知らずに観たが、最近はこういうトランスジェンダー物が流行りかな。どうも苦手なんだけどまあご時世だからさ。いくら小学生でもそりゃあ戸惑うよね。愛情たっぷりでも生理的なものがあるからな。気の毒な話だけど親の立場を考えると苦しくなるだろうね。

草彅剛に続いて生田斗真もかという感じだ。役者も芸域を広く構えないとね。

いい映画でした。最初見たとき「うわっ」って思った生田斗真が次第に自然に見られるようになってた。所作の演技がが上手い。
この問題の教科書的な映画になるのでは。