さとにきたらええやん
劇場公開日:2016年6月11日
解説
「日雇い労働者の街」と呼ばれてきた大阪市西成区釜ヶ崎で38年にわたり、子どもたちの憩いの場として活動を続ける「こどもの里」に密着したドキュメンタリー。0歳から20歳くらいまでの子どもたちを、障がいの有無や国籍の区別なく無料で受け入れている「こどもの里」は、学校帰りに児童館として遊びに来る子どもや、さまざまな事情から親元を離れて一時的に宿泊する子ども、そして、その親たちも休息できる貴重な地域の集いの場として活動をしている。さまざまな困難にぶつかりながらもたくましく育つ子どもたち、彼らを支える職員たちや街に暮らす人々の奮闘を描いていく。監督は本作が初監督となる重江良樹。
2015年製作/100分/日本
配給:ノンデライコ
スタッフ・キャスト
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こどもの里に来ているこどもたちにたちにとっては大事な居場所。
血の繋がりとか関係なく、信頼できるおとながそばにいて、こどもの心の拠り所になっている。
親にとっても、自分の思いを吐き出せる心の拠り所になっている。
人間と人間の繋がりを改めて大切ことだって思い出させてくれた映画。
観てよかった
2022年8月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
シンゴくん!
今の釜ヶ崎周辺をどう思ったらいいだろう。
お母さんのマユミちゃんに向けた言葉の美しさ。
2016年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
さとは、みんなのふるさとなんだなぁ。
人は人と一緒に、励ましあったり、喜んだり、泣いたり、笑ったりして生きていくんだなぁ… 一人では生きられない。
苦しいからこそつながりあえるのかもしれない。リアルな映像で、子どもだけではなくて、お母さん、お父さんにも支援が必要だなと思います。支援は支援される人のためではない。全く関係なくてもそういう所があると思うだけでがんばれたりします。
苦しさの底には、どん底の行き止まりがあって、そこにいくと蜘蛛の糸に触れられる。
2016年11月21日
iPhoneアプリから投稿
地域の方々の自主上映会で鑑賞しました。
上映会は1日だけ。3回目を観ました。
上映に先立ち、実行委員さんから解説がありました。日中の上映時にお客様から関西弁が聞き取れなくてわからなかったと、意見があったからだそうです。
でも、そんな心配は吹き飛ぶほど、あっという間に子どもの里に放り込まれてしまいました。確かに、東北人には聞き取れない部分あるけど、心に飛び込んでくる。子どもの里や釜ヶ崎のみなさんの生きる姿は、力強い。子どもだけじゃなく、事情を持った親の背中をそっとさする里の先生たちの手のぬくもりが伝わってくるようでした。西成地区の路上生活者を里の子どもたちが夜回り、地域の夏祭りや越冬闘争…。恥ずかしながら釜ヶ崎の新たな側面を初めて知りました。
ヒップホップのテーマソングもストレートであたたかい。
途中からずっと泣いてしまいました。子どもの里に遊びに行きたい。こんな場所をずっと守っているデメキン先生たちに会いたい。
いい映画を観ました。