ハルチカのレビュー・感想・評価
全68件中、1~20件目を表示
採点制では測れないリミット越えの魅力
完全にノーマークでした、心からごめんなさい。『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督とは知らなかったんです、なんてのは言い訳にもならない。ざっくりよくあるアイドル青春映画でしょうとスルーしてしまっていたのだ。 『ゴッドファーザー』ばりにヒロインの顔を影で覆う撮影や、中盤のハラハラに満ちた長回し、説明セリフに頼らない終盤など随所で攻めている。完璧ではまったくないが、最初から100点を狙っていない。むしろ届く人には1000点にも2000点にもなり得る映画だ。 とりわけ感じ入ったのが「もう一度失敗するチャンス」を描いていること。がんばれば夢が叶う、ではない。全国大会優勝とか、アーティスティックな才能が開花とかでもない。誰もが味わう理想と現実のギャップ、そして挫折の先に見える光を描いた名作。原作とはジャンルが変わってしまっているらしいのでファンの方は複雑でしょうが、この映画に出逢えて良かったです。
きれい事だけじゃない、悩める青春音楽映画
主演の俳優と女優がどちらもアイドルグループ所属ということで、音楽的な素養は申し分ない(はず)のキャスティング。そして「箱入り息子の恋」の市井昌秀監督とくれば、当然期待は高まる。 だが、序盤の吹奏楽部の部員集めにチカ役の橋本環奈が奮闘するドタバタに、どうにも乗り切れない。出来事に対する人物たちのリアクションや、感情の動きにリアリティーがなく、筋をなぞって演技をしているように見えてしまう。 そもそも、初心者の新入部員たちが3~4カ月の間に本格的な曲を演奏できるまで管楽器が上達してしまうところからして、現実感がない。やはり初心者のチカに難しいソロを吹かせるのは、顧問の先生のパワハラかイジメに見えてしまう。 予定調和じゃない、きれい事だけじゃないストーリー展開は悪くない。でも、音楽青春映画にしては編集テンポが悪く、ダラダラと間延びした感じを受けた。
吹奏楽部に在籍していた人なら共感できるかも
自分は中高と6年間吹奏楽部に在籍していました。
誰か一人ができないと空気がピリついてみんなが一斉に凍りつくあの感じ、凄く分かります。
そして自分はホルンを担当して6年間やり抜きましたが、ほとんど下手なまま、最初はあったソロも短くされ、自分でも納得できないまま終えてしまったんです。
できない側の人間だったからこそ共感できる作品でした。
そして物語のラストにあるように、こんな風に上達に苦しむメンバーに寄り添える部、メンバーだったら良かったな、と羨ましくなりました。
演奏や練習の様子ガチな感じが良かった。部員集めの前半60分に比べ後...
演奏や練習の様子ガチな感じが良かった。部員集めの前半60分に比べ後半はつらい場面も多くありトーンダウンするが、壁にぶつかり挫折を味わう感じがよく出てたと思う。
キャスティングもチャレンジした作品でしたが、それが逆に良かったのか...
キャスティングもチャレンジした作品でしたが、それが逆に良かったのかもしれなかったかなって思えました。 ただもう少しだけチームワークの良さが出れば、もう少しいいものが作れたかなとも感じ取れましたが、、 どの場面もさらりと演じるのでは無くて、丁寧に一つ一つ演じてたのが印象的。 演奏シーンは、どれも本気でやってるのが伝わって、鳥肌がたちました!
いったい何を描きたかったのか
心地よい青春映画だった(原作にあったらしいミステリ要素は皆無だったが)が、いったい何を描きたかったのか不明。欲張り過ぎてどこにも焦点が合ってないと思うんだよね。主演2人以外のキャラも立ってないし、酷い映画だ。若いキャストは頑張っていたと思うのだが、脚本がこれでは無理なものは無理。
すいきゅん
吹キュンまさにそのものでした。 チカちゃんとハルタの絶妙な関係性、モヤモヤするけど、両思いなのにはっきり口に出したりはしないもどかしい感じが 恋愛映画というより、青春映画という感じでまた逆によかったです。 最後のチカちゃんの失敗したパートを成功するまで繰り返すハルタの無言の応援、チカちゃんと目を合わせて笑顔、のところもグッときました。
天真爛漫なヒロインの情熱と、真っ直ぐすぎる青春。
【賛否両論チェック】 賛:吹奏楽部に情熱を注いで突っ走る天真爛漫なヒロインと、そんな彼女に感化されて変わっていく部員達の姿が眩しい。 否:どうしても予定調和感は否めない。展開もかなりのご都合主義。 自由奔放でも行動力のあるヒロイン・千夏が、その熱意だけでぶち上げた「吹奏楽部復活」の計画。前半は幼馴染みの春太を始め、そんな千夏の熱意に突き動かされた元部員達や同級生達が、次第に1つにまとまっていく様が、爽やかに描かれていきます。 そして後半は、それまで部を引っ張ってきた千夏を襲ったスランプが引き金となり、吹奏楽部全員が苦悩しながらも一回りも二回りも成長していく姿が、情熱的で感動させられます。千夏が席を外した場面で起こるケンカのシーンなんかは、まさに青春ドラマといった感じで、見どころの1つです。 あまり恋愛モノという印象ではなく、吹奏楽部に打ち込む高校生達の青春モノなので、大人から子供まで楽しめる、そんな作品といえそうです。
最後まで予想外、失敗を見事に使った作品。
原作未読。前情報なしで高校青春ものというだけで鑑賞。吹奏楽部に入学希望の橋本環奈演じるチカとそれに巻き込まれていく佐藤勝利演じるハルタ。前半は部員集め、後半は部活ならではのできる人できない人問題を経て演奏を作り上げる様子が描かれます。
部員集めだけでも色々エピソードあって散らかりそうでしたが、後半の怒涛の盛り上がりまでいい具合の絞り込みでちょうど良かった。
後半のこれでもかという程、チカが失敗し続けて追い込まれる姿を見せられつらくなる。一回出来たのに、これぞ王道クライマックスシーンで失敗する。チカきっかけに演奏がうまくいかず部員が割れていく様が非常にリアル。音楽室での長回しの一本撮り俳優さん方が素晴らしい。
最後の最後、伏線を回収する形での展開で、こういうことかと納得。でもそこでも失敗。しかも失敗は1回で終わらない。だからこそ生まれる最後はグッときます。成功シーンは鳥肌ものでした。
からの悪ふざけのようなミュージッカル、これがもう逆にいい、やり過ぎ感ハンパないが、すごく心地好くなる。現実ではないような演出ですね。キスや志賀さんのぶっ飛びダンスで収まった。
部員集めに成功して練習してコンクールで成功、そして恋愛とかそういうイメージでしたが全く違った。後半こそまさに吹奏楽部のリアルなんだろう。部員の葛藤や失敗の連続など見る側も途中から展開が分からなくり手に汗握る。長回しやミュージカル風なシーンなどチャレンジシーンがたくさんあって見応えあり。
チカが弱り始めて逆にだんだん逞しくなるハルタを佐藤勝利くん見事に演じられてたと思います。橋本環奈さんもチカの元気で真っすぐだけど時に心の弱さを見せる姿をしっかり演じられてました。他の方もしっかりキャラが立ってて、というかそういう撮り方をされてましたね。
いや、予想外におもしろかったです。
易しくないけど、優しさがあふれている
始めは、胸キュン的な映画かと思っていたが、全くそうではない。
他者への思いやりや気遣いで、物語が動いていく。自己主張ではなく、傾聴の姿勢。
直接的に表現していない部分もあるし、セリフ数も少ない印象。だが、それで充分だし、むしろ、そこがよいと思う。
作品のメッセージって何なのだろうか?観客の数だけあってよいと思うが、自分がきちんと受け取れているかはいつも不安だ。
橋本環奈デブりました?
可愛い橋本環奈がデブってた。 走るシーンの横からの姿がめちゃでかい。 やばかった。ストーリーもいまいち。残念。退場したくなりました。最後まで観るのが大変でした、今年入って上映された青春映画は、全て観てきて、感動して良い映画ばかりだったから、期待値が上がってたのに、凄い残念。
ごく普通の眩しい高校生たち
コンクールで金賞を取るために厳しい練習に耐え抜くわけでもなく、プロのような演奏を魅せるわけでも無い。どこにでもいそうな高校生たちが吹奏楽部員として奮闘する姿を描いています。
わたしは小中と金管と吹奏楽部として活動してきましたが、苦い思い出が蘇りました。
自分のせいで演奏中断。
合奏で先生からの「別室で練習してこい」。
練習しているのに、分かってるのに出来ない。
苦しくて恥ずかしくて切なくて悲しくて辛くて
辞めたいって脱走したいって、涙が止まらなく
なるような経験。
コンクール前には取り敢えず仲間割れし始める。
部長が怒り出す。
やる気ないでしょ?とか言い始める。
木管だから、金管だから、パーカスだからと
区切り対決し始める。
ソロを吹くチカちゃんに心の中で
がんばれ!がんばれ!と祈ってしまいます。
完璧にあっているか定かではありませんが、某ドラマの中のわたしの好きなセリフで、
バカで頑固で夢想家。
世界を変えてきたのはいつもそういう人。
と言うものがありますが、チカちゃんだなあと思いました(褒めてます)
現実にいたら引きそうに思いますが、あれくらい真っ直ぐで明るくて強引だからこそ人の考えや人生を変えられる魅力や、人から愛される人物になれないんだろうなあと思いながら見ていました。
まあ、チカちゃん、美少女過ぎますがね。
キャストたち、本当にたくさん楽器の練習をしたのでしょうね。初心者の頃の音というか、こんな感じだったなあというものがリアルに描かれていて、なんだか感動しました。上手い人が吹いている演奏に心が惹かれるのは当たり前ですが、練習風景を見ながら「がんばれ!」と思えたのは本当の音を奏でてくれていたからこその産物だと思いました。
とにかくみんながキラキラしていました。
みんなと一緒にいること、
大好きな楽器を演奏できること、
全部含めて楽しい!っていう空気感が伝わってきました。出来なかったことに対して、励ますためにもう一度チャンスを与えた仲間たちはとても素敵だなあと思いました。練習を共にしてきた仲間だからこそ出来た励まし方なんだろうな〜。
若いっていいなあ!!!!!!!!!!!!!!
高校生眩しいよ!!!!!!!!!!!!!!!
フルートソロが初心者には至難‼
環奈ちゃんは「セーラー服と機関銃 -卒業-」より綺麗に撮れていました。佐藤勝利君も美形で釣り合っていました。入部する際にキスシーンに遭遇したのは何か新鮮でした。序盤ハルタを殴る蹴る姿は目高組組長を思わせました。先生は顧問を引き受ける際に後ろ姿で話していたので第一印象が悪く、自作曲でコンクールに挑むのは正気を疑いましたが、指導も好きになれませんでした。仲間が増えていく過程がテンポ良く爽快感がありましたが、元部長のエピソードとチカの挫折が長く感じバランスが悪い印象でした。帰ってきた部員たちはその他扱いで、全員が感情をぶちまけるシーンも引きで撮り、殆どアップで映る事がなく残念でした。部員が増えてチカは3rdフルートに落ち着くと思いましたが、フルートが他にいなくてソロを担当する事になり愕然としました。長い間誰もテンポを2倍にして練習したり顧問もメロディを口ずさんで教えたりしなくてやきもきしました。ホルンソロが印象深く、テーマ曲が気に入ったのでYouTubeで様々な学校が演奏したものを聴いてみると、多くの学校でフルートソロがうまくいかないのでやはり難しいのだと思いました。二人で分担してちゃんと聞かせる方が良いと思います。ラストは演出として面白いのでアリだと思いますし、失敗するとまたホルンソロから始まるのが楽しかったです。終わった後クラリネットの先輩にチカが「音楽って音を楽しむと書くんですよね‼」ってドヤ顔を決めたら、勿論ネタですが最後締まったと思います。内容は「青空エール」が上ですが、「ハルチカ」はオリジナル楽曲の存在が大きいです。
思ったよりよかった!
橋本環奈の最初の涙を流しながら走るシーンでは大爆笑してしまいましたが、ラストシーンはすごく感動しました。演技は下手でしたが。個人的、ラストシーンがとてもよかったと思います!まあ、少し中盤は退屈でしたが、ラストが良かったのでまあまあ良かったですね。
観賞後の空気が…
橋本環奈さん、佐藤勝利さんが好きな友人と観に行きました。 しかし、観賞後は二人ともなんとも言えない空気に… 感動的なシーンもありました!曲も気に入ってます。ただ全体的に退屈でした。何かワンパターンの場面が多い気がしました。そして、原作は青春ミステリなんですが… ミステリ要素が全くない!!!!!!!!!!!笑 そもそも原作のストーリーではありませんでした。 あと、橋本さんの演技が他の作品と比べて不自然に見えました。 可愛いんですが。他の作品なら問題ないのに…何故でしょうか? 映画ではなく、2時間ドラマでも良い気がしました。(そして元吹奏楽部員としてはツッコミどころ満載でした) あくまで意見として個人的なとらえてください。 出演者さん方は素敵な方ばかりだと思っています。
面白いけど中途半端
恋愛、青春、スポ魂、泣き
どれも中途半端かな。
完全にインパクト不足。
全体的にフリが弱い。
主役2人は良かったけど、
キャラが弱いのかな。
ラストは良かったけど。
踊るのは意味不明。
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