3月のライオン 後編のレビュー・感想・評価
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浸透速度
こおいうテイストの原作モノは、残酷なまでに時間が足りないように思う。、
前編で色んな下準備をし、人物の背景を特異なもの、もしくは印象が強いものを挿入していくわけなのだが…充分な下準備があったものの後半で扱われるシチュエーションの内容が繊細すぎて、前編の内容だけではフォローしきれないように思う。
とても良い話なのだ。
あやふやな存在意義と自己否定にがんじがらめになり、不必要だと非難される。
そんな主人公が、周りを意識し、自らの存在意義を求め、他人に踏み込む勇気が芽生え、それでも悩み、足掻き、苦しみ、後悔し、1人では決して味わう事のない痛みを、享受し、それでも「僕にはあなたが必要なんです」と、すがるにも似た面持ちで叫ぶ。
ラストには、迷いの無い真っ直ぐな目で、生きていく支えとでもいうのだろうか?
そういうものの手応えを確かに感じ、また自身もそこに疑問を抱かず、寄り添える。
とても、とても感動的な成長譚なのだ。
だけど、
物足りない。
その裏側を補完するには、前編と後編だけでは足りないのだ。
然るべきエピソードを語らんがために、その一つ一つに割ける割合が少なくなる。
吟味し、構築し直しても器自体は大きくならない。
原作の場合は、その流れとともに主人公の変遷にゆっくりとシンクロしていけるように思う。彼が悲しむ事に悲しみ、後悔する事に、同じように後悔していけるように思う。
それくらい活字と画は、読み手の浸透速度を左右せず其々に最適な速度で、世界観に没入させてくれる。
そこで初めて、この作品の核に触れられるような気がする。
だが、
映画には時間の縛りがある。
前後編に分け、それでも観客の浸透速度に敬意を払ってくれたんだと思う。
だけど、それでも…足りないのだ。
ブツ切れのエピソードに、いつしか時系列を追う事に気を取られ、主人公の変化とそのキッカケを咀嚼する前に、物語は進んでいく。
仕方がない。
仕方がない事なのだが…口惜しい。
ここまで作品のキャラを反映した作品。
正しい楽しみ方は原作とセットで鑑賞するのがベストかもしれない。
登場人物が背負ってるものを、割愛されたエピソード、割愛せざるを得なかった時間の流れ、うねり、そんなモノとともに補完しなが作品を観れると、また違う印象になるのではと思う。
物語はホントに良かった。
この作品自体も個の役者の作品への貢献度は言うまでもなく、もの凄い密度と情熱を注いだ良作だ。
カメラのアングルやフレームにさえ愛を感じる!
だが、これ単体ではどうにも食い足りないと、思える余白を感じてしまうのだ…!
原作未読ながらに身悶える。
そして、俺は勘違いしてたのかもしれない。
これは「彼」の話しなのだ。
彼と何かの話しではなく「彼」のみの物語なんだ。
彼に起こる日常を、彼に寄り添い傍観していく物語なんだろうな、きっと。
そうか、洋菓子の作品じゃないんだな。
和菓子的な作品なんだな。
零の成長が見れた後半😊
前半は将棋中心の話だったのが、後半は人間模様や零の心の成長が見えて、また違った気持ちで見られた😊😊
神木くんがやっぱ抜群に良かったなぁ..
心の表現がすごく伝わってほんま見入ってしまった👏
そして越えた先の、最後のすがすがしい顔!良かった..
ただ、もうちょっと香子のやさぐれ姿が見たかったかな~
桐山零の成長が楽しみ
前編は孤独で不安定な桐山零の心情をクローズアップした青春映画でしたが、後編は人間的に一段と成長した彼の姿が描かれています。前編で見られたような激しい対局シーンはありませんが、桐山零とその周囲の人々のヒューマンドラマに仕上がっています。原作が長いから2部に分けましたというよりは、明らかに役割の違う作品にした意図が感じられました。神木隆之介もなかなか見事です。心の空白を川本家に積極的に関わっていくことで埋め、青臭さも残しながら人間的にも成長していく姿を表現しています。将棋への関わり方も、前編の「将棋しかねーんだよー」という悲痛な心の叫びから、一途に高みを目指す勝負師の落ち着いた態度に変化していきました。同じ勝負師の幸田(父)と心を通わせるシーンは印象的になっています。
話を盛り込み過ぎだけど丁寧に描いて話をまとめ、桐山零を中心にその他の人物も前向きに進んでいくであろうという落ち着いたハッピーエンドになっています。
良かった
前編がほぼ原作を踏襲してたので逆に新鮮さが欲しいなあ~くらいの完成度が高かったので期待して観に行きました。ただ、予告を観て前編からの流れだと後編は話を盛り過ぎでは?と危惧してましたがその通りにちょっとバタバタになりましたね。原作知らずで観ると理解するのはちょっと辛いかなって内容でしたが自分は原作ファンなので楽しく鑑賞出来ました。
前編に引き続き!いやそれ以上に面白い。
キャスト、構成、音楽どれをとても良いと思います。
マンガもアニメも観ていますが、それぞれの良さが有り、
とかく駄目になりがたいな実写映画も、
十分に楽しめます。この作品に感謝。
ダラダラ色んなストーリー盛り込みすぎ?最高なのはヒナちゃんくらい!
感想を一言で言うと、題名の通り。
①色んな話詰め込みすぎ!!
全部繋がりがなさすぎて呆気にとられました。
いじめの話、突然お父さんが帰ってくる話、後藤の話、色々入れすぎでしょ
しかも、全部繋がらなすぎて、びっくりしました。
なんて言うか、映画だと全然繋がりがなくて、一個一個短編小説が繰り広げられてる感じ。あの程度なら、絞ってもっと丁寧にかけよ!!!
前編では、桐山が上がり込んだ家でのギクシャクを、ダラダラとだけど前編らしい”さらっと感”で描いてたから、後編で丁寧に深掘りしていくのかと思いきや、なに?歩くんとの喧嘩もさらっと終わるし、何も解決してないのに、チケット渡して終わり?え?さらに、一番最悪だったのは、香子が酔って帰ってきた時に、水だけ渡すあの親。
映画だと、何酔ってんだよ?ほら水飲めよってだけに見える。
悲しい。あのお父さんだって沢山苦労してんのに!!!
あとあれです。病気もちの桐山の永遠のライバルこと二階堂の出番少なすぎでしょう!!!!前編の重要度は微塵も感じなかった。
作品自体ダラダラ長いんだから、もっと丁寧にかけよ。
3部作にしたっていいじゃない。終わってないんだから。
②ヒナちゃんすごい!!
ヒナちゃんを演じてる子はすごいね!見入ってしまった。
3月のライオンじゃなくて、ヒナちゃんのいじめを克服する話でも十分映画としていけんじゃない?桐山よりよっぽど成長してるし、境遇も感情移入できるし、いっそ、そこだけ切り出した方がいいよ、うん。
③ただ、役者さんはみんな適任だったね〜
出てくる役者とキャラ設定はすごいね。これは最高にマッチしてました。
神木隆之介くんの、青臭くって恥ずかしくて、ボロボロになりながらも頑張る感じはすごいね!!感動しました。(いなくなったお父さんに詰め寄る感じは、鳥肌がたつくらい見てらんないくらいリアルな感じでした!)
いや、いい映画だと思うよ?けど、長い割に何の映画かわからないのがよくないよね。。。
なんの映画ってわかんなくなったので2点で。すみません。
以上です。
感想
後藤さんが獅子王戦の決勝で負けたあと、将棋盤を見つめるシーンが印象的だった
前編より後編の方が好き!前編は盤上の戦いがストーリーの軸だったが、後編は零くんと周りの人々のヒューマンストーリーという感じ。ただ、マンガを読んでいると宗谷さんのエピソードやひなちゃんのいじめの話、お父さんの話がめまぐるしく、呆気なく感じてしまった。しょうがないのかもしれないけど。
初めてエキストラに参加した作品だったが、自分の関わったシーンがあんな風に本編に組み込まれるんだととても感動した
続編がみたい‼️
前、後編両方観ました。
原作も読んでいないし、将棋も詳しくはないですが、そんな自分でも楽しめました。
出演している役者さん全員がとてもよかったので入り込めたと思います。
特に神木隆之介さんがよかったです。
子役時代から観ていますが、ドンドン素晴らしい役者さんになっていて、これからもいろんな映画に出演してもらいたいです。
ラストは続編を期待させる終わり方だったので、ぜひ続編を作ってもらいたいです。
とっても良かったです!
話の内容は見てからのお楽しみにしたいから、まぁとにかく良かったです!
ただ、エンディングは急に終わったので納得感はイマイチ、、でもそれが私の映画自体への感想を左右することはないです。
私はいいと思いました!
よかった
前編よりも、オリジナル度が高め。
それもまたよかったけれど、お父さん件の決着のつけ方がなあ。。。さすがプロ棋士は違うなあ、っていう零ちゃんとお父さんの対決が見たかったので、ちょっと残念。
でも、原作が終わってない中で、幸田家の問題や後藤の問題についても、上手く纏めていたと思う。
感動しました。
前編より、ストーリー展開が早いと感じました。
誰もが、何かの事情で、悩みや苦しみを抱えている。
時には、もがき、でも前進できる。人は変われるんだと教えて貰えた気分です。
主演の神木隆之介さんの人間として、成長していく姿がキラキラとしていました。
原作は、全く知らないし、将棋も全くわかりませんが、家族愛だったり、笑えたし、泣けました。
その他のキャストも、素晴らしくて、続編も、あり得るのでは、と期待してます。
後半は家族の回!!
後半も忠実度はハンパない。
島田さんの山形のくだりとか、京都のくだりとか欲しい、とか思うものの、漫画の記憶で補強しつつ。
泣く。泣く泣く。
ほんと、続編期待!
忠実度がハンパなさすぎて!
主題歌と構成は最高!
零の一生懸命さに感動した
前編から続く人間関係もわかりやすくまとめられていた
しかし、前編と後編で分ける必要あったのかなとも思った
今回の前半もよく見ていないと
気づいたら寝てしまっていた
と、なってもおかしくないなと思った。
だが、最後のエンディングで流れる春の歌は最高だった。
それなりに纏まったのでは?
原作は読んでなく、アニメだけ見てたひと。
話を纏まりきれない泣かせる系かと思ってたけど、そこまでベッタベタでなく、思っていたよりきれいに纏まってた気がする。
川本家にフィーチャーされたストーリーだけど、面白いのは将棋にかける桐山零や後藤の想いやそれぞれが抱える背景というわけで。香子や歩も含め、登場人物が前に進んでいく姿に好感が持てた。
ちなみに前編大活躍の佐々木蔵之介に代わって後編は、伊藤英明、高橋一生、豊川悦司がいい味出してる。イケメン万歳。
終わり方があっさりで満足出来なかった
いじめ、親子のわだかまり、自分の生き方の葛藤と
色々描いているが、場面の展開が早く、一つの話に
入って行けなく結局は消化不良。
食べ物に例えると、美味しい食材はたくさんあるのに、どれもつまみ食いで満足出来なかったって感じ。
唯一、屋上でいつもカップラーメンを片手に話かけてくる先生との会話は短いけれど、的確にツボを押さえて心に残った。
後編とても良い
正直前編では寝てしまいそうになるぐらいでしたが、後半ではもうただただ感動でした
家族愛っていいですね
神木くん素晴らしい
対局シーンでは緊張感がひしひしと伝わってきて、なんだか自分が対局してるような感覚になりました
プロの将棋ってすごいんですね
まさに精神の殴り合い
映画館で観て欲しい作品
観ながら思った。もっともっと観てたい。
俳優さん達が素晴らしい。
脚本も音楽も撮影も全てが優しく私の中に自然に
入ってきた。
漫画も好きだけど映画観たらもっともっと原作もアニメも好きになった。もしやもしやまだ観てない人いたら直ぐに足運んでください。映画館の大きなスクリーンで俳優さん達の一手一音一語本当に全てを観て欲しいっす。
間違いなくイチオシ作品
神木くんの「えっ!?」はだいぶ好き
前編で光を見出だしたと考えていた主人公がより本質的に己と向き合う事になる、今作品。前編では少し別世界な俯瞰で観る感じでしたが、今回は観てる側も含めて放り込まれる感じで、腹の底に終始グリグリと島田さんの様になるけれど、終わりの爽快感は梅雨明けの気持ちよさの様でした。
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