ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Yearsのレビュー・感想・評価
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ビートルズファン必見!
オノ・ヨーコやポール・マッカートニー、リンゴ・スターの協力の下に制作された、ザ・ビートルズの公式ドキュメント映画。
ビートルズのヒットナンバー満載ですよ。って言うか、わたしが生まれる前の出来事のはずなのに、出て来る曲の殆どが判るというのはどういう事なんでしょうね?やっぱりビートルズは、50年の時を経てまで影響力が有る、唯一無二で空前絶後のグループだったということなんでしょうね。
公式ドキュメント映画なので、ネガティブなことについてはあまり触れられていません。その一つが、“5人目のビートルズ”の事。メジャーデビュー前に居たはずのメンバーに全く触れていません。そうなっちゃうのかな。
それと、後に『ビートルズを解散させた女』と非難される事にもなるオノ・ヨーコについても、全く触れていません。彼女に関しては、この作品の制作に協力しているので当然なのかもしれませんが、それでも、ビートルズの後半の活動に関しては大きな影響があったと思うんで、なにがしら触れても良かったんじゃないかと思いますがね。
この作品で描かれているのは、メジャーデビューの頃から、ライブ活動を止めてしまうまでの頃で、ライブ活動終了後から解散までの活動についてはほとんど描かれていません。唯一とも言っていい映像は、『ルーフトップ・コンサート』と言われるアップル社の屋上での映像のみ。あれを見ると「彼らは本当は自由に音楽を奏でたいんだな」と言う気持ちになりますね。束縛なく演奏している彼らは楽しそうでした。
それと思ったのは、ビートルズだけではなく、多くのバンドやグループ、歌手に当てはまることだと思うんですが、デビューしたての頃は、只々音楽が楽しくて、みんなに自分の音を聞いてもらうのが楽しくているんですが、商業的に成功すると、業界の様々なしきたりや、群がってくる有象無象から、いろんなプレッシャーを受けたり、自分自身でしがらみを感じたり、あるいは、音楽性に迷ってしまったりするんだなぁと。ビートルズの場合も、始めの頃は本当に楽しそうに演奏しているんですが、後半のライブ活動を止める頃になってくると、なんか苦しそうに演奏しているように見えました。
本編終了後、1965年のニューヨーク、シェイ・スタジアム公演の映像が流れますので、本当に最後になるまで席を立ってはいけません。
いやぁ、でも、数々のヒットナンバーを聞いて気分が高揚してしまいました。ビートルズファン必見です。
シェイスタジアムの演奏が凄い
基本ビートルズのライブの記録。アンソロジーのおさらいみたいになるけど、やはりビートルズはLIVEが凄かった。巷で言われているように収録されているのは1966年までの演奏ではない。1967年を挟んで1969年のルーフトップコンサートまでキッチリ収録されています。
1964年まではファンとの距離も近かった。でも1965年になるとシェイスタジアムのように、ファンとの距離は大きく離れてしまう。このシェイスタジアムが彼らのLIVEのピーク。最早ファンとの間の距離は収拾が付かなくなり、1966年になるとジョンのキリスト発言からアメリカが一転牙をむき、フィリピンでのトラブルなどメンバーのやる気も失せ、表情から明るさが消えているのが良く分かります。1969年の観客無しのルーフトップコンサートがビートルズのLIVE演奏としてファンへの最後の挨拶となったのが、何ともやるせない。
見所は最後の特典映像の30分間のシェイスタジアムLIVE。正にビートルズ最高のライブで、これだけ見ても満足である。特にジョンは絶好調でノリノリである。但し12曲演奏した内、何故か2曲目の「シーズ・ア・ウーマン」と6曲目の「みんないい娘」が収録されていない。昔見たフィルムでも欠けていた気がするので、何らかの理由で現存しないのかもしれない。ちょっと残念。
熱狂と青春はビートルズとともにあった
若いビートルズに会えてよかった!
話は 1963年11月の映像から始まる。
生まれてないよ ....歴史映画領域。
彼らがはじめて全英1位を獲得し、スターダムにのし上がった年。
その前年のデビュゥ、影の立役者エプスタインは 労働者階級の子弟であった彼らに 適度に品の良さ・カッコよさを加えて、伸び伸びと振る舞う若者のアイドル性を際立たせた。
よくわかった。
世界ではじめての アイドル・グループだったわけですね。
アイドルに必要な 親しみやすさ、品の良さ、頭の良さ、可愛げ、そういう資質を完全に備えていたことが、彼らの音楽を世界中に届けるエンジンになった。
いろんな方が、当時の熱狂についてコメントしているが、日本からは写真家の浅井慎平氏。
その若さ、成長を共有する、というファン体験は 確かにアイドルに対してのもの。
やんちゃで、伸び伸びしているが、しかし同時に、マトモな感覚の持ち主でもある。
いわゆる common decency というのでしょうか。
全米ツアーにおいて、人種隔離を行う会場で演奏はしないと即答する様子は印象的。
大スキャンダルになって、アメリカ人に焚書のごとく彼らのレコードを焼かれた直後のインタビュゥも、とても合理的に丁寧に説明をした上で謝罪の言葉を加えている。
その知性が、クレイジーなファンと距離を置いて、レコーディング・アーティストの道を選ばせたということがよく伝わってくる。
Luckily they survived and kept creating their music ...
マイケルの This Is It のときもそうだったけれど、深く静かに感動する作品でした。
https://www.youtube.com/watch?v=5MN8q7AByb0
実質2本、予想以上の感動と質
ビートルズのデビューから栄光までの歴史を、奇をてらうことなく、時系列に、誠実に捉えたドキュメンタリー。
新しい情報は少ないけれども、彼らのことを知っていればいるほどに、感動できる内容かもしれない。
彼らに関する記録を漏れなく集めたうえでこの作品は作られていると感じることができる。それ故に、ビートルズフーリークであるほどに、興奮を覚えるだろう。
映像のみならず、音源においても、もったいぶることなく、スタジオに保管されているマスタートラックと思われるものをふんだんに使用していて、そのクオリティーが半端ない。
リヴァプールで野郎の群衆が合唱するシーラブズユー、スタジオ音源のエイトデイズザウィークにRSDそしてトゥモローネヴァーノウズ、エルヴィス・コステロの語りとウーピーの語り…感動するところは盛りだくさん。
後期の作品は簡単に処理されていたが、個人的なビートルズへの思いと見事に合致していて、その部分においても、この作品に共感するところ。
特別に付随されているようなシェイスタジアムのリマスター映像も、非常にクリアな映像で、若き日の彼らの真の姿を目の当たりにするかのような思いにいたり、喜怒哀楽を存分に刺激された。
この作品は栄光の回顧とか、ノスタルジックにあらず、本当のビートルズを現代について蘇らせようとするものだった、と実感する。
その時代を感じる
夕方からのみの上映みたいです
Beatlesに興味のある方必見です!
これぞ!人気者
知っているエピソード、見たことのある映像ばかりなのに、なんだろうこ...
やっぱり、ライブ
最初からトリハダものです。
肉声いっぱいで満足
資料映像を継接いで、適当に編集しただけの映画やったら嫌やなと思ってたら、
めっちゃご本人の当時の肉声&ポールとリンゴのインタビューたっぷり!
おかげでとても生々しいドキュメンタリーを楽しめました。
特に人気絶頂で、どこへ行ってもファンに囲まれながらのツアーの様子はリアルでした。
大変なストレスやったやろうに、会見でも礼儀正しく答える姿は流石。
他にも人種差別に反対したり、ジョンの問題発言で危険な目にあいかけたり、事実として知っていたけれど、当時の映像を見るとなかなか生々しい。
ギクシャクしてきて解散に至るとこは飛ばしてくれたので、純粋に当時のビートルズを楽しむことができました。
ちなみに、劇場はミドルエイジの方ばかりかと思いきや、親子連れや若者もいて、ほんまに世代越えて愛されてるな…と感じました。
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