若葉のころ

劇場公開日:

若葉のころ

解説

1971年公開の「小さな恋のメロディ」挿入曲としてヒットしたビージーズの「若葉のころ」のメロディとともに、母と娘それぞれの初恋を描いた台湾発のラブストーリー。母が17歳だった1982年と娘が17歳の2013年を舞台に、それぞれの初恋の揺れる思いを瑞々しく描いた。離婚した母や祖母と一緒に台北で暮らす女子高生バイは、親友ウエンと男友達イエの関係に心を痛めていた。そんなある日、母ワンが交通事故で意識不明の重体に陥ってしまう。偶然にも母のパソコンから初恋相手リン宛の未送信メールを発見したバイは、母の青春に思いを馳せる。監督はジョイ・チョウ、メイデイなど人気アーティストのミュージックビデオを手掛け、本作が長編初監督作品となるジョウ・グーダイ。韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね」の台湾リメイク版で注目を集めたルゥルゥ・チェンが、若き日の母ワンと主人公バイの2役を演じ、ワンの初恋相手リン役をジョニー・トー監督作品などで知られるリッチー・レンが演じる。

2015年製作/110分/PG12/台湾
原題または英題:5月一号 First of May
配給:アクセスエー、シネマハイブリットジャパン
劇場公開日:2016年5月28日

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映画レビュー

4.0五月一日

2019年5月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

淡く切なく美しく、真面目に真っ直ぐに創られた、凄く良い映画でした。

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褐色の猪

4.5ホワイト・デー

2019年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

職場の、
台湾人のおばちゃんにこのDVDをプレゼントした。
ビージーズのCDとキャンディも付けて。

『いつもお世話になってます。はいこれ。台湾の言葉、懐かしいと思いますよー』。

以来、彼女の僕を見る目が変わってしまった・・・
プレゼントとしてはちょいヘビーだったかな(笑)

でも、爽やかだよね。
アジア映画って、少し前の時代が僕らを追いかけてやって来るのでノスタルジー感が半端ない。

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きりん

3.0王道青春モノにはスローモーション多用で

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

・過去と現在で甘酸っぺえ~
・ピアノの旋律、なにかにつけて水浴び、屋上からレコード投げ、憧れの女教師のSEX目撃、突風の吹く校庭、すれ違いの手紙、若葉が茂る木々、学生らしい男女の距離感
・本当にビージーズの若葉のころのレコードがキーなのね
・昔は男子の方からちょっかいをかけたりしてるが、現在だと女子から胸をさわらせたりキス迫ったりと逆転の対比
・能年ちゃん似の娘の「返事まってるね」が可愛すぎる
・思い出は美化されるね~

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mimiccu

0.5やりたかったことは良く分かる

2016年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

 懐かしい音楽を耳にすれば、キラキラと輝いていたあの頃に戻ることができる。たとえ、現在それなりに職や家族に恵まれていたとしても、ひと時、在りし日の感情を思い出し、甘い感傷に浸ることへの誘惑から逃れることは、誰にとっても難しい。
 このような郷愁が描きたかったことは強く伝わってきた。しかし、結論を言うと、若い日々の描写は成功しているのに、年老いた現在の描き方に違和感を覚える。この違和感はどこから来るのか。
 ワイン片手に、高級オーディオの音に耳を傾ける二人の男。
 いつかどこかで観た香港映画にもこんなシーンがあった気がする。敵同士だと互いに気付くことなく、男二人がレコードの音楽に共に耳を傾けている。そのシーンには秘められた哀愁とサスペンスが溢れていた。
 こちらはどうであろうか。同じ悪友とバーで喧嘩をするシークエンスを含めて、そこには大人になり切れない中年男が描かれている。分別のある大人の男が郷愁に浸るのではなく、幼い日々から抜け出せずにいまだにわんぱく坊主の自分に酔っているのだ。
 このように未成熟な男と、人生の酸いも甘いも経験して愛娘を育て上げようとしている大人の女性との間に、このあとどのようなロマンスが控えているというのか。娘の淡い期待通りに、この二人がいま再びの恋に落ちるとは考えられない。
 自分が甦らせたはずの昔日の恋が色褪せていくのを、娘は自分の目で見届けることになる。彼女の思春期が終わりを告げるその瞬間まで描いてこそ、親子二代の恋物語が完結するのではなかろうか。

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佐分 利信