劇場公開日 2016年11月19日

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「本人が憑依してた」聖の青春 マイスターかずのりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5本人が憑依してた

2017年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

元々将棋が好きで楽しみにしてた今作品。
物語なので一部フィクションを踏まえつつなのですが、松ケンさん演じる聖と、東出さん演じる羽生さんが居酒屋で膝をつき合わせて会話するシーンはなんとも言えずじんわりくるものがありました。
好きなものも、過ごした時間も違う二人だから会話がなかなか噛み合わないのだけど、唯一、将棋に対する姿勢や矜持が一致する。同じ世界を見てみたいと思った聖の運命がとても悲しかった。
最後二人で戦ったシーンは、ご本人が憑依してるんじゃないかと思うほど面影があった。
でも、東出さんが渡辺明さんのファンということもあって、指し方が羽生さんというより渡辺さんかな?と思うこともあった(笑)。
ともかく良い映画。もう少し経って記憶が薄れた頃にまた観てみたいと思う。

マイスターかずのり