僕らのごはんは明日で待ってるのレビュー・感想・評価
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イケメンのジャニタレはミスキャストなれど、原作の雰囲気はきちんと再現
冒頭、高校生の葉山は暗くて無口で誰からも声をかけられないという設定なのに、中島裕翔ほどのイケメンでそれはないよ。女生徒がだまっているわけない。髪型をダサくするなどして説得力持たせる意図もなく、普通にかっこいいし。中島は「ピンクとグレー」の役にははまっていたけど、さすがに本作のキャスティングには無理があるかな。 新木優子は新木はリードするタイプの女子を好演。不器用な男子と気丈な女子の、応援したくなるような恋愛が、瀬尾まいこの原作小説の雰囲気をうまく再現して描かれる。二人の成長が演技と演出でもっと丁寧に描かれていたら、なおよかった。高校、大学、社会人と結構な年月が経つのだけれど、外見の印象もあまり変わらない。内面的な成長もにじみ出るほどには感じられない。 市井昌秀監督の「箱入り息子の恋」は大好きだったが、これはまあまあかな。本作のカップルが好きになった方、ぜひ小説も読んでみて。
【”私が泣いてる時は相当弱っているから助けに来てね。”モジモジ内向君と表面上テキパキ外向さんの高校から社会人までのジェットコースターケンタッキーラブストーリー。】
ー 恋愛映画が好きである。若き頃は、少女漫画のアイドルを主演にした映画は敬遠していたモノだが、幾つかの秀作恋愛映画を観てから、少し恥ずかしいけれども面白そうな映画は観るようになった。 何故ならば、恋する男女の姿は、何だか素敵だと思うからである。- ■モジモジ内向君のリョータ(中島裕翔)は、表面上テキパキ外向さんのコハル(新木優子)から高校時代に明るい表情で告白される。 そして、二人は付き合い始めるが、大学の時にコレマタ明るい表情でリョータはコハルに振られる。 ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・リョータを演じた中島裕翔さんと、表面上テキパキ外向さんのコハルを演じた新木優子さんは美男美女である。 まるで、私と家人の若い頃の様である。(石を投げないで下さい。) ・特に、生まれの哀しい出来事(お母さんが、妻子ある男性との間で自分を産みながら居なくなった事)を抱えながらも、健気に気丈に明るく振る舞うコハルの姿が良い。 何故ならば、その姿をずっと見て来ているからこそ、子供がいる家庭を持ちたかったコハルが子宮の筋腫で子宮摘出する事になった時の、病院の屋上で涙する姿が心に響くのである。 そして、彼女に振られながらもずっと、コハルを想っていたリョータは望遠鏡でその姿を見て、駆け付けるのである。 ”私が泣いてる時は相当弱っているから助けに来てね。” ・今作は、脇役のリョータの親友を演じた岡山天音さんと、コハルと同病室のファンキーな入院患者を演じた片桐はいりさんが、良いのだなあ。 ・リョータはコハルが同居するお婆さん(松原智恵子)から、一度は”太陽みたいな人にしなさい”と言われてしまっていたのだが、コハルが手術する際に、お婆さんと待っている時に、亡き兄の言葉を思い出し、パンをお婆さんに渡して一人ガンガン食べるのである。 そんなリョータを見るお婆さんの顔は、既にリョータを頼れるコハルを任せられる男として観ているのである。 <今作は、互いに暗い過去を持ちながら惹かれ合ったモジモジ内向君と表面上テキパキ外向さんの高校から社会人までの恋愛模様を描いた作品なのである。 序でに言えば、ご飯はヤッパリ大勢で食べたいよね。>
わかりやすく爽やかなラブストーリー
テンポが良く、わかりやすく、最後までずーっと気持ち良く観れました。泣けて、笑えて、キュンとして、私は好きな映画です!主役の中島裕翔くん、新木優子さん、二人共凄く魅力的でした!こんな恋したいと思わせてくれました。
主演二人が爽やかで内容もいい
キャスト目当てで観ましたが、内容がよくて、言葉が刺さりすぎて泣きました。 登場人物がみな温かい、素敵な言葉もたくさん。 単なる恋愛映画ではない。 カーネルサンダース像でこんなに泣ける映画は他にない。
よかった!
ジャニーズの子か…と期待はして無かったのですがレビューが良かったので見てみました、演技も良かったし、ストーリーも良かった、原作は読んでないけど映画化する時無理やり感が否めない作品もある中、無理のない展開で心がフォワっとなる話でした
新木優子が良い
彼女はこんなに良い表情をする女優さんだったんだねえ、と思った。 これもティーン物だなあとは思ったが 作業の片手間に見るなら良いかと、プライムで視聴。 こういう風に 気楽に手を出せるところは配信の良さ。 相手役(逆?) の男の子がジャニーズとは全く知らず。 しかも みんなが言うほど イケメンか? 出だしの グイグイと来る米袋リレーのあたりが もう ただただ 微笑ましい。
雰囲気は好き
ところどころのシーンに考えさせられる台詞が散りばめられているが、それが点のままで線としてつながっていないのでうまくまとめきれていない感じはする。中島くんの変容が映画の中心的な内容だとは思うが、内面の変化があまり描かれていなかったので物語の展開に唐突さを感じた。
雰囲気は良いが物足りない!!
食事シーンが多く幸せな気持ちになり、二人の会話も退屈する事なく観る事ができました。ヒロインがあまり感情を表に出すタイプではないので、演技もずっと同じ調子で、ベタな盛り上がりには欠けると思います。
ケンタッキーの映画ね!
人が死ぬ小説ばかり読んで、授業中はたそがれている良太(中島裕翔)。暗いため、米袋ジャンプの相手を女子はみんな嫌がってたからといって、体育委員の上村小春(新木優子)がペアを買って出る。さらに家にあった小説をプレゼントするなどして、小春の方から付き合ってと告白するのだった。戸惑っていた良太。しかし、兄が死んでから何事にも消極的になり、人を好きになるのが怖かったという良太も、天真爛漫で積極的な小春に押し切られる形で、自然とお付き合いを始めた。 大学進学も考えてなかった良太だったが、小春のアドバイスによって大学に進学。短大に進んだ小春は保育士となり、良太も企業の内定通知をもらった頃、小春の方から一方的に別れを切り出してきたのだった。合コンに誘われ新たな彼女・鈴原えみり(美山加恋)ができるものの、兄の墓参りを続ける小春を見て、思いを断ち切ることが出来ず、えみりとも別れてしまう。復縁を願うも、小春は拒絶。しばらくして、小春が入院していることを知る良太であった。 棒読みともとられる早口でぺらぺらとユニークな会話をする小春のトーンがとても心地良い。ケンタッキーが好きだと言う彼女も本当は鶏肉が嫌いだとか、傍目で見ると不思議少女といった感じ。兄の死をずっと引きずっている良太にとって、両親がいないという家族愛に恵まれていない小春の明るさは天使のように輝いていたはずだ。 「家族を作るチャンスは2回ある」「私が泣いてるときは本当に弱ってるときだから助けにきてね」などと、印象に残る言葉もある。屋上にある望遠鏡で眺める姿も印象的で、笑える会話もかなりある。カーネルサンダース人形を持っていくのは反則技だが、これがあるからこそ良太に積極性が芽生えたとも感じられるシーン。しばらくすると、あ~ケンタッキーの映画ね!と思い出すこと間違いなし!
新木優子がめちゃめちゃ良かった。何回も観てしまった。 役者さんは皆...
新木優子がめちゃめちゃ良かった。何回も観てしまった。 役者さんは皆上手いのだけれど、セリフの内容が文章すぎたと思った。「本当の自分とは何かっていう永遠のテーマを抱えたまま他人のことまで知ろうだなんて傲慢だと思わない?」というセリフを一息で言うのだけれど、違和感すごい。 「目の前の状況にちゃんと対応している」葉山君が好きなんだ。というのもなんかひっかかる。全体的に話し言葉に書き言葉が混じっていて、ん?ってなる。 実際に会話するときは状況こみで喋るのが普通。 全部は言わない。本だから読めるセリフだと思った。 風立ちぬや駆け出し男駆け込み女もそうだけれど、愛する人の為に自分の身を引く話は込み上げてくるものがある。 原作を大事にしているし映画としてはとても良かった。
すごく良かった!
タイトルからしてこんな素敵なラブストーリーと思ってなくて、食に関する訴えの方が強いお話かと…大間違いでした…笑
2人の空気感が素晴らしくて、とってもお似合いの2人だった。一見ジャニーズでイケメンでって、のが優先する裕翔くんのイメージも本当はちょっとネガティブで真面目すぎるトコとか、でも育ちがよくしっかりしていて礼儀正しいとことかもピッタリだった。優子ちゃんもサッパリしてるとこや芯が強いところが役に合ってるように思えた。
"ちゃんとした人が好き"って小春が言うのもおばぁちゃんが納得するタイプな訳で生い立ちから"憲法"になるのも自然で、厳しく育った訳じゃなくむしろ大事に育ってて貰ったからこそで、それを素直に受け入れてるところも小春がいい子だなって共感できる良い部分で、ストーリーと上手く繋がっていて良かった。
終りに小春が「亮太」と呼んだ時の可愛さったらないなぁ…そりゃ亮太もチュ~するさ!笑
小春はあんな素敵な自分に合った人を中学生の時から見つけてすごいなぁ…幼少期から今も辛い事もいろいろあったけど幸せをちゃんと自分の力で掴んだんだよね。生きていくのって、パートナーってお互い「平気にさせてくれる人」なのかなぁ…って思いました。
青空多かったな。
一番、印象に残っているのは鈴原えみり(美山加恋)が、主人公葉山の家に遊びに来た時に、ちらっと映るポカリスウェット。ギルティ!! 『箱入り息子の恋』と連続してみたが、共通点が多いと感じた。 (1) 走って駆けつける。 (2) 男主人公が号泣 (3) 食事を通して仲を深める。 (4) 手作業(おしぼりのバイト、TVゲーム) (5) 謎のおばちゃん(片桐はいり、竹内都子) など。特に(2)。号泣する男子はありかなしかわかれそうだね。 中島裕翔のイケメンだけどボヤッとした感じ、クラスや職場に一人はいる感じでよかった。新木優子は、可愛かったな。笑顔が眩しかった。
純愛映画の様で…。 難病物語の様で…。 この監督の作品を観たのは初...
純愛映画の様で…。 難病物語の様で…。 この監督の作品を観たのは初めてで、脚本も監督本人。原作が有りしかも未読の為はっきりとした事は言えないのですが、同じシュチュエーションを繰り返す事で違う感情を表現する手法に感心しました。注目の監督ですね。 この監督の作品を観たのは初めて…。 ⬇︎ 気になりWikipediaを調べたら、『無防備』とゆう作品を以前に観ていた。 そう言えばリアルな出産シーンが(そりゃ本物の出産シーンだもの)あったな〜! と思い出した。 単純な恋愛映画の様でいて…がミソ。 (2017年1月10日 TOHOシネマズ渋谷/スクリーン3)
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