ブラックパンサーのレビュー・感想・評価
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マーベルの新ヒーロー
マーベルの新しいヒーロー、ブラックパンサーが、ここに来て独り立ち。その背景には、今のアメリカに反旗をひるがえす意味も含まれているのかと、深読みしてしまう設定。黒人パワーを前面に打ち出す中、女性の強さも加わり、白人至上主義への対抗とも見えてくる。
また、ワガンダ国の最新技術と豊富な資源を自国の為だけに活用するのか、全世界に発信するのかの選択、そこも今のアメリカの赤鬼みたいな人への忠告ともうかがえる(笑)
この手のヒーローものは血縁関係による因縁がことの発端になるが、今回もその通りの内容。その分、パート2では、もっと勧善懲悪的な、単純に楽しめるストーリーになるのかも。
うーん、盛り上がりに欠ける
アベンジャーズを楽しむために鑑賞。
全体的にワクワクする展開がない。
キャラもそこまで好きになれない。
ただ、ワカンダの技術力のすごさと好奇心旺盛な妹のキャラクターには引き込まれた。
次回作以降は妹にもっとフィーチャーしてほしい。
おもろい
DVDにて。いやー。素晴らしい。 アメコミと言えば、バリバリ現代社会のコードに乗っかった商業映画というイメージだ。 しかし、この映画は、我々人間はそんなクッソ下らないコードからは一刻も早く外れるべきである、ということを主張している(・・・ように僕にはみえた)。
時代が産んだ、強すぎるメッセージ性
アフリカの秘境、ワカンダの新国王として即位したティチャラ。
国を治める王として、戦士として戦うブラックパンサーの誕生を描いた新シリーズ1作目にしてMCU第18作目。
インフィニティウォー公開前の最後の単独作として登場した今作。
シビルウォーに参戦した謎のヒーロー、ブラックパンサーのその後を描く内容に加え、監督やキャストを始めとして黒人系の人材を採用し、現代における最重要ラッパーと言われるケンドリックラマーを中心としたサントラも話題を呼び、MCUはおろかMarvel作品という括りも超え、スーパーヒーロー映画作品における興行収入歴代1位(北米において)などの数々の偉業を成し遂げた作品として評価されている様子。
自分としては完全にダークホース的作品で
まさかインフィニティウォー前にこんな作品が誕生するとは思っていなかった。
内容的にはアフリカの文化や歴史をベースにワカンダという架空の国の圧倒的な技術力や独特の文化を高いクオリティで表現した他のMCU作品ではマイティソーシリーズやGOGシリーズ並みに独立した世界観を表現していると感じた。
またヴィブラニウム万能説を駆使した、ある種アイアンマン越えのギミックを施したスーツも登場し、たまらない活躍も楽しめる笑。
肉弾戦を主とした近接戦闘をカバーするスーツの硬度もさることながら敵の攻撃を蓄積し、放出するという厨二卒倒のギミックで華麗に敵を倒す倒す笑。
その機能の為か、黒を基調したスーツに紫のラインが走るのもデザイン的にはポイントUPなところ(誰?)
また年々魅力を増していくヴィランの中でも今作のヴィラン、キルモンガーがとても良い。
かつて先代の王であり、ティチャラの父であるティチャカに父ウンジョブを殺された経緯からワカンダとその王族を恨み、ワカンダの技術力を用いて世界を支配しようと目論むキルモンガー。
弱き者を救える力がありながら、沈黙を続けるワカンダの態度に怒りを覚え、世界を変えるために力を使おうとする彼の姿はヴィランながらも強く訴えるものを感じた。
身体能力も高く、王位継承の戦いの中ではティチャラを圧倒するほどの戦闘力を誇り、強さもルックスも申し分の無い存在だった。
もちろん1番インパクトがあったのは彼の体笑。ゾワゾワした笑。
一つ思うのがメッセージ性を強調し過ぎな面もある為、ある意味シリーズ内では特殊な存在ではある気がする。
現実の状況や歴史を投影した感が強く、ヒーロー映画としてよりも政治風刺映画の面が強い気がする(特に最後の会見シーンとか)
もちろん映画に政治を持ち込むな的な考えではないが、アメリカやアフリカ受けが余りにも強すぎて、あまり日本受けが良くないような気がした。
世界的興行収入のニュースが飛び交う中日本でのニュースや取り上げ方があまり大きくなかったのは少し残念だったかな。
あとはいよいよインフィニティウォーという中でエンドロール後も含めてあまり繋げてく感じがしなかったのが気がかり。
ホントにIWうまく行くのかなぁ?(と思っていた時期もありました笑)
2018年03月02日(金)1回目@ユナイテッドシネマ浦和IMAX
2018年04月26日(木)2回目@ユナイテッドシネマアクアシティお台場ScreenX
2019年04月21日(日)3回目
ヒーロー映画の歴史に残る傑作
ストーリー、世界観が目新しく引き込まれる。
アベンジャーズ3に繋がる作品としても素晴らしく全てのキャラクターに個性があり印象が残る。
個人的にキルモンガーはアメコミ作品のヴィランで1番魅力的であり惚れた。
やっぱりオリジナルって素晴らしい。2、3、4、7、8、インフィニテ...
やっぱりオリジナルって素晴らしい。2、3、4、7、8、インフィニティ、、マーベルもディズニーもその他も、今やメジャーヒットのほとんどは、続編かシリーズかリメイク、よくてスピンオフ。安定志向が蔓延する中、アフリカ民族をヒーローにしたオリジナルで、歴代3位700億円の快挙。不思議な力を持った青い鉱石ヴィブラニウムを産出するワカンダ国をめぐる話に、それほど新鮮味はないけれど、間延びしないスムーズな運びと、伝統(自然)X現代性(メカ)のバランスの良さで、飽きることなく楽しめる。有名俳優使ってないから、もったいつけたり気を遣うこともない。ありがちな被差別意識を1ミリも入れずに、普通にアフリカ人がみんなですったもんだする娯楽作なのがクールだ。あと白人枠1人も画期的。いつまでも黒人枠とアジア人枠1人ずつじゃ、性格の幅が出ないしね。マーベルらしくない、ダイバーシティ時代の痛快作。
アフリカ的カッコよさが新鮮
良くも悪くもアメリカ的なヒーローにちょっとマンネリを感じていたところには、アフリカ的な舞台と衣装が新鮮。
王様ヒーローもカッコいい。
2回は観ないけど、続編があったら時間があれば観るかもね。
黒き豹の想いが世界を変える!
マーベル・シネマティック・ユニバース第18作。
ブラックパンサー・シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読です。
ブラックパンサー/ティ・チャラが治めるワカンダは、表向きはアフリカ大陸の中で最も発展途上の農業国ですが、その実態は、地球上で最も発展した文明を持つ超大国でした。
真の姿は巧みに隠されており、外からそれを窺い知ることは出来ません。「表から見ただけでは分からない真の実力を秘めた人々」が本作のメッセージのような気がしました。
ラストの国連での演説シーンで、「農業国から何を学べばいいのです?」と云う皮肉の籠もった質問に対し、ティ・チャラが見せた表情が全てを物語っているように思いました。
ティ・チャラの前に立ちはだかったエリック・キルモンガーの言葉―「立ち上がった者はすぐに叩き潰される」。様々な想いを内包していて、とても印象に残りました。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど、偉大な先駆者たちが黒人差別撤廃のために声を上げて来ましたが、未だ問題は根深く残っており、考えさせられました。
抑圧されて来た歴史を持つ黒人たちの怒りを過激に具現化した存在がキルモンガーであり、ブラックパンサーは平和を望みながら現状を打破しようとする強い意思だな、と…
ハリウッド映画でスタッフやキャストの多くがアフリカ系の人々で占められているのはとても画期的な出来事であり、世界中で大ヒットを記録したことは大いに意義のあることだと思いました。国連での演説シーンでティ・チャラが語ったことが、現実世界でも実現して欲しいと願うばかり。
DCEUの「ワンダーウーマン」もそうでしたが、世界が今も抱え続けている問題に真正面から取り組み、ヒーロー映画と云う誰もが楽しめるジャンルを通して、メッセージ性の高い作品をつくり出していくことは、世界の常識を変えるための可能性が広がっていくようで、心を揺さぶられました。
[以降の鑑賞記録]
2020/03/21:金曜ロードSHOW!(録画)
2022/09/08:Disney+(UHD,IMAX Enhanced,吹替)
※修正(2022/08/16)
未公開シーンにも重要なシーンが
ブルーレイで鑑賞
なぜ、王が取って代わった時
忠誠を誓っていたはずのボーダー族が
簡単に寝返ったのか不思議でしたが
ブルーレイに収録されている
未公開シーンに納得のいく理由がありました。
いくつかのご都合シーンをありきとして見ると
非常に面白かった。
ここ、シナリオが強引だな とか
対決シーンは同じ場所に限定されるので飽きてきたな
みたいに感じるタイミングで
ド派手なアクションがやってきたり
ワカンダのSFと自然の融合した絶景だったりが
挟まり、退屈を吹き飛ばす。
基本的に面白いから細かいところは、まぁいいやとなる。
これは勝てない。
最強エンタメ。ヒーローものばっか観てたらバカになる。映画の価値観がお釈迦になる。
でも、バカになって楽しむべき時代なんでしょうね。
観ないほうが断然損です
良き王とは
MCUの18作品目にあたる作品。
シビルウォーにて初登場したブラックパンサーの単独作品で、"良き王"になろうとする彼の苦悩や闘いを描いている。
MCU作品の中でも、かなり異彩を放っており、キャストのほとんどを黒人にすることで生まれた世界観や、独特のBGMによる空気感が、とても新鮮だった。
特に世界観は、これまで虐げられてきた人々が、逆に最も強大な力を持ち、理性的であるという別の現実が、SFの中で見事に表現されており、本当に素晴らしかった。
本作のヴィランである、マイケル・B・ジョーダン演じるキルモンガーは、MCU作品の中で最も共感できる悪役で、彼の存在が"勧善懲悪では無いヒーロー映画"としての奥行きを作っていたと感じた。
ただCGの出来が、かなり微妙で、偽物っぽく感じてしまうシーンがとても多かった。
特に、フルCGの戦闘シーンは、シビルウォーから楽しみにしていただけにとても残念だった。
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