ブラックパンサーのレビュー・感想・評価
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納得できないところもあったけれど
ストーリーや展開に納得できないところもあったけれど、それは個人的嗜好からくるもの。設定や筋はしっかりとしていると思ったし、何よりも圧倒的なグラフィックとアクションに魅了された。何ものをも寄せつけない完成度の高いビジュアルだけで非常に満足。音も、ステレオタイプなアフリカンとはいえ、非常に作品のコンセプトに合っていたので、存分にエンターテイメントを堪能した思いがする。
ヴィランと女性キャラの圧倒的存在感
アフリカ系ならではの歴史的・社会的背景を上手くあらすじに落とし込んだライアン・クーグラーの才能に脱帽。 キルモンガーは、『バットマン・リターンズ』のペンギン、『スパイダーマン2』のドック・オクなどに続く哀しきヴィランである。 MCUの中でもヴィブラニウムの使い勝手が良すぎて、もうなんでもアリの行き着くところまで行った感はある。あと脇を固める女性キャラが強いこと強いこと! 尺の長さは気にならなかったものの、他のMCU同様に肝心のアクションシーンが見づらく、少々疲れてしまった。
もはやMCUにつまらぬヒーローはナシ!
MCU最新作だが、今回の期待値はいつものニューヒーロー単独作の比じゃない。 『シビル・ウォー』での自己紹介がてらの登場だけで単独作がスゲー見たい!と思ったし、現在考えられる黒人の新進気鋭のスタッフ・キャストにワクワク! いやはや、待ってました! MCU初の黒人ヒーロー。 架空の国ワカンダの若き国王にして、黒豹のようなスーツに身を包んだ“ブラックパンサー”。 『シビル・ウォー』でも披露した通り、まさしく豹の如くしなやかでアクロバティックなアクションはMCUヒーローの中でも随一! 予告編でもお馴染みの車から車への着地アクションは華麗ですらあった。 また、キャップの盾と同じヴィブラニウム製であるスーツの機能がスゲー! ただ頑丈なだけじゃなく、相手の攻撃を吸収して跳ね返すなんて、これ、『ゴジラvsメカゴジラ』のメカゴジラのプラズマ・グレネイドじゃねーかよ!(…なんて一人で盛り上がってました) 『シビル・ウォー』でのテロで父王を亡くした直後。 国王とブラックパンサーの使命を引き継ぐ事となったティ・チャラ。 自分は国王としてブラックパンサーとして、国を守れるのか…? まだまだ未熟者、若輩者の自分。 ある儀式で亡き父王と再会し、自分の葛藤や苦悩を吐露するシーンは胸打つものがあった。 ロンドンの博物館からワカンダの展示物=ヴィブラニウムが盗まれる事件が発生。 犯人は、『~エイジ・オブ・ウルトロン』にも登場した武器商人と、元アメリカ秘密工作員で“キルモンガー”の異名を持つ謎の男。 キルモンガーはティ・チャラに憎しみを燃やし、王位を狙う。 この男の正体は…。 父王が隠してきた“罪”も明かされる。 葛藤と敵の襲来。 国に、自分に、最大の危機が訪れる…。 ブラックパンサーにチャドウィック・ボーズマン、キルモンガーにマイケル・B・ジョーダン。 着実にキャリアを積み重ねてきた二人に、絶好のタイミングでアメコミ大作! 二人共演技派なだけあって、ボーズマンはその葛藤ぶりを、ジョーダンも単なるヴィランではない深みを表していた。 フォレスト・ウィテカー、アンジェラ・バセットらベテランに加え、『ゲット・アウト』で今年オスカーにノミネートされてるダニエル・カルーヤも。 ルピタ・ニョンゴを始め女性陣の存在が際立った。女戦士たちはメチャカッコ良かったし、『007』のQのようなティ・チャラの妹がチャーミング。 黒人勢に負けじと、マーティン・フリーマンは好助演、パフォーマンス・キャプチャーじゃないアンディ・サーキスがインパクト大の怪演。 表向きは雄大な自然に包まれ、しかしシールドの中は世界のどの国よりも超文明国であるワカンダの世界観がユニーク。 スケール豊かなVFX、アクション、ドラマもじっくりと、初の大作を手掛けたライアン・クーグラーの手腕も上々。 いつものMCU作品と比べると真面目なタッチ。昨年の3本がコメディ寄りだったと言うか、今回の主人公の性格や王位継承の話が絡むので、妥当。 残念ながらテンポはちょっと鈍く感じ、せっかく中盤韓国が舞台になりながらもゲスト出演者が一人も居なかったのが勿体無い。 でも総じて、安心安定の面白さ、またまた魅力的なヒーロー。 もはやMCUにはつまらない作品はない!…のでは?
マーベル版「ライオンキング」か「バーフバリ」か
特集でも書かれてたけどマーベル版「ライオンキング」って感じ。 また王のあり方を描いている部分はマーベル版の「バーフバリ」と言えるかもしれない。 難を言えば、アフリカやワカンダの人たちの生活や儀式、衣装などが、いかにも「アメリカ人が考えたアフリカ感」だなーと感じたのと、アクションシーンが夜ばかりでイマイチ動きが分かりづらかったのはもったいないと思った。 原作からそうなのかもだけど、穏健派のキング牧師と過激思想のマルコムXがモデルになってるのは、「X-MEN」を連想させるし、物語自体は反トランプ映画って感じ。 それだけに留まらず多様性を訴えるラストの演説にはグッときたし、個人的には大満足な内容だった。
人間味
アメリカで大ヒットの意味はとても良くわかる作品 だった、そして、日本だと賛否両論になるのかもしれない作品だなとも思った。 日本とアメリカの文化の違いが 映画を見た感想にすごく反映されると思う。 個人的には大満足だった! とても魅力的なヴィランに、 国王になりきれないヒーロー さらに周りのワカンダの人達の素晴らしさ まだまだこれからというところがとても良かった。 本当にキルモンガーはしっかりヴィランであった。
ただの、民族内紛。
アフリカっぽい自然豊かな風景の奥に潜んだ、超文明。 連れてこられた登場人物曰く「こんなの見たこともない」。 フィフス・エレメントっぽいなーと思ったら、ブレードランナーね。 この相反する二つの顔が、実に対照的。 護衛団等女性キャラが多いのが、新鮮でした。 個人的にはメカに強い妹がかっこいい。 あの車乗ってみたいです。 アベンジャーズ的要素はあの「エネルギー」物体と、アクトスーツ位で。国際的要素がこれから増えるのかしら? いっちゃん最後まで見たけど、あの人誰だっけ。わからんー。
アベンジャーズで個性を発揮出来るのか?
普通だった。 トニースタークより資金も資源も潤沢で、マイティーソーばりの文明、スパイダーマンより頑丈なスーツだけど、トニースタークの方が個性的でピーターパーカーほど未熟ではなく、マイティーソーみたいに我が強くなく、すんなり見れるというか、お金をかけて作ったゴレンジャー?仮面ライダー?みたいな感じだった。 アフリカの奥地で文明が栄えてるのは面白いと思ったけど、思ってた以上に栄えてて何でもありやなと思った。 格闘シーンも斬新さは特になく何かの映画で観た告知映像の出来の素晴らしさに騙されたなと言う感じ。 アベンジャーズの中で個性を発揮出来るのか、これからに期待します。
ワカンダ
一言っでいうとツッコミ所満載の映画ですね。同時期にアメリカで公開されたメイズランナーよりも桁違いに人気があるようですが。 最初に、このワカンダという言葉、何十回も出てきて暫く頭から消えません。なにかスポンサーになっているのか思うくらいよくこの言葉が出てきます。 で、制作スタッフを見るとプロデューサー以外主要な俳優、監督は黒人、まさに黒人の監督がハリウッド映画を作ると、こういう風な映画になるんだなと感じてしまう映画でししたね。 舞台も韓国が舞台になるんですが、有名な韓国俳優が出るわけでもなく無名の役者が一言二言話すだけこれはまるでバブルのころの日本(代表的なのはブレードランナー)のような扱い、日本と同じように某携帯メーカーが出資をしているのでしょうか。 なので主役、悪役のメインは黒人でその二番手が白人という通常のハリウッド映画とは逆パターンの設定。 出てくる近未来都市はブレードランナーをモデルにしていると実際にデザインしたデザイナーが言っていますね。 ストーリーは以前見たGods of Egyptに似ていると感じました。 一番気になったのが女優はともかく、主役のチャドウィック・ボーズマンよりも悪役の筋肉マッチョのマイケル・B・ジョーダンの方が全然顔も体もカッコイイという事ですかね。 黒人の感性だと主役の顔はチャドウィック・ボーズマンになるのでしょうか。 アメリカの黒人の人口比率は約12%、日本は当然それ以下ですし、日本人には深入りし難い内容が多くそこまで感動もしないし、アクションも前半はほとんどなしで後半のみだけなのでアメリカほどヒットしはないのではと思うのですが。 なので、評価は3.0で普通です。
インフィニティ・ウォーへの期待が高まった
シビルウォーで初めて見たときは、正直好きではなかった。 見た目がダークで悪者っぽい雰囲気だったし、強さにも疑いを持っていた。このキャラクターがアベンジャーズの一員としてやっていけるのかという心配があった。 しかし、本作を観賞して、ブラックパンサーがとても大好きになった。謎に包まれた部分がクリアになり、ブラックパンサーの魅力を知ることができた。 常人離れした身体能力に加え、ハイテクな武器を使って敵を一掃する。人間臭さも溢れているヒーローだった。 アベンジャーズ作品が好きな方は絶対に観るべきだと思う。 ストーリーも無駄な所が一切なく、アクションシーンが多めでテンポ良く進むので飽きる事なく観賞できた。 まさにグレートな作品だった!
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