「That's the way heros do! そして移民となる。」マイティ・ソー バトルロイヤル アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
That's the way heros do! そして移民となる。
「マイティ・ソー」単独作品としては第三作目、ソーが出る括りだと五作目になる本作。毎回監督が変わってるだけあって、過去二作とは随分とテイストが変わってます。予告からして予想通りに今回は思いっきりコメディ寄りに振ってきました。前作「ダーク・ワールド」ではちょっと影が薄くなってたソーさん、今回は出突っ張りでしたね。
YouTube等に上がってる「シビル・ウォーの間ソーは何をしていたか?」と何らか繋げてくれるともっと良かったんですけど。そこは残念でしたね。今まで出ていたウォーリアーズ・スリーがあっけなく退場したり、レディー・シフが出なかったり(ヴァルキリーとカブるから?)、ナタリー・ポートマンが出なかったり(ケイト・ブランシェットが出てるんでアカデミー賞俳優二人は贅沢すぎだから?)と色々と残念な所はあるのですが、アクションコメディとしては概ね成功していると思われます。ベタベタのコメディなんでアメリカ人好きそう。
何はともあれ今回は音楽の使い方が良かった!ってかレッド・ツェッペリンの「移民の歌」が戦闘シーンで使われるとあんなにアガるなんて!!いやー、カッコ良かったです。最後のアスガルド民が全員移民になってしまう事とかけてあるんでしょうけど、ノルウェーは段々と移民に厳しくなってきてるみたいですが大丈夫でしょうか?
ジェフ・ゴールドブラムの無駄遣いっぷりも去ることながら、「ロード・オブ・ザ・リングス」や「スター・トレック」のカール・アーバンがボウズ頭で出てた事にビックリしました。そういえばクリス・ヘムズワース、ケイト・ブランシェット、カール・アーバン、そして監督のタイカ・ワイティティと妙にオセアニア勢が多いですね。オセアニア勢が撮る北欧の神様の話って!?
ちなみに、これまたYouTubeに上がってるのですが日本昔話風の予告編が秀逸でした。おディーさんとか、おヘラさんとかジワジワきます。
今回ロキも活躍してましたし、ハルクも出番多かったですし、これから来る「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」への下準備はバッチリですね。さぁ、お次は「ブラック・パンサー」だ!!