「故郷アスガルドの王位を剥奪され追放された父オーディンから死の女神ヘ...」マイティ・ソー バトルロイヤル よねさんの映画レビュー(感想・評価)
故郷アスガルドの王位を剥奪され追放された父オーディンから死の女神ヘ...
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故郷アスガルドの王位を剥奪され追放された父オーディンから死の女神ヘラがラグナロクの元凶であると知らされたソーはヘラにソーは戦いを挑むも全く歯が立たず惨敗、異次元空間に投げ出されてしまう。ソーが辿り着いたのはグランドマスターが統治するゴミ惑星サカール。グランドマスターに売り渡され強制的にグラディエーターにさせられたソーの初戦の敵として現れたのがハルク。思わず狂喜するソーだがハルクはかつての記憶を失っており猛然とソーに襲いかかる。
荒唐無稽に疾走するストーリーに無造作に挟み込まれるとぼけたギャグが物語のテンションを上げたり緩めたりと絶妙に作用。ヘラを演じるケイト・ブランシェットの圧倒的な貫禄、サブキャラ達にまで生き生きとした見せ場を用意した丁寧な脚本と演出、中世の宗教画のような圧倒的な映像美、目を疑う意外なカメオ出演、そして何と言っても『移民の歌』。何もかもが有機的に作用して何度も爆笑させられては泣かされる大傑作となっています。個人的にはヘラに寝返るアスガルドの門番スカージを演じるカール・アーバンの緩急の振れ幅が大きい名演が忘れられません。
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