「ホネホネロック」リメンバー・ミー fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
ホネホネロック
ご先祖さんが「死者の日」に家に帰ってこれるよう、写真を飾り、花道を作り。死者への考え方って、宗教によって違うけど。これって、日本のお盆と共通する!。だからかすんなりストーリに入っていきました。
お盆行事の最中に、ミゲルがアクシデントで黄泉の国に迷い込み。
歌い手だった「ひいひいじいちゃん」を探す過程での、ご先祖さんを巻き込んでの上へ下への大騒ぎ。
昭和世代には「あ、ホネホネロック!」とつぶやくこと間違いなし。
それがみんなキュートに描かれているのが、とてもいい。ホネホネなのに(笑)。色彩も実に豊かで見惚れます。
写真もなく殻られることなく、人々の記憶からも忘れられた死者は。黄泉の国からも消えてしまう。切ないなあ。
ストーリー展開も、予測を思いっきり飛び越えて。
気付いたらホロリ涙してました。ソウキタノネ。
音楽はいつの時代にも、人々の心の中にあり。それを聞くことでその時を思い出す。
オスカー受賞も納得の1作でした。
そして今度のお盆には。
なすときゅうりの「精霊馬」を作り、写真を飾って。亡き母を迎え入れたいです。
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