「予想付かない展開」スター・ウォーズ 最後のジェダイ yoneさんの映画レビュー(感想・評価)
予想付かない展開
これは最後のエピソード9への「橋渡し」となる作品。
前作エピソード7は個人的にはつまらなかった。
カイロ・レンの役割があまりに中途半端だったし、いきなり登場したレイが何故フォース(ライト・セイバー)を扱えるのかもよくわからなかった。
何故、曲がりなりにも修行したカイロ・レンと渡り合えるのか?・・なんて説明はすべて省いて、最後互角に戦ってみせた。そんなことが出来るなら、ルークは何でヨーダの元で修行したんだ??
(まぁ、カイロ・レンがそれだけ未熟だった、とも言えるけど)
とりあえずその疑問は横に置く。。。
で、エピソード7をカイロ・レンとレイの成長物語として観たとき、意外と面白いなー、と感じた。
ルークがカイロにした仕打ちは、いわば「悪性遺伝子があるからこいつは将来悪いことをする。だから今罰する」という映画「マイノリティ・レポート」の世界そのもの。罰せられる身からすると納得できるわけない。カイロ・レンが反抗期をうまく処理できずグレてしまっても仕方ない(笑)ルークの方がよっぽど「悪」だ。
この作品は「善」と「悪」をわかりやすく分けてない。
ルークも結構ダメダメに描かれてるし。
今作品の最後では、カイロ・レンが「悪」に落ちきるか、「善」に戻るのかもよくわからない。どちらにも行く可能性がある。
それがわからないから面白い。
次作最後の作品で、どう決着をつけるのかを楽しみに待てる。
それだけでもこの作品には高い評価を付けたい。
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