劇場公開日 2017年12月15日

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「時代が変わるどうこうの話ではない。」スター・ウォーズ 最後のジェダイ アニーさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5時代が変わるどうこうの話ではない。

2017年12月19日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

『時代が変わったのだから、違うスターウォーズで仕方ない。』という意見があるが全くそれは間違いである。

時代が変わればシリーズ物に置ける設定や概念を破壊していいはずが無い。例を示そう。パイレーツ・オブ・カリビアンの次期最新作でスパロウがイージス艦に乗って来て、宿敵をミサイルで瞬殺し、海賊王になるという事が起きたら、どうあなたは思うか?『時代が変わったのだから船も変わって当然だ!』…なーんて、なるわけが無い。

私だって、どうせディズニーが続編を作るなら新しいスターウォーズを見たかった。無論、整合性は必須である。残念だが今作はこれが無い。新しいスターウォーズというのは、シリーズに置ける伝統や設定を尊重した、『スカイウォーカー家の神話』であったはずだ。現代社会の風刺などその他の意味ありげな演出など不要なのである。他のSFとは訳が違う。スターウォーズは王道の堂々たる神話でなければならなかった。

つまり、時代が変わったからといって今までの物をぶち壊して新しいスターウォーズを作ってはならなかったのだ。それをスターウォーズとは言わない。新しい映画を作りたいなら新しいSF映画を作れば良かったのだ。

しかしながら、今作『最後のジェダイ』もエピソード7同様に大ヒットし、名作と言われていくのである。これは、いわゆるスターウォーズ補正である。スターウォーズと名の付く映画は全て名作になってしまう。おそらく、大絶賛している方たちはローグワン(2016 監督ギャレスエドワード)を未鑑賞であるか、興奮の余り冷静に鑑賞出来ていない。

古き良きスターウォーズはアナキンと共に失われたのだ。

ディズニーは更なるスターウォーズの作成にヤケになっているが最早それはスターウォーズの威を借りたただのファンタジーSFだ。

ルーカスフィルムの関係者はもう一度スターウォーズを鑑賞すべきだ。

アニー
マラサイさんのコメント
2017年12月19日

同感です。
この映画にスターウォーズと名が付いてる自体許せません。幼い頃から見てきたスターウォーズ、ここまで破壊されては.....とっとスターウォーズの名を外してください。

マラサイ