「古きを捨てて新しきを取る」スター・ウォーズ 最後のジェダイ My映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)
古きを捨てて新しきを取る
前作、EP7は正直好きになれなかった。
ただEP4のストーリーをなぞっているだけで
新しいモノがないように感じたからだ。
では今作はどうか。
めちゃめちゃ攻めに行ってた。
古いモノ、古い考え方は棄て、
とにかく新しいモノを作っていこう感が
ビシビシ伝わってきた。
その結果としてEP8は面白かったのか?
正直そうでもないんだよな〜……
新しすぎたと言うか、
スター・ウォーズとしては邪道すぎた。
改めて考えてみると自分は
スター・ウォーズ(以下、SW)を
観に行っているわけで、となると
やはりSWらしいモノが観たかったらしい。
残念ながら鑑賞中ほとんどSWらしさを
感じられなかった。
伝統を取りに行った7が好きじゃないと
言っておいてそんなワガママと言われるかも
知れないがこれはSWなのだ。
デリケートな問題だと思う。
ここは意見が分かれる所なんじゃないかな。
古いモノに囚われるな!と言うのは
とても理解できるしその通りだとも
思うのだがSWに関しては自分は
そうは思わなかったようだ。
新しいことをするというのは大賛成だが、
SWの文法までは棄てないでほしかった。
このまま「らしさ」を失っていって
今後シリーズは大丈夫なのだろうか?
スノークに背景がないことや
レイの親が何者でもなかったことに
新しさ、本作の良さを感じてる人も
いるようだが、その展開は物語を
面白くしているだろうか?
自分は予定調和でも「実はレイがルークや
パルパティーンの娘だった」みたいな話の方が
全然好みだ。もしくはものすごい
驚愕の出生の秘密でも何でもいいのだが、
それらがないならEP7でのあの思わせぶりな
演出はなんだったのさ?
何もないなら余計な伏線は貼らないでほしい。
ガッカリするだけだ。
それと、カジノのシーンの必要性を
全く感じなかったのは自分だけか?
1つも面白い所がなかったんだけど。
せっかくベニチオ・デル・トロを
キャスティングしたのに大した役
じゃなかったのはスゴイもったいない。
また出て来るといいのだが。
所々でギャグを挟んでいたが
いらないものばかり。
「余計なことするなよ」
以外の感想が出てこなかった。
今までのシリーズにも笑えるシーン、
ギャグシーンはあったが今作のは
何かが違った。何なのかはわからないけど。
カイロ・レンが上裸の時にテレパシーが
つながりレイが「最悪のタイミングね」なんて
言うシーンは見てるこっちが最悪の気分になった。
しかしレイアが宇宙空間に放り出されて
フォースで戻って来たのは笑った。
悲しいのはアレは笑いを取りに行ってる
シーンではないということだ。
色々言ってきたが攻めの姿勢は嫌いじゃない。
なんにせよ3部作なのでEP9が公開されるまでは
なんとも言えない部分が多々あるが、
それでも僕は少し心配になってきた。
観終わった後の自分はスッキリしてるのかな…
でもやっぱりこのシリーズのOPとEDは最高。
とても共感出来るレビューでした。
自分も常に新しい事にチャレンジするのには大賛成ですし、シリーズ物である以上、同じ様な物は作ってはいけないと考えています。
自分は「フォースの覚醒」の時点で懲りたんで今作は観る予定はないので詳しい内容は分かりませんが、否定的レビューを見る限り、
何やらルークが変な描かれ方をされてる様で…。
それに製作陣も456を神格化してる割には456をあまり理解してる様には見えない。
そんなイメージがレビューを読んでて見受けられます。
まぁ、観てないし観る予定もないですから、これ以上は言及出来ませんが、
スター・ウォーズはやっぱり自分には456123で十分だと思ってます。
長文失礼。