「☆☆☆☆ これまでにシリーズは全作品を観てますが。「ファンです!」...」スター・ウォーズ 最後のジェダイ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆☆ これまでにシリーズは全作品を観てますが。「ファンです!」...
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これまでにシリーズは全作品を観てますが。「ファンです!」と公言する程でも無く。取り敢えず話題作品だから観ておこう…程度でした。
確かにエピソード4・5。前作の『フォースの覚醒』や、スピンオフの『ローグワン』は楽しく観てましたが、それでも世間的な評判程はのめり込んでなかったと思います。
が!しかし。今作品は…。
いや〜凄い!
いやね、何が凄いったって。映画1本分の中に3本分のアイデアと、創意工夫で彩られているのだから。
元々は、監督ジョージ・ルーカスが若い頃に抱えていたであろうオタク趣味と。孤独や悩み・妄想等から想像し作り上げた世界観。
それらにディズニーのクリエイター達が知恵を集結した事で、新たなる世界観が拡がったのだと思う。
それだけに。多少は商業主義的になった作品で有るのは否めないところ。
「こうなったら、次にはこうしよう!」
「それでは当たり前過ぎるからこうゆう展開にした方が…。」
今や作品を、全世界でヒットさせるのにはどうしたら良いのか。そんなアプローチ長けたディズニーだからこそ生まれた作品と言える。
長年ルーカスの世界観を信奉して来たファンにとっては、受け入れ難いのかもしれないのだが…。
しかし繋ぎの作品でこれだけのクオリティですから。いよいよ最終章を任せれるJ・Jのプレッシャーも計り知れないのでは?…と、ちょっと心配になってしまう。
今後の課題として…。
レイア=レイ。
ダースベイダー=レン。
…は確定として。ルーク&ソロの立ち位置には、フィン&ポーが今のところは入るのだろうなあ〜。
ちょっと心配なのはこの2人。そこはかとなく小物感が漂うのがねえΣ(-᷅_-᷄๑)
おそらく最終章にはデル・トロがどんな位置関係に入るのか?…で、その後に続く新シリーズの方向性に関わって来る気がするのだけれど!
゛変わらなければ希望は生まれない〝
〝名もなき貧しい人々の中から選ばれし者は誕生する゛
まさにアメリカドリームに通じる世界。
カジノの街で展開された【奴隷解放】の図式。
その一部始終を見守った子供の胸に去来する想い。
ラストシーンに込められた製作者の意図を観るにつけ。冒険活劇の中に隠された、人間の尊厳性には感動させられてしまった。
しかしよくよく考えてみるとこのシリーズって。元も子もない言葉で言えば…。
壮大な宇宙で繰り広げられる、お騒がせ一族の内輪揉め…だったりするんですよね〜。゚(゚´Д`゚)゚。
2017年12月17日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ/スクリーン5
2017年12月21日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン5