ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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名も無き人のためのフォース
劇中、登場人物の多くが「フォースとともにあらんことを」を何度も発するが、その中で実際にフォースを体験した人はいないはず。昨年公開のエピソードⅦのように、ジェダイは死に絶えた、あるいは伝説化しかけた時代なのだ。
しかし、誰もがその存在を固く信じている姿に最も心を打たれた。
そう、フォースとは万物を包んで満たしているエネルギーなのだから、アーソ父娘や成り行きで集ったローグワンの間にも、微量ながらその命運を結び付けるフォースが流れているのだ。
最後にダースベイダーに追われ、命を奪われながら、デススターの設計データを死守する名も無き兵士たちが印象深かったというレビューが散見されたが、全く同感であった。彼らもまた、フォースによって導かれ、強大なフォースによって命を奪われた人々だったのだ。
本作は、スカイウォーカーの血筋を継承し、宇宙に調和をもたらすために犠牲になった、小さな、でも欠かすことのできないフォースへのレクイエムであったのだと思う。
ローグワンのメンバーが一人また一人と力尽きていく場面では、いつの間にかバーバーのアダージョを脳内再生しながら観ていた。
じーんと、、
ところどころで涙が誘われてしまいました。
こんなに大事な登場人物が全員死ぬ映画ってあるのでしょうか?って感じでしたが、それぞれのキャラクターの気持ちが伝わって来る素敵なお話しでした。
大好きな人と手を取り合いながら光に包まれるラストシーンに感動ーーー(T ^ T)
一年ぶりのSWの世界観に触れられて、幸せでした!
make the force be with you
スター・ウォーズのファンの心をつかむのがうますぎる。
製作スタッフもみなスター・ウォーズのファンだからなんだろうな。
エピソード4をもう一度みたい!
希望がつながる!
ダ-スベイダ-が主役
SWお決まりオ-プニングの音楽とスト-リ-解説のタイトロ-ルが無くて、残念でした。ラストはダ-スベイダ-とレイア姫とC3-POとR2-D2が主役をかっさらっていった。主役級の登場人物が全員死んじゃうのはどうかなぁと思った。でも、戦闘シ-ンは迫力ありました。
希望は新たな時代へ受け継がれる
期待してなかったんですが、中盤からの怒涛の展開に引き込まれっぱなし。
会話の端々にEP4を思わせるものがあり、来るんだろ……あいつ来るんだろ……ドーン! の焦らしプレイが最高でした。
シナリオ自体は、結末がわかっている分予想もクソもありませんが、それを上回る奥深い演出が見事。
安易なキスシーンが無かったのも素晴らしい。ディズニーやるじゃん!
言うなればDISSIDIA 012 FFよろしく、「未来のために今を犠牲にする」のが全体のテーマ。
それは冒頭の親子シーンからクライマックスまで変わらない。
そしてやはり、ベイダー卿の存在感は桁違い。
階段から降りるときの影の演出、ラストで艦隊に襲撃した時、暗闇から赤のライトセーバーが光出すシーン。
どこをとっても「ラスボス」。
カイロ・レンにはない、「何をしていても絶望する」圧倒的カリスマ。
K2やキャプテンらローグ・ワンの面子は個性が強く、初めはゴチャゴチャしているように思えても、後半は自然と彼らと一体となり、見ていて熱くなる。
久々にど直球なエンターテインメントを見られたと思う。
これぞハリウッド。これぞSF。これぞスター・ウォーズ!
旧三部作がお好きな方、是非とも見ましょう!
そしてラストシーンを見たあとは、EP4をもう一度見ましょう!
大人向けなSW
自分のやっていることが悪とわかっていながらも、世の為と信じて生きていく大人達の葛藤が描かれていた。
K-2SOいいキャラしてた笑 毎回出てくるロボットはいいキャラしてるよね笑
最後のダース・ベイダーのシーンは鳥肌立ちました!あのシーンだけでも満足です笑
『プレデター』を思い出した。
前半と後半でここまで違うのか。
2回観て2回とも前半で寝落ちしたのに、この満足感はどういうことだろう笑。ただし2回目の鑑賞では前半を肯定的に観ることができたし、それは何と言ってもあの後半の圧倒的な面白さを知っているから。なのに落ちるんだから何か絶妙な催眠効果が施されているに違いない。
その前半に言及すると、初めに残念すぎるソウ・ゲレラの造形&描写のことについて。フォレスト・ウィテカーの無駄遣いっぷり含めてもはや笑えるレベルだったが、かつての英雄が戦場で疲弊し思想を歪め勇気を損なってしまうという構図は理解出来る。ソウやキャシアンの造形が現代のどのような事象を示唆しているかも含めて。問題はそれを物語の中でうまく整合出来なかったということで些かの「とってつけた感」は否めない。ソウは『反乱者たち』で再登場するとのことだが果たして。
残念なソウだが彼がジンを逞しく育てなければ「希望」は生まれなかったということは間違いないのだけどね。
そして何と言ってもジンのことがある。前半は彼女の動機付けに費やされるわけで、この主人公もまた両親を失うことになり、様々な状況の中で戦場に自ら赴く。こうした流れはEP4のルークと同じなのだけどジンはフォース感応は無い。しかし幼い頃からパルチザンで育つことで優れた兵士となり、また犯罪者でもある。しかしここでもやや残念なのがフェリシティ・ジョーンズにその雰囲気が皆無だということ。そこからスタートして大義だとか同盟とかに興味は無い主人公。これはいい。ルークのように冒険を求める無邪気さも無い。ではなぜキャシアンたちと行動するかというと自らの自由と後は父親に会いたいという心情がある。そして母と同様に父を目の前で失うのだけど、父を殺したのは反乱軍なのだ。だから後に素晴らしいが唐突すぎる演説をぶち上げるところとか「君はいったいどうなってるんだ」と思うよりないし、そこで彼女を掘り下げるのは危険だと思い至るわけ。もちろん父親の真意を聞いてその遺志を継いだという格好だけども、なんとも座りが悪い。
実際のところ今作をあれほどに感動的にしたのは彼ら以外のキャラクターであり、チアルート、ベイズ、ボーディそしてK-2SOに関してはケチのつけようが無い。絶妙なチープさを今作で発揮してくれた彼らの成果によって今後のスピンオフの方向性とそれなりの成功が決定づけられたと思う。
チアルートやベイズの功績はフォースの在処を偏在させたことにあるだろう。フォースを信仰や勇気、犠牲、友情といった誰もが持ちうるものに解釈してそれを表現してくれた。違うアプローチもあったかとも思えるがこれまでのSW世界に存在しなかった人々を登場させることに挑戦するというのはすなわちSW的なアプローチでもあるだろう。これは『フォースの覚醒』では出来なかったことだ。
ボーディやK-2SOは元帝国という立場であり、それは帝国のエリアに潜入するために必要な駒だ。まずそこからスタートして肉付けがされていったはずだが、とりわけボーディの果たした役割はとんでもなく大きい。彼とゲイレンがどのように接触していたかは想像もできないがどうやらカイバー・クリスタルの搬送あたりだろうか。ともかくいかにも気の良さそうなボーディを見込んでゲイレンはかねてからの計画を進めることにしたんだろうが正直ザルすぎる。でもボーディの素直さが無ければソウやジンに繋がることは不可能だっただろう。彼は一見頼りないのだが、それこそが彼の持ち味であり結構嘘が上手い。まあそうでなければ帝国軍で働くことなど無理だったはずで彼なりの処世術だったと言える。そして彼のように帝国軍の施設を見知っている者がいなければこの作戦は絶対に成功しなかった。一番頼りなさそうな彼が最も重要な要素であったことが良い。
K-2SOは捕獲されて反乱軍によって再プログラムされた。これはキャシアンと近い境遇でありその二人(あえて)が信頼しあっているのは頷ける。そしてこれまでSWで登場してきた量産タイプのドロイドの中でもサイズとパワーにおいて出色と思われる。その造形は「思ったことはすぐに口に出す」ということで彼の発言によってその時々の状況が極めて冷静に示されている。これでジョークも言えるようなら『インターステラー』のTARSだなと思えるし恐らくは影響があっただろう。思えばC-3POも似たような役割を果たしていたが、K-2SOは遥かに戦えるタイプなのでブラスターを打ちまくるあたりの頼もしさといったら。怖い敵が味方になったら頼もしいというのは『T2』の構図でもある。そして守るべき対象のために犠牲になるところも。これでグッとくるのはその2作と同様で折り紙付きなのだ。そしてK-2SOのタイプがその後のオリジナル3部作以降見られないのは帝国サイドが「危険」だと判断したからだろう。
ちなみにどうでもいいことだが、ハンマーヘッド・コルベットでスターデストロイヤーを押していくシーンを観て『逆襲のシャア』を思い出したね。
今作で最大の見所は何と言ってもダースベイダーの無双とあの命がけの設計図データのリレーだろう。「なぜフォースで奪わない!」というのはナシで。ちゃんと強いベイダーを見せてくれたのはかなり嬉しいし、ベン君がおじいちゃんに憧れるのも仕方ないかと思わせる。
撮り直しから4割が変更されたという噂だけれど、それが伺える内容だった。しかし結果として良い仕上がりになっていたのだからギャレス良くやったと言いたい。
大東亜戦争
主人公のジン(仁)、アンドーや座頭市を彷彿とさせるアジアンのチアルート。サムライが死に絶えた世界に圧倒的な帝国の力。汚いことも厭わず抵抗が真珠湾攻撃っていうのはこじつけが過ぎるにしても、帝国主義の抑圧が増大する中、戦うかどうかで議会が紛糾するとか、スターデストロイヤーへの特攻やラストの核攻撃のような爆発に至るまで。日本からみた大東亜戦争にかなり近いものを感じた。若者の自己犠牲。アメリカ人や中国人はそういう感想持たないと思うけど、監督のネタバラシに期待。日本人にはかなり刺さる。
追記
ベイズとチアルートは弁慶と牛若丸なんだからベイズがチアルートの盾になってマスタースイッチ切るような演出があったらより感動した。宇宙戦艦ヤマトの真田さんと斉藤隊長みたいな。
映画としてダメ
シナリオが破綻している。
人物描写がないに等しいし、俳優に頼りすぎ。
感情が描けていたのはロボットだけだった。
母親とかバカとしか言いようがない。
父親に会いに行く意味がない。
義足のおっさんなんの役にもたたない。
あと最も大事なミッションがしょぼい、しょぽすぎる。
危機感ゼロ。
しかもスイッチ類は、なぜか遠くにある。
大事な設計図を送信するというアホくささ。
でも最後は手渡し。
嘘でもいいから最初から最後まで物理的に運びなさい。
座頭市が強すぎるw
でも死に方がしょぼい。
ラブロマンスがクソ。
ベイダーが若い。つながらない。
雑魚相手にライトセーバー使わねぇ。
座頭市くらい相手にしないと。
デススターがしよぼい。
スター・ウォーズ詐欺と言ってもいい。
ラスト1分だけ見ればいい映画。
団結する心
スターウォーズ大好きにはたまらなかった。
初めの方の人物紹介が少しだらだらして飽きてしまったけど、後半の戦いはたまらん!特に勝手に行ったのにも関わらず戦ってることがわかると迷いなくみんなで駆けつける。船が上空に現れた時は涙が出たよ。団結して戦って一つの目的に向かって命をかけて自分の使命をまっとうする。ドロイドも含め。すごくよかった。
そしてラストもとてもよかった。ディズニーよりのラストになるかと思いきや、ちゃんと納得できた。恋に発展しないところもまたよかった。
フォースの戦いが少なくて淋しくもあったけど、それでこそダースベイダーの強さが際立った。
I have bad feeling about this.
プリクエルが始まった時からずっと感じていたこの気持ちはエピソード7で取り越し苦労だったと思ってしまったんだ。
ギャレス版「ゴジラ」は良いシーンは良いんだけど、
という感じだった。
ギャレス版「スターウォーズ」もそんなもんだったかな。
もっと演出が上手なら、もっともっと泣けた気がする。
チーム結成!のシーンとか物足りなかったなぁ。
ただ、スターウォーズがディズニーに身売りして以来、安い(ゆる)キャラ化してしまったベイダー卿が、シリーズ中最も“ベイダー パイセン マジ オッカネー”と思わせてくれたのはうれしいです。
あと、お馴染みの音楽でエンドクレジットが始まるだけで、満足してしまう自分を戒めたいです。
希望は、死なないー。
スター・ウォーズシリーズは1~6まで観賞済。スピンオフのアニメ作品やゲーム、小説などは未見。
スター・ウォーズシリーズは世代としてはEP1からリアルタイムで追っかけられる環境にあったものの、伝え聞くほどにはハマれず、後に見た456の方が個人的には好きでそのせいでEP7もまだ見れていないんだけれど、小島秀夫監督の『ギャレス監督は僕らに「新しい希望」をくれた!』って感想に興味を惹かれ、EP7を見るよりも先にこちらを見てみた。
事前に泣けるスター・ウォーズって言うのは聞いていたものの、EP4の冒頭で何行かの説明しかされなかったレイア姫の持つデス・スターの設計図が、こんなにも色んな人の想いや"希望"を託されたものであり、後の作品でデス・スターを破壊した事による反乱軍の"希望"になる元であったのを知った時に涙が止まらなかった。
ひとつの希望の為に集まった人々が行う後半の作戦は爽快さと共に、切なさをも感じさせたし、この作品で見納めになってしまうのは勿体ないほど、みんなキャラ立ちしていて一人一人のスピンオフも(ローグワン以前ので)作っていいんじゃないかと思うほどだった。
ジン・アーソの、最初は肉親に置いていかれた寂しさを、
キャシアン・アンドーの、反乱軍の為に手を血に染めていたことに疑問を感じ始め、ローグワンに参加する過程や、
K-2SOの、基本的に人をあまり信用しない所から、最後は仲間の為に自らを犠牲にする所や、
ボーディー・ルックの、コメディリリーフかと思いきやミッションの立役者になる所、
ベイズ・マルバスの、一匹狼のようであるかと思っていたらチアルートが無二の親友な所や、
ソウ・ゲレラの、仲間の為に非情になるを得なかった人生、
そして、チアルート・イムウェの、「こいうがいれば大抵なんとかなるんじゃないか」って言う安心感溢れる予言や棒術、
キャッチコピーの"希望は、死なないー。"が後半、一人ずつ倒れていく中でも希望が託されていく様を見ていると見事な位ピッタリで、思わずレビューのタイトルにしちゃう位だった。
前半は結構キャラの説明やデス・スターを破壊しなければいけない理由付けの矯めに尺を取っていたけれど、テンポが良く、個人的には全く退屈せずに色んな人々や武器、建物のディテールも楽しめた。
後半、タイトルのローグ・ワンの理由が後々反乱軍主力になるローグ中隊はこの決死隊の志が基礎にあったって言うことを知って、ローグ・ワンが息絶えてもその志は脈々と継がれて行ってるのだと気付き、そこでも涙が出てきた。
前半は種を撒いて、後半で怒濤の見せ場を見せていく流れは、直後に見直したEP4と似た構成で驚かされた。
最後がEP4の10分前だって言うのは知っていたんだけど、エンドロールまで行くと(事前に復習出来なかったのもあって)すぐEP4が見たくなった。
後最低一回は劇場で、今度は吹替版で見てみたいな…。
シュワルツェネッガーに続けて!
スター・ウォーズ初のスピンオフと言うことで、(イォーク・アドベンチャーは除く(笑))期待して観に行きました。
突っ込みどころは、多々あるんですが、戦闘シーンは、過去最高ではないですか?
episode3の冒頭のクローン戦争も画的には凄いですが、何て言うか軽いんですよね。(CGだなあ。とわかる)しかし、ローグ・ワンは、ビーム銃なのに、実弾っぽいリアルさがしっかりあって、迫力が段違い。宇宙船同士の戦闘シーンは、CGは仕方無いのですが、迫力は、昔に比べて増してますね。
正に全編warsで、良かったのですが、先に述べた突っ込みどころというか、もうちょっと・・・な部分を。
前半がちょっと単調でダルい上に、画面が暗い。決戦の惑星スカリフが南国的明るさで、極端な感じが。わざと?
後、反乱軍も綺麗事じゃあ、やってらんねーんだよ的キャラであるキャシアンが、反乱軍アジトで演説打ったジンにアッサリ共感して強奪作戦に参加しちゃうのも??
K-2SOもアイアンジャイアントのデザインでもリスペクトしてるのか?もうちょっと愛嬌のあるデザインでも、良かったのでは?
ゲイレンの策略で弱点を持ってしまったデス・スター云々のアイデアも良かったのですが、いっそのこと、単純に設計図奪還作戦の為に集められた荒くれ者達が作戦遂行中に使命感に芽生え、命をかけて成功させるみたいな感じでも良かったかなと?
奪還作戦も綿密な作戦というより、結構場当たり的に乗り込んでいくし。
旧作のベイル・オーガナを同じ俳優出すならダース・ベイダーもヘイデン・クリステンセンにすべきでは?初登場シーンなんか顔出してもいい感じだったし。
CGキャラ二人も出してきて、ターキン提督なんか、最初、え?一瞬びっくり!
レイアは、ワンカットだけですが。
しかし、ついに人間までCGで作り始めてきましたか!
後、10年もしたら、episode6直後の話もルーク、レイア、ハン・ソロをCGでやれるんじゃないですか?
傑作であり、ある意味危険な映画
新たなる希望の前章譚であり、後付けの映画である。そのため、つっこみどころはある。がしかし、私は傑作である、と思う。映画の仕上がりは、アービンカーシュナー作の帝国の逆襲に比肩する。映像技術の進化、脚本の巧みさなどを考慮すれば、それ以上ともいえるか。
スピンオフ作品であり、本サーガとは作品を覆う空気感が違う。去年のエピソード7もまた、4〜6作とはまた違うシリアスな空気が存在した。が、今作はさらにシリアスな戦争状態、を映像の空気に纏わせている。
ギャレスエドワーズは、スターウォーズを自らの手に引き寄せ、深く濃厚に味をつけ私達に差し出した。その手腕には拍手を送りたい。
ラスト近くに至り主人公たちは、次々と戦禍に倒れ無残に散っていく。胸がつまり、涙まで溢れそうになった。私はここがある意味、危険な映画だ、と観終わったあとに感じてしまったのだ。滅びの美学という言葉さえ思い出した。自己犠牲を厭わず主人公たちは、反乱軍の目的の為に死んでいくのだ。ここに感情移入してしまうように、この映画は作られている。いや突き詰めてしまえば、スターウォーズは戦争映画だ。しかし、かつての作品群にはここまでの悲劇的な空気はなかったのではないだろうか。エピソード3の悲劇性とはまた違ったもの。名もなき人々が倒れていくラストに至る戦闘シーンは、あのプライベートライアンさえ想起させるものが私にはあった。エンタメ映画なのだから、そこまで考察しなくてもよいのかもしれない。希望を後世代に託し、自らは倒れていくその物語に感極まったことが、どういう意味を持つのか、ちょっと整理しきれない思いにとらわれてしまう。危険な、と表現したのは整理しきれない思いを持ったからであり、作品の評価をおとしめるものでは決してない。
ルーカスが作り出したスターウォーズという作品、生み出したキャラクターたちは素晴らしく強固である、と改めて感じ入った。今作、必見の映画であることは論を待たない。
episode3.5
episode3.5ですけど、正直作らないほうがよかったと思います。スターウォーズといったらライトセーバーで戦うものだと。残念ながらジェダイのいない設定なので銃撃戦メインですね。ドニーイエン居なかったらほぼそうです。
ハリウッドキングオブSFサーガのスピンオフ&プルクリエ
まぁ、いくつも乗っかってる作品であり、このところ邦画に押され気味のハリウッド映画満を持しての登場という訳で。
スピンオフだから何をやってもいいということで、STARWARS鉄則みたいな『縛り』は大幅に緩和されている。そういう意味で自由度が増した分、ストーリーとしての深みは増したのかなという印象を持った。
吹替版を観たので、細かい補足的なものはテロップで追いかけられない為、幾つか疑問(※多分、隊の名称を『ローグワン』にした理由とか 咄嗟に思いつく言葉では無い筈なので)は残ったが、まぁそれはヲタクを標榜するなら何回も観るだろうから流して大丈夫だろう。ラストの切なさ、しかし繰り返し台詞ででてくる『希望』そして、『フォースとあらんことを』のしつこさが、最近の難解な映画とは違う、老若男女に寄り添った作りを表明していると思う。
構成自体もよく練られていて、それぞれの役の役割が納得のいくものがある。まぁ、その結びつき、関連性は浅い感じが否めないが、世界観そのものが空想な世界だから、そういう人間関係だということで強引に納得してしまえば苦痛でもない。
最後のレイア姫のCGは皆が言うほど不自然じゃなかったし、そんなに長いカットじゃなく、すぐにエンドロールに切り替わるので、気にはならなかった。
このところ、密室劇や、狭い空間の話ばかり観てきたので、たまにはこれくらいの世界観のだだっぴろいプロットをゆったりと観ることも大事なんだなと、気付かせてくれたのはよかったよかった^^
完璧な形
スターウォーズシリーズのスピンオフ的ストーリーとしてエピソード4の直前を描く今作。
感想としては、素晴らしいありがとう!といった感じで満足でした。
なんならスピンオフとかでなくスターウォーズシリーズの中の重要な1本として扱っても良いと思います。
というか、スターウォーズシリーズを知ってる人なら盛り上がる内容にもなってますし、名も無き戦士たちが最後どうなるかは大体は想像できてしまうのだけれどもそれでも最後は感動してしまう。それは物語としてしっかりと作られているからだと思います。
希望は、死なないのです。
ただ前半の鈍重さや、スイッチの不自然な配置。チアルートらのチート感(しょうがないか笑)など不満なとこもあるので全てにおいて完璧という訳では無いですし、前半のつまらなさは致命的です。
でも、これらのマイナス点を補っても後半のワクワクや感動には変えられないくらい素晴らしいです。
なのでトータルでは満足です!
期待してたかったが最高、ディズニーあなどれん
全体的に言うと本当に良かった。映画館で観て良かった。映画を観終わったあとの感覚がもうなんていうか。。。生きてて良かった。
とりあえずこの映画はみんなに観てほしい。子供ができたら観せたい映画。ていうか自分が無邪気な子供の頃に観たかった。子供の頃に観ていたならば、少し成長したような気持ちになると思う。
ただ少なくともスターウォーズep4は先に観ておいた方が良いのではと思う。そしてそのep4にあるちょっと中だるみというかつまらないと思うところはこっちでは感じなかった!空中戦も見ていられる。
細かいところでは、やっぱりお決まりの?!ギリギリでなんとかなる感じの連続で冷めそうになったり、ツッコミどころはありましたが、まあそれが映画というものなのだと自分をなだめつつ。
ep4に出てくるもの、人が、ちょこちょこあったり、もう最後の最後のあのお方の登場だけでももう本当大満足です。
ダースベイダー無双もあり。見た目怖そうなドロイドキャラも優しくて頑張り屋さんで、愛着が湧いてきます。
スターウォーズ関係なく普遍的なテーマとして見ても、父への思い、父から子への思い、戦争というものの残酷さ、自己犠牲、色々感じることがありました。所々すこし泣きました。
ディズニー映画の中でこんなにも喪失体験をするとは。でもそれが大事なんですわ。喪失体験は人を強くするらしいじゃないですか。しかし最後の最後は希望で終わっているので、喪失体験を引きずらずに済んでいるというか。
映画館ではドリンクボトルも4種もあって迷いましたが、ダースベイダーフィギュアも付くってことで買ってしまった。
リレー
素直に面白いです。
反乱軍の泥臭いやりとりや、
宇宙での艦隊戦や白兵戦が迫力あります。
なによりシンプルなのが観ていて熱くさせます。[地図を捕る]という目的の為に何人もの人やアンドロイドが消えていく。
ある意味戦争の概念を単純化して表現しているように思えました。
人は何か人生に意味をみいだしながら生きていく様に共感してました。
波にのまれるまで、覚ったような最後を迎える様子が印象的でした。
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