ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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自己犠牲が美しいという、テロリストと同じ思想の人達が多いことが怖い。
『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー(2016)』
原題: Rogue One: A Star Wars Story
(あらすじ)
"スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望"の終盤で、デス・スターの設計図は「多くの尊い犠牲によって得られた」的な台詞がありますが、 その"尊い犠牲"のお話です。
スピンオフですね。今回はジェダイ達の物語ではなく、歴史に名を残さない一般人の物語です。
私語りになるんですが、"スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999)"で「所詮、お前と俺は違うんだよ」とジョージに言われ、いや!そんなことないよ!と縋ったのに、その後のエピソード2と3で、徹底的にジョージに捨てられ、ボロボロの私は、「もうSWは観ねえ!観るもんか!この私の頭の中で、新シリーズは作るんじゃい!それでいいんじゃい!」と、厨二らしい決心したんです。
なので、"フォースの覚醒(2015)"も未見でした。
けど、それを察したギャレス監督が「さとちゃの好きなイップマン(ドニー・イエン)出すからさぁ。それとさとちゃが好きな地上型兵器をバンバン出すからさー」と言われ(幻聴)。
あ、私、地上兵器の方が好きなんです。AT-ATとか、AT-STとか。
あの弱点を隠そうとしないフォルム(笑)
ブローザー・ブローディですら、レッグウォーマー的な物で細いふくらはぎを隠していたのに。あのアンバランス感。萌えます!
決定的なのは、レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんの急逝。
何か、予感がしてたんですよ。
だから、いつ観ても良いように、事前に新旧3部作のセルフ・一挙放映は済ませてました。
あのー、こんなテンションで、本作を観て参りました!
うんと、2回(笑)
トータル、まぁいい出来だったと思うんです。
「所詮お前と俺は違うんだ」と、捨てられはしなかったですね。
むしろ「さとちゃ、こんなの好きっしょ?」と接待された感じがしました。
それ、ありがたいっちゃーありがたいですけど(すみません)。
もう、SWと和解してもいいような出来上がりだと思います。が、大絶賛とまではいかないです。
あ、偉そうですみません。理由は、後半でネタバレ含めお話します。
でも、画が旧3部作寄りになっていて、実際そこに存在している感が凄い。生々しい。
惑星ジェダの空の切ない色調とか、どっかのビーチで撮影されたラストの戦闘シーンとか、あの熱風を感じる密林とか。懐かしい古めかしいモニターとか、ワープとか。
あと、"スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望"は、シリーズの中でも一番の爽快ハッピーエンドだと思うんですが、あのハッピーの裏には、正義の為なら手段を選ばない集団がいた。
スターウォーズって、単なる美しい話しだけではない。っていう部分も、新鮮です。っていうか、はっとしました。
時代ですねー。勧善懲悪とか流行んないっすもんね。
新3部作で我慢ならなかった、"CGの悪いとこを全面に出した山崎貴クオリティ"な軽薄感("海賊と呼ばれた男"の感想は近いうちに!)がなかったので、とにかくほっとしました!
アナキンの動きをCGにされた時には、おいマジか!?って、映画館で言いましたもんね(笑)
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(以下、ネタバレあり)
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SWエピソード4への繋がりだって言ってるので、最初から出オチです。上にも書きましたけど、観客の殆どがエピソード4を観てます。最終的にどうなるか知ってます。
だから、エピソード4の感動があってこその物語。そんなファンの感情に、乗っかり過ぎな、頼りすぎなストーリーは如何なもんかなーと思いました。なんか感動ありきな感じが。
本作後、「フォースの覚醒」も観ました。
で、本作も2回目観賞してみたんですね。
したらやっぱり、SWシリーズ全ての中で、本作の主要キャラが一番弱いです。何故なら心理描写が浅いから。
主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)は、幼いころに母を亡くし、科学者である父は帝国軍に拉致されます。ま、ジンの父がデススターの設計に深く関わってるんですね。
育ての親ソウ(フォレスト・ウィテカ―)とも、何かしら確執があって、どうやら犯罪者でもあるようです(ソウ、あんなに本編と絡まないキャラなら、要らないでしょう?)。
そんな複雑な生い立ちの主人公ですから、他人に心を開く無意味さを知っているだろう。同盟軍の為に働くなんて、知ったこっちゃねーだろう。と想像していると、何故か父親の命を狙ったキャシアン(ディエゴ・ルナ)&同盟軍の為に汚い仕事をしてた荒くれ者達(ローグ・ワン)と、たいして接点がないまま仲間になってしまう。
しかも、最初は「知ったことか」と言ってたジンなのに、何故か途中で「フォースと共にあらんことを」と……。
い、いつ、その考えに至ったんですか?フォースの、フォの字も言ってないような気がしますけど?
大儀の為に、自分の命をも厭わない。っていう話しかも知れませんが、荒くれ者達は「自分達がしてきた汚い仕事の浄化=贖罪」ですし、ジンに至っては明らかに両親の件に対する復讐でしょう?大儀は、後付けのように思えましたね。
あと、父親。
そんなに娘を思うなら、デススターの要の場所で自爆すればいいよ。
助かるように逃がしておいて、最終的に危険な任務を与えるのか。
父の愛情って、こんなもんじゃないでしょう?
SWって、「愛」で間違うじゃないですか。アナキンは別に、自分の私利私欲の為にダークサイドに落ちた訳じゃないですよ。
「小説は人物のリアル」と、奥田英朗せんせが仰ってました。
こんな奴、おらんやろ。と思われたら、物語は終わり。
SWシリーズの登場人物達は、時に反目し合いながら、だんだんと打ち解けて行くんです。 が、本作はそんなシーンほぼありません。
その点、"フォースの覚醒"は脚本がぐずぐずってしてる部分はありますが、主演のレイ(デイジー・リドリー)、フィン(ジョン・ボイエガ)、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)を観た瞬間に、直ぐに好感を持ちました。引き込まれました。
賛否あるだろうカイロ・レン(アダム・ドライバー)も、父親の時代に対する歪んだ憧れと劣等感で捻れた厨二で、ヲタなコスプレ野郎。
現代の若者を上手いこと表現してる。
個人的にはこの痛々しいキャラ、秀逸だと思いました。
でも、本作にも魅力的なキャラは居ますよ。そう、ド兄です!
言っておきますが、私はド兄主演の「イップマン」が大好きです。私の好きなカンフー映画ランキングで、上位にくるくらいです。
本作では、宇宙最強の異名を持つド兄の本領発揮です。
でも、そこが、そこがいかんです!このド兄、ジェダイよりつえーじゃん!ってなるもん(笑)
ラストで、みなさん興奮のあのお方の戦闘シーンが観られますが、やっぱド兄の方が上だもん。
座頭市を彷彿とさせるキャラなら、ぜひ日本人で。真田さんで、丁度だったと思いますよ。
ただ相棒のベイズ(チアン・ウェン)は凄いです。存在感あるなぁ。
キャスティングに、お金の匂いはしますけどね。
中国での公開は今月だと思いますが、この2人でどんだけ稼ぐんでしょう?
最期に、私はどうしても大儀の為の自己犠牲が美しいとは思えないです。なんというか、大儀なんか、それぞれの側にある訳ですから。どちら側に立つかで、正義なんか変わるので。
だからそれを掲げて死にゆく人達というのは、考え方としてはテロリストと全く同じだと思うんです。
ラストのビーチ辺りの戦闘シーンに関しても、あれ戦争映画では度々見られる描写で、"スターウォーズ"が感じられなかった。
あ、長文過ぎですね。そろそろ止めないといけない。
ほんと、これは完全なる私の好みだと思うんですが。
ライトセイバーで人間を貫くシーンは、ちょっと止めて欲しい。
そういう武器ではないと思う。
以上、長々とすみません。
なんというか、愛だねぇ
オリジナルの4へのオマージュ場面や4に出てる人々の登場の度に脳内できゃー!と叫び指差しながら暗闇でにやにや。4への流れを壊さないよう抑えたCGといい、画面の作り込みといい、いやもう監督、スターウォーズ愛しすぎ、という私も愛しすぎ。
オリジナルで一瞬で消えた反乱軍パイロットたちの再登場に、40年たったけれど、あぁ良かったなぁと思い、主要人物にアジア系2人(かつ素敵でかっこいい役)ということにあれから40年たったんだな、時代だなぁ、と。オリジナル、アフリカ系はいたけど、アジア系いなかったものね。
これは間違いなく傑作でしょう!
昨日2回目を2Dで観てきました。最初3Dで観たときも良かったですが細かいところも気がついたりして中身の濃さに感心しました。
改めて地上戦のバトルはとても迫力があります。
戦闘機や戦艦のバトルも・・・これは間違いなくスターウォーズそのものだと思いました。
デススターの威力も試運転とは言え、とにかく凄いです!
オープニングロールが無いのは、ちょっと差別化しているのかも知れませんが、テーマ曲も聴くことが出来ます。
最初はあまり感じなかったけど、ジンもレイア姫を彷彿させるようなお転婆で、美人だと思いました。
多分?亡くなってしまい悲しかったです。
ダース・ベイダーもしっかり登場して・・・とにかくさすがでした。
ライトセーバにフォースで暴れまくり蹴散らています。
若くてパワフルで動きもキレキレみたいです。特にファンではないけどあの暴れっぷりはもっと見ていたい気がしました。
あれじゃ・・ジェダイがいないと太刀打ち出来ないと納得です。
最期に登場したレイア姫は綺麗で輝いています。思わず涙ものでした。
ここから3部作で大活躍ですね!
亡くなってしまい、ご冥福を祈ります。
多分もう何回か観てもいいな!と思う作品です。
大画面、大音響は自宅のブルーレイでは味わえませんので・・
スターウォーズⅧが楽しみです。
胸熱のサイドストーリー!
ジェダイが滅びた時代背景の中でチアルートの「フォースは絶対に存在する」という確信に胸が熱くなった。
絶対的に帝国軍が実権を握っている背景の中で、自分が死ぬかもしれないのに未来の為に行動を起こしたローグ・ワンの残したモノはデカい。(後世を知っているからこそ思う)
ターキンとレイアの登場も本当にビックリ!
スカイウォーカー一族物語=star warsを打ち破った貴重な一作だと思う。
ハン・ソロの若かりし頃の話も期待してます。
私は楽しめませんでした 残念です
あまり主人公に魅力を感じられず、感情移入も出来ず、、、途中ウトウトしてしまう場面も。
ついさっきまで帝国軍と反乱軍の戦いなんてどうでもいい、嫌なら見なければいいという感じだった主人公が急に手のひらを返したように「戦っても降伏しても同じ、なら戦わないと!」なんて熱く語り初めて内心「え〜....」という気持ちになりました。
お父さんの敵をとる、デス・スターを壊さないといけないっていう気持ちが湧いてくるのはもちろん理解できるのですが、なんだか自分の復讐のために同盟軍を利用しているようで素直な気持ちで応援できなかったのが楽しめなかった原因なのかな。
仲間の僧侶たち、パイロットはいいキャラクターだなあと思い、応援したいなあと思ったのに、あんな雑な殺し方・・・
戦争の無情さ、非情さを表現したかったのでしょうか。
それにしてもあの死に方は「マスタースイッチを都合よく押すためにでてきてそのために死にます」っていう感じがして、私はむしろ嘘っぽく作り物っぽく感じてまた萎えてしまいました...
高評価が多いので私の感覚がずれているのかもしれません。ラストのダースベイダーがライトセーバーを振るうシーンやレイア姫に繫がる部分は私もとても興奮しました。その分本編がもっと楽しめたらなあと残念です。
May the Force be with you.
たぶん今年最後になる映画館での鑑賞。
スピンオフなのでどうなの?って感じで見ました。
しかもデススターの設計図は手に入るだろうし、、、w
でも見てみると今までのスターウォーズを補完する様にぴったりとピースがハマっていく様に感じた。
デススターを作り上げた科学者の娘が主人公。
父はデススター製作に葛藤を感じてある仕掛けを、、、。
エピソード4以降に描かれるデススターの製作にそんなドラマがあったとは、そして家族の愛もしっかり描かれている。
「わたしのスターダスト」じんわりしました。
今作の見どころは後半以降のまさに宇宙大戦も見どころです、宇宙空間で、そして地上でスターファイターやタイファイター、AT-AT等が所狭しと飛び回る。その絵は小さい頃に観てドキドキワクワクしたあの「スターウォーズ」でした。
やはりスターウォーズはこうでないと、そして今回はフォースを使うキャラがダースベイダーぐらいしか出てきません。ですのでライトセイバーの出番は無し。
少し寂しいですが、個人的にはトル―パーとドンパチするのも好きなので問題なしです。
そして最後まで諦めずに設計図の為に戦う反乱軍、あの設計図にこれほど大勢の、そしてこんな想いが込められていたのかと思うと改めてスターウォーズシリーズのスケールの大きさを感じるとともに、この先に続いていく流れにウルウルとします。
最後にエピソード4の冒頭シーンに合わせてシーンが進んでいくのですが、レイア姫役であったキャリー・フィッシャーさんが先日の27日に亡くなったとの事です。
特段好きな俳優さんでもないですが、この流れとまだ60歳だったとの事ですごく寂しく感じます。
素晴らしい作品をありがとうございました。
お悔やみの代わりにこの言葉を送らせていただきます。
『May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)』
タイトルなし(ネタバレ)
イオンシネマのTHXで鑑賞。最近、ハマってしまったスターウォーズ。やっぱり面白い。 スターウォーズ作品を劇場で観れる幸せを感じました。スターウォーズ好きの方には到底及びませんが、浅はかな知識で感じたのはオープニング違うんだ。って最初に思いまして、最初はスターウォーズ感がないなって感じてましたが、後半に差し掛かり、そんな事も忘れて楽しんでいました。え、普通にスターウォーズシリーズの中でも傑作なんじゃないかって感じていました。スターウォーズ、往年のキャラが登場した時にめちゃくちゃ感動して、あ〜俺は完全にスターウォーズの虜になっていると感じました。最後も、しっかり繋がっていて、またスターウォーズ観直そうと思いましたし、スターウォーズの続編の公開も決まっているし、また映画館でこの気分を味わえるのかと思うと楽しみで仕方がない。スターウォーズ、最高。
2回観るのが良いかも
後半の盛り上がりで一気にスターウォーズ観た感に浸れたけど、前半の各星での部分はどうしても必要なんだろうけどちょっと眠気に襲われることも度々。。。
1回目は全体的に流して観て、2回目でじっくり観るのが良いかも。
スピンオフだけあって、使われてる曲が似て非なるもの?と思ったら、メインテーマがちょっと聞けて幸せ気分に浸れた。
キャリー・フィッシャーが亡くなってしまった今となっては、ラストのレイア姫登場シーンが泣けてくる。
フォースと共にあれ
デススターの設計図を奪うのに沢山の犠牲が出ていたことを知ることの出来る作品でした。命を懸けてそれぞれの役割を突き通した各々の登場人物はスターウォーズ史上1番かっこよく、彼らの作戦があったからこそ反乱軍の運命が大きく傾いたといっても過言ではないでしょう。内容を楽しむだけではなく、色々なメッセージが込められていて考えさせられるとても深い作品でした。
カメオ出演に注目
初っ端「遠い昔、遥か彼方の銀河系で〜」で自分スイッチON❗️自分にとってSWは特別な存在である事を実感しました。
しかしその後にテーマ曲は流れず…まぁスピンオフだからねぇ〜と思いましたが、ラストにちゃんと流れるのはニクい演出でした。
物語はデススターの設計図を設計者の娘が仲間と共に奪いに行く〜エピソードⅣの10分前までが描かれます。
困難な作戦とはいえ結末は分かっているので〜本編で注目したのはⅣの登場人物をいかに登場させるかです。
ダースベイダーは少ない出番ながらラストに見せ場があり、改めてカッコよさを再認識。
大活躍なのがターキン提督。フルCGとは思えないクオリティで実在の役者と違和感なく共演してます。
C3R2コンビはラストにもう1カット入れてもよかったのでは…いや入れて欲しかった。
若きレイア姫もラストにアップ1カットだけありますが、CGでなくそっくりさんだったとはビックリです❗️
本作はエピソードⅢとⅣをつなぐスピンオフとはいえSWへの愛と敬意を払っていてSWシリーズに連ねても良いと思える作品でした。
エピソードⅧ以降の製作でも出演者になにかあっても今のCG技術でなんとかなっちゃいますよ〜ホントに❗️…キャリーフィッシャー大丈夫かな…
タイトルなし(ネタバレ)
実はスターウォーズはそんなに覚えてない。
Ⅳ~Ⅵは昔テレビでやってたときに見た程度。Ⅰ~Ⅲに関しては借りて見たけど、詳しく記憶していない。
先日のⅦは新しいシリーズの立ち上がりとしてとても楽しめた。
ので、今作も観ることに。
が、やはりⅥまでの本筋を理解してないと楽しさ激減であることがわかった。
知ってる人ならニヤリとするだろうシーンも感得できず。
シリーズ好きの人のための映画だろうね。
単体として、父親探しの旅。こき使われていた人達が大義のために命を散らす話。として見たとき、
動機付けが弱く感じた。
そもそもジンの父親が何で帝国に背を向けたか。
いくらこき使われていたとしても会ったこともない若い女性に命を預ける理由。
いちいち薄い。
それと主演女優。
表情がそぐわない感じを受けて感情移入が出来なかった。
でもこれだけ骨太なシリーズを作り出すことができるってのはすごい。
これからも広がっていくだろうし、内容を知っておけば名作に出会えるかもしれない。
マーヴェルのように。
濃いめの希望
帝国軍に押し殺されたような雰囲気が随所から漂ってきた。強力なジェダイがいるわけでもないし、EP4冒頭の字幕でさらっと流されちゃうような出来事だし、「ヒーローの不在」を強く感じるんだけど、そこが魅力的だった。
ジンが物凄くかっこいい。反乱軍も作戦に消極的な中、絶対に迷わないしブレない。ただ前向きなだけのキャラクターって私はそんなに魅力を感じないんだけど、ジンはそうなるまでの過程がきちんとあったので、物凄く納得してしまった。序盤が地味だなぁと最初思ってたんだけど、「父親が長い年月命懸けで作った僅かなチャンス」を丁寧に描写してたのかもしれない。自分が生きることだけで精一杯だったジンが変わっていくのに、違和感なく感情移入できた。
キャシアンが言ってた反乱軍サイドの任務に対する葛藤とか、ボーティーみたいな帝国軍の末端の人間の思いとか、「普通の人」の生々しさがあった。
暗い時代に生きてきた人達が、希望を見出して立ち上がるの、熱い。"死を覚悟で"みたいな展開、簡単に賛美するべきものじゃないけど、演出が良すぎて思わずカッコイイって言っちゃう。
ベイズとチアルートは何者なの?とかゲレラは何があったの?とか、色々気になるところが残るのも、巨大シリーズの一部っぽい。チアルートのアクション、キレキレだったなぁ。
戦闘機アクションもスピード感あってカッコよかった。EP4っぽい小物が多かったのもキュンとした。
あと、Kが大好き。ハッキングも戦闘もいける有能さも素敵だし、毒舌に愛嬌あるし、目の位置にあるライトのチカチカが表情に見えるのも心を掴む。
ラスト、キャシアンとジンが支え合いながら星の消滅を待つシーンが綺麗だった。消えてしまう影のヒーローと、この後に受け継がれた設計図で大活躍するヒーロー、対比が思い起こされて、ぐっときた。
埋もれた英雄
大義の為に命を投げ出した英雄達の物語。
もう既に出来上がってる世界観の裏側を描いたような作品。
グッと熱いものが込み上げてくる。
脚本は実に爽快で…って事ではなかったが…デススターの地図を奪還しに行くまでの紆余曲折が少し長かった。
だけど戦闘が始まってからは息つく暇がない。見所のオンパレードだ。
各種戦闘機はもとより、戦闘機乗り達の気質や戦艦の重圧など、これぞSFの醍醐味と胸がワクワクしっぱなしだ。
中でも引き絵の威力ったらない。
星を丸ごと存在させてしまう説得力が、SW全体の世界観を何倍にも実感させてくれる。
惑星のようにボンヤリ浮かび上がるデススターの異様さといったらないっ。
これは遠い銀河の物語…
その銀河に想いをはせてしまう。
ダースベイダーの凶悪さが際立っていて、フォースの威力が絶大であるって事に身震いした…。そしてフォースは中国4千年の歴史を持ってしても習得し得ないものなのだと、ドニーの死が告げる。
気の力との隔絶を宣言したかのように思えた。
にしても…ダースベイダーの目はあんなに丸かったかなあとボンヤリ思った。
そしてレイア姫がレイア姫だった!
吹き出すくらい似てた。
ただ…「これが希望です」とニコやかに喋るのはいかがなものか。
その前に惑星ごと消えたであろう主人公達の死に様が目に焼き付いている。
決して容易な作戦でなかったであろう事は周知の事実であったのではないのかと思う。
あれでは、散りゆく命が浮かばれない。
皆の命を繋いで、紡いでいった希望が尊いものではなく、結果としての価値にしか評価されないように思え、悲しかった。
だけど、とても見やすくて王道な脚本だっ
た。
追記
あのレイア姫ってCGだったの??
感動!!
SWファンです。
ローグワンはスピンオフだし、
7は面白かったけど、
期待しすぎて、こんなもんかなぁみたいな感があったので、
予習も期待もなく観に行きました。
最初の出だしも今までと違うし、
話が最初、よくわからず、
ふーんって感じだったけど、
途中からぐいぐい引き込まれ。
最後はぼろぼろ涙涙でした。
それぞれみんないろんな立場だけれど、
みんな精一杯生きている。
そんなメッセージを受け取りました。
あのロボが笑えた(笑)
ターキン、めっちゃそっくりだった。
盲目戦士のセリフが深淵でグッときた。
でもって、ワンピの藤虎みたいだった(笑)
めっちゃ感動!!
2016年をしめくくるにふさわしい映画でした。
観に行ってよかったです。
まさに「ウォーズ」
戦争映画色が強すぎて、撮り直しをしたので、さぞやわらかい映画に仕上がっていると思った。が、戦闘シーンが多く、とても楽しめた。
気になった点と言えば、Xウィングの翼を開くシーンをやって欲しかっただけ。
初登場のUウィングの勇姿、ラストのダースベイダー無双など、カッコよすぎるシーンの目白押し。この作品のいいところは、この作品の面白さのみならず、あのデススター設計図は、あれだけの犠牲の上の成果なんだと、エピソード4の価値をも上げてしまった点だろう。
一緒に観たスターウォーズ初心者の方が、エピソード4からスターウォーズを観てみたいと言っていた。ギャレスあっぱれ。
映画館で映画を観ることを改めて楽しいと気づかせてくれた作品。あのロボットの最期が泣けた。
新たなる希望
エピソードⅣに隠されていた想い。目指すべき目標にただ真っしぐらに進んでいく単純明快ストーリーだけれど、ラストはあまりにも美しく儚い。
ジンの背負った運命の酷さに胸が苦しくなるけど、辛い時はいつも一人と言った彼女に、信じてくれる仲間との最期があって良かった。
ここからあのオリジナルに繋がっていくんだなぁと思うと、シリーズでも最重要エピソードだと思う。
提督が出てきた時あたりから、オリジナルとの兼ね合いが畳み掛けてきて、血が騒ぎました、、!
動機はなんだったのかな?
途中寝てしまいました。戦闘シーン退屈と感じたのは私だけかな?頭の中で登場人物と目的が整理されてなくて。この人達なんのために戦ってるんだろ?反乱軍のダークな部分を見せたいの?そもそもヒロインの動機は何?父親に会いたいという思いだけ?ヒロインと最後に戦いに赴く人達、ダーク面を生きてきた人達の傷の舐め合いに集まっていたのかな?。時々爆破のシーンで我にかえってました。ウトウトしながら見ていたのに評価なんておこがましいかもしれませんが、スターウォーズのシリーズとして観たら⭐️3つ、単独の作品としたら⭐️1つといったところが私の感想。総じて⭐️2つというのが私のおすすめ評価です。
※⭐︎2のところ1つにしてたので訂正します
主人公は真実を知り戦士になる
ルーカスフィルムをディズニーが買収した
恩恵とも言えるスピンオフ。
結論から言うと創造以上によい出来でした。
ただ、私はリアル世代でSWマニアとも
自負するわけでこの作品は出来が良くとも
SWではないと感じた。
SWはスカイウォーカー家の物語である。
ローグワンは正当な史実をつなぐ作品で
あくまでスピンオフであるから私の中では
SWではない。
とは言え、ギャレスはディズニー買収後の
初のスピンオフのプレッシャーの中、良く
ここまでの作品を作り上げたと思う。
彼のSW愛が至るところに感じることが出来
素直に賛辞を送りたい、ギャレスありがとー!
んで、この作品を振り返ればいい面と悪い面が
双方感じられるが最後のまとめと戦闘シーンの
リアル差はまさしくギャレスにしか作れない
素晴らしい出来でした。
個人的に不満は昔、カドカワ電撃文庫から出版された
(現在は廃盤)ローグ中隊のスピンオフ小説類は
無かった(正確にはルーカスが認めていない)
ことにされていて、この作品が作られる前まで
ボサン星人スパイの尊い犠牲によりデススターの
設計図は盗み出されたことになっていました。
それがこの作品ではローグ中隊の名前の由来にも
なった名もなき戦士たちの活躍が涙ながらに
語られている。嬉しさと違うんじゃないの?と
いう複雑な感情が手放しで喜べない理由です。
とは言え、あまりフォーカスされなかった
ローグ中隊やANHに出てきたパイロット達が
ちゃんと描写されていて台詞にもウェッジや
ギャビン(皆知らないだろうなあ)なんかが
出てきた時点でもうギャレスのオマージュが
感じられ一人でニヤニヤしていました。
ちょい役だけどR2と3POも登場。
これがにくい演出なんだよね。
また、ターキン総督とレイア姫のCGにも感激。
でもマニアとして言いたい。
レイア姫役のキャリー・フィッシャー、
もっと化粧濃かったぞ笑。
当事、コカイン中毒だったという噂も
化粧が濃かったせいかもしれません。
ストーリー、脚本には前半戦難あり。
なんせジェダイもシスも出てこないから
キャラのカラーがイマイチはっきりして
いません。しょうがないかもしれませんが
正史とは違うのでキャラの描き方が難しい
ですね。尺足りなくなるからなあ。
その点、ドロイドのK-2は良かった。
話は変わるがストーリーが宇宙戦艦ヤマトの
愛の戦士たちににているので何となく
アナライザーとかぶって見えて感情移入。
涙誘うラストまでを感動的にまとめられたが
個人的にはやはりジョン・ウィリアム御大の
音楽では無かったので今一つ。
やっぱり、ジョン改めて凄い。
配役は特に可もなく不可もない。
ウティカー演じるソウ・ゲレラが登場した
際には思わず、えっ!グリーヴァス登場?
ってなったがベイダー卿みたいな呼吸維持装置の
ギミックが鼻についた。
そしてマニアが、歓喜したと思われる
ベイダー様の登場シーン。
バクタタンクから出てくるシーンは感激。
そしてラストのベイダー無双。
強すぎます。そりゃあそうだ。
登場人物て唯一のDSの持ち主だからなあ 。
まあ、SWシリーズには文句無しの
☆5をだすのですが前述の理由で☆4です。
ただ、あまり期待していなかったなかで
このクオリティー。
ギャレスには改めて感謝です。
いいクリスマスプレゼントでした。
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