劇場公開日 2016年12月16日

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「フォースを信じる普通の人間たちの希望をかけた闘い。」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー モアナさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フォースを信じる普通の人間たちの希望をかけた闘い。

2017年1月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

泣ける

4回見ました。
【the hope】というメッセージ。

今作品だけを見ても十分に楽しめるけれど、シリーズを見ていたら、最後などはより震えてきます。
K2が『I have a bad feeling about this』とお決まりを決めてくれて、ファンもぞくぞく喜ばせてくれます。

今回、前知識はほぼ0で見ましたが、終わった頃には色んな感動で涙がとまりませんでした。作品の内容はもちろん、SWシリーズを愛してこの作品をつくり、つむぎ、この映画をつくってくれた人々のこと、その粋な演出、もう色んなことがたまらなく、4回とも涙がとまりませんでした。(感動するとすぐ泣くもので…)

大義のために命を賭して闘う精神は日本人のスピリットにもつながるものがあるような気がしてきます。
ただ、これは玉砕ではありません!パイロットに伝えている通り、彼らは作戦を成功して、【帰還】するつもりなのです

このSWは、【強いジェダイの話ではなく、ジェダイが滅びたかもしれない時代に生きる普通の人間たちの、フォースを信じる者たちの心と命をかけた闘い。】です。
特別な力を持つ強い者の話ではなく、普通の人間たちがそれぞれの力をあわせ、為すべきことを為し、小さな希望にかけてたたかう。というところに心が震えました。
【反乱軍=善vs帝国軍=悪】という単純な図式ではなく、反乱軍にも信念のために悪にも手を染めてきた人間がいたというところが描かれていたのもよかったです。ベーダーはやっと、本当に完璧な悪でいてくれました。

トニーイェンのアクションはもっと見たくなるような美しさがあり、K2は愛おしいし、ベイツとチアルートの友情もぐっとくるし、無駄な恋愛要素はなく、全体を通してそれぞれの人間らしさがきちんと描かれていて、とても響くものがありました。
スピンオフ的な位置付けでの作品(シリーズ3~4の間)でローグワンの続きがないのは少し残念ですが(続きが4なんだけど)、だからこそストーリー展開にしてもここまでの思いきった作品づくりができたのかなと思います。私にとっては本当に傑作。
ありがとうと言いたいです。

モアナ