「スターダスト!」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
スターダスト!
自分のよーな「エピソード4」が一番好きなスターウォーズファンには間違いなく楽しめる作品。
今まで当たり前のよーに観ていた「エピソード4」の展開は、今作「ローグワン」の物語なしでは存在しえない。成立しえない。
見終わったあと、そう思っただけで涙が止まらなかった。
今作はスピンオフという事もあり、通常の「お約束」がなかったりするが、中でもジェダイ不在でここまでスターウォーズらしさを出せた監督やスタッフの手腕には恐れ入った。
まずお馴染みのメカやキャラクターがてんこ盛りで登場するのは言うまでもないが、個人的にはXウィングがこれでもかと大活躍するのはたまらなかった。
そして何と言っても物語のラストでの「エピソード4」への繋げ方はもう見事と言うしかなかった。涙が止まらなかった。
「エピソード7」で今一つ物足りないと思っていたロケーション描写が今作では抜群で、画面に広がりを感じる事が出来たのもよかった。
マイケルジアッキーノのサントラも随所にジョンウィリアム節をまぶしたアレンジがよかったなと。
本作製作中に、ディズニーらしくないから一部作り直せとのダメ出しがあったらしいが、実際には「ローグワン全滅!」と言うバッドエンドとなっており、迫力ある戦闘シーンも決して子供向けではない。
しかし「希望」という二文字を常に物語の軸に置くことで前向きなディズニー作品たらしめたあたりは見事だったと思う。
そしてスターウォーズと言えば「エピソード4〜6」は公開当初その時代の特撮技術の最先端をいっていた。「エピソード1〜3及び7」の頃になるとCG技術の急成長により時代がスターウォーズに追いついていた。
しかし今回の「ローグワン」でスターウォーズは再びCG技術に革命を与える事に成功した事に驚かされる。
それはエピソード4に出ていたレイア姫とモフターキンを若い代役を立てずにCGで若きキャリーフィッシャーと生前のピーターカッシングを蘇らせた事である。これにはただ驚くばかりだった。
既に他の映画でも使われてる技術かもしれないが、この技術がさらに発達する事ができるなら、年老いたり、亡くなった役者を蘇らせ、真のリメイク映画が作れる時代が来るのかもと思わせる程だった。
再びスターウォーズが映像世界に驚きをもたらせてくれた事を体感できた喜びは、初めて劇場でスターウォーズを観た時の気持ちを思い出させてくれた。
レイアはキャリーフィッシャーでは無いようです。ノルウェー人のイングヴェルド・デイラさんという女優さんらしいです。
でも、モフターキンに対する言及はどこにも今の所無いです。やはりピーターカッシングのCG?そうでは無いだろうとは思うのですが…物凄く似てましたよね。
突然失礼します。
自分もピーター・カッシングの“再登場”にはベイダー卿以上に感涙モノでした。
なにぶん、シリーズでも特に好きなキャラだったので。
突然失礼致しました。