ぼくは明日、昨日のきみとデートするのレビュー・感想・評価
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小松菜奈がキラッキラ
設定よりテーマが大事
もしも、自分の人生を逆から振り返ったら
転機 突然の出来事
また明日も今日と同じだと思っていたら、その日が最後だった。
同じ日は二度とやってこない。
この日常の奇跡を意識する人は少ない。
「だって、昨日まで…」
それが過去に対する後悔となる。
今ある奇跡をないがしろにした後悔
「いつでも会える いつでもできる」
その「いつ」は決して来ないのだ。
だから今このひと時を精一杯意識して楽しむ。
これがこの作品が伝えたかったことだろう。
すべては、失って初めて気が付く。
いまこの瞬間にある奇跡
特に彼女の立場でそれは、あまりにも切ないことだろう。
彼にとって彼女に告白した最初の日は、彼女にとっての最後の日。
事実がわかれば、その切なさに泣けてくる。
5年に1度 30日間だけで会うことができる二人
それを選択した二人
「二人はすれ違ってなんかいない お互いの点と点を結んだ輪」と言ったところで苦しい胸の内は変わらないと思う。
人生を逆から辿ってわかること。
あの時…
その「あの時」を十分に意識して楽しむことが私の人生のためにできる最高のことなのかもしれない。
あの時は「いま」
いま「ある」ことへの感謝と祝福
35歳になった彼は、15歳の彼女に絵を渡す。
どう頑張っても戻れないあの時
人生の最高のひと時
彼女がずっと彼に寄り添っていたように、今度は彼が幼くなっていく彼女に寄り添う。
しかし、
そもそも35歳の彼女は独身だったのだろうか?
35歳になった彼も、独身だろうか?
この深掘りは作品に対するタブーのような感じがする。
でも、なかなか面白かったしテーマもよかった。
君は知らない…どんどんソレが視えて来てキツイんだよ
小松菜奈がよい!
運命的な一目惚れをした主人公が
やがて明かされる彼女の秘密を知り、
奇跡のような時間を過ごす
悲しくも美しいSFラブストーリー。
ふたりの時間は逆に流れていて、
5年ごとに30日くらいしか会えないので、
最大40年重なるのだが、次の機会は25歳と15歳、
その次は30歳と10歳、となるので、
恋愛にちょうどいいのはまさに
お互い20歳で出会えるこの瞬間しかないわけです。
しかし、その貴重な30日間も、
ふたりの時間の流れはまるで
上り電車と下り電車がすれちがうようです。
だんだん親しくなっていく過程も
彼女にとってはだんだん他人に近づく過程。
二度とない歓びと、それが永遠に失われる哀しみと。
彼女は静かに涙します。
そんな繊細で不思議な役柄に、
小松菜奈がドンピシャでした!
福士蒼汰も、なかなかよかったですが、
なんといっても小松菜奈。
彼女をみているだけでも、この映画は
最後までたのしめる。
こないだみた「溺れるナイフ」でも
そうだったけど、ほんと画面に
惹き付けられます。
若い女の子特有の硬さ、透明感がありながら、
ドキッとするほど妖艶な表情もあり、
魅力的な女優さんです!!
「渇き。」で日本アカデミーの新人賞を
取ったのですが…
これだけ映画映えする女優が
その後いくつかいい作品もあったのに
ノミネートもされていないみたいで。
日本アカデミーって……?
ジンときました。
SF設定に乗れるかどうか
観終わった後、すぐにまた観たくなった映画はこれが初めてかもしれない...
南山くん❗
この映画のすばらしさは、言わずもがな。何日もずっと引きずって、頭から離れません。高寿目線と愛美目線。視点を変えての表現にもやられました。
この物語の中での言葉や会話が印象的。
「南山くん❗」
初デートのときの愛美の呼びかけ。あんな笑顔であんな声で言われたら、初デートで不安な男は、とってもうれしい。ホッとする。「ここにいていいんだ。この子から受け入れられているんだ。」と。小松菜奈さんが最高に可愛いと思った瞬間です。
でも、実は、愛美がこの1ヶ月、高寿と過ごしてきた心がこもった言葉だから、あんな魅力的な呼びかけなんだろう、と。小松菜奈さんの演技は凄い。
「抱き締め、たい。」「抱き締めたらいいんじゃないかな。」部屋の中での二人の会話。二人のドキドキ感と心の受容がこんなにも伝わってくる。脚本家と監督に感謝です。
他にもあるのですが、最後にbacknumberの
主題歌の歌詞について。歌詞は、愛美の気持ちに通じるものがあると思います。「大丈夫、大丈夫~」の言葉が、切ない。「大丈夫じゃないだろう❗」と言ってしまいそうになります。「願いにかわって、最後はうそになって」の表現も素敵。
またこの映画を見たときの気持ちになってみたい、と思ったとき、これから何回もブルーレイに手を伸ばすことと思います。
永遠に家族になれない彼女
真っ直ぐな恋心が美しい
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