「1つ1つのやりとりはいいけど」ぼくは明日、昨日のきみとデートする ミネさんの映画レビュー(感想・評価)
1つ1つのやりとりはいいけど
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ところどころおかしなところがあるのは気になりました。
2人のやりとりなどは良いのですがラストに近づくにつれて色々と不自然なところがあったのが気になりました。
0時になると世界から消える?のもおかしいなと思いましたね。
設定は面白いと思ったのですが、時間の流れが逆になるのは色々と難しいのでしょうか。
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まんてんさんのコメント
2017年11月2日
ラストの24時に消えるシーンですが、高寿の世界にパラレルトラベルしている愛美は
一日の時間の流れは0時から24時に向かっていて高寿と同じ方向に進んでいきますが、
日付が逆に進行してしまうため、高寿にとっての最後の別れの日から、
高寿の両親に会いに行く日(高寿にとっての29日目)の0時に移動してしまいます。
映画の中で説明はないのですが、愛美の世界から来た人たちは、本人の日付進行は
自分たちの世界の流れに支配されているため、24時と同時に拠点となっている家
(宿?)に調整のために引き戻され、そこで0時を迎える設定となっているそうです。
高寿の29日目、バス停で再会した愛美の複雑な表情は、そこに現れた高寿が、
前日の別れの感情を全く感じさせないことへの戸惑いと、会って二日目の人の両親に
会いに行く不安が入り混じったものなのかな・・・と思っています。
と、蛇足説明してしまう私も一か所だけ、演出意図がしっくりこない所があります。
ガーデンミュージアム比叡からの帰り、高寿の腕をとって引き留めるシーンです。
あそこだけが自分の空想や原作本で愛美の感情を埋められません。
できれば監督に聞いてみたいな・・・なんて思います。