ダンケルクのレビュー・感想・評価
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淡々と泥臭い。
ウィンストン・チャーチルの予習として。
ウィンストン・チャーチルを見る前にダンケルクの知識があった方がいいと聞いたんで、レンタルしました。「台詞が少なくて音響ばかり」と聞いたんで、映画館で見るのはパスしてたんですが、結果、映画館に行かなかったことを激しく後悔。
1.防波堤1週間 2.海1日 3.空1時間 最初は意味わからなかったけど、3つの軸が交錯していくにつれ、どんどんひきこまれます!さすがクリストファーノーラン!!
トム・ハーディ出てるの知らなくて、めっちゃご褒美感。マスクでほぼ目しかでてないのに、それだけで緊迫感がわかる。漢な男をやらせたらトム・ハーディの右に出る者はいないですね。
漢といえば、舟のおじいちゃんも。民間の人なのに、1人でも多く助けようと命かけてる姿にまた涙涙。
音響は、、、
音響自体の作りは非常に臨場感があり、実際にその場に居合わせた気持ちにさせてくれる。
ストーリーが薄く、無音演出に力を入れています。
近代cgでの映写が多く日本のドラマを観てるみたいです。
あくまでダイナモ作戦での救出作戦がメインで、戦闘の映写が全く持って皆無です。
また、監督の強い拘りなのか戦争映画に珍しく、生々しい血や殺戮の映写もありません。
客戦でのジョージが頭を打って死ぬシーンは果たして本当に必要だったのか?w疑問が残ります。
どちらかというと戦争ドキュメントに近く、プライベートライアン等の他の戦争映画と思って観ると残念な気持ちになります。
広告に金をかけて過大評価をしてるわりには残念な映画だと思いました。
マ―クライランスを発見
映像は本当にすごい
なんか実話と言われても、
いや、流石にこの数の救出は不可能だろ、え?できたの?当時の新聞のでっち上げだろ。
とか
あの子のこと新聞に載せてあげたけど、なんかそんなすごいことしたか?紅茶出して拒否られただけじゃね?
とか思ってしまった。
視点とかのせいかな?そういうエピソードのせいかな?感情移入がしにくかった。終始張り詰めた感じで、あ、でもまぁそれはこの映画ならではの良いところなのかな。
最後トム・ハーディ出てきて、お前だったんかいって感じがすごかった笑
映像や音に凄みを感じながら最後はまさかの感動!
まず、キャラクターの台詞が限られていたところに臨場感を感じました。普通の戦場だったら台詞はあまり無いと思うので。
サウンドエフェクトは戦争さながらの迫力と恐ろしさが出ていて、本当に怖かったし、さながら戦場にいる気分になりました。素晴らしいです。
タイマー音を使ったハンス・ジマーの音楽もかなり生えていました。
台詞は限られていてもいくつかのキャラに好感を持て、当時の状況や諸外国との関係も描いてたのも魅力の一つです。
そして、ラストの民衆に温かく迎えられたシーンにまさか感動させられるとは思わなかったです。
クリストファー・ノーランの作品はかなり好きですが、この作品を観て更に好きになりました。
1番印象に残ったのはマスクをつけた顔アップだけの演技だったトムハー...
重いけど胸を打つ素晴らしい作品
たまたま観てはまった
気怠るくてカッコいい
戦争映画っていうと感傷的になったり説教っぽくなったりするものが多いけど、
この映画にはそういうメッセージ性は全くない。
もう、ただ気怠い。
ずっと、ずっと気怠い。
どん詰まりで、何やっても徒労で、希望が見えてもすぐ消えて、犠牲ばかりが増える。
その気怠さがリアルだと思った。
救出された後も気怠い。
本土に帰って歓迎されても、
「ただ生き残っただけだよ」
って。
最後、新聞に書かれたチャーチルの言葉を読み終わった後の若い兵士の、皮肉とも安堵とも呆れとも取れる、なんとも言えない表情が好き。
ダンケルク自体がタダでカッコいいような英雄話なので、このくらいのテンションで進むくらいがちょうど良い。
この英雄話をこんなに気怠いテンションで書き上げるのがにくい。
カッコいい。
ノーランの映画
この映画は美しい
ビラが空から落ちてくる。その背景に静かな音楽。
本当にすべてがうつくしい映像。
ノーランってそうした映像作家だと思う。
だれともちがうその場の視点をもっている。
バッドマンシリーズ以降の彼らしい映画。だって、背景は現代のビル群。それを隠しもしない。
あえて当時の風景を復元しもしない。ふしぎな映像だ。
過去と現在が交差する。
英国の当時の飛行機編隊がうつくしい。
ダンケルクを逃れようとする兵士、いっぽうで愛国心の英国人のヨットオーナーがダンケルクへ向かう物語が心情を添える。
正義と欺瞞は、次第に暗転する。どちらものだ。それが戦争の現実なのかもしれない。
彼は、物語における現実主義者なのだ。
砂浜に潮が満ちてくる。浅く、それでいて昨日のサーフィンをした潮のように。
まるで自然の日常の中で、意味もなく兵士達が死んで行く。
海のまっただ中でも、ひとりひとりがおぼれて行く。
最後の希望は英国のヨットマン達の無数な船だ。
これも彼の思想を反映している映画だ。
ダンケルク狂詩曲
観に行くつもりはなかったけど、人生に必要な出来事は起こるべくして起こるんだと不思議な経験をした。
一度観た時は意味がわからなくて、気付いたらもう一度観ていた。そしたらなんと自然な作り込みの細さよ。数少ない台詞の一言ひとことの重み、画面の1ミリも物語の1秒も無駄がない。無駄がないって微妙な表現だけど。
授業中も友だちといる時も家族といる時もこの映画のことで頭がいっぱいだった。こんなことになるとは思ってなかったし、考えるのをやめようと思ったら逆に考えちゃう。(インセプションでこんな感じの台詞があったよね)
登場人物一人ひとりのことなんて言葉でわかりやすく語られないのに、それぞれの台詞でどんな人なのかわかってしまう、とても細かく。
戦場の兵士たちにとって大切なのは生き延びること。
今どこの国がどこまで来ていてどんな状況なのか、これからどうなるのか、なんてわからない。ただ目の前の敵から逃げ、生き延びるだけ。少なくともこの映画で語られるダンケルクの撤退はそうだった。
潮がいつ満ちるのかという、桟橋にいる二人の情報の相違も恐ろしかった。
話したいことはもっとたくさん、大事なことがあるはずだけど出てこない。
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