劇場公開日 2017年9月9日

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「物足りなさと満足感」ダンケルク 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0物足りなさと満足感

2018年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クリストファー・ノーランの戦争映画ってどんなのだろう?と言う期待とリアル過ぎたらキツいなという恐怖を持って見たのだけど、そうやって観ると何か物足りなさを感じた。

リアリティはあるのだけど、もはや僕の中でトラウマ的に残ってるプライベートライアンのような人が無残に死んで行くエグさはないし、ヒーロー映画かと言うとトムハーディや民間船の人たちは確かにヒーローだけど、ドイツ兵を倒して、または人を助けて英雄視されるかと言うとそうでもなく物語は中途半端に感じたのだけど、

凄いと思ったのは陸海空それぞれ時間の長さが中 違うのに、同時進行のように見せて臨場感を煽る手法。
クリストファー・ノーランここにあり!と言う感じだった。
そしていつもノーラン作品を観て思うのだけど、映画の満足感と濃厚さに比べて上映時間が短い事。今回もドッと疲れて時計を観たら100分しか経ってない事に驚いた。
素晴らしいと思います。

奥嶋ひろまさ