ジオストームのレビュー・感想・評価
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【ジェラルド・バトラー主演作に外れなしの法則がぎりぎり継続された作品】
近未来の異常気象をテーマにした(2019年時点で、現実的な問題となっている)映画製作の視点も面白いし、”苦境から立ち上がる男を演じさせたらこの男”ジェラルド・バトラーの演じる役柄(今作では、気象制御のための衛星ネットワークをかつて構築した凄腕エンジニア、ジェイク・ローソンを演じる。ある画策のため任を解かれ、離婚し娘の成長だけが生きがいという黄昏れた生活を送っている)も良い。
アンドリュー大統領を演じたアンディ・ガルシア、レナード・デッコム国務長官を演じたエド・ハリス(この人が役者を辞めたら米国映画界は相当な痛手であろう)も良い。
只、兄弟の確執だけで、そこまでやるかねジム・ステータス君(ジェイクの弟、マックス・ローソンを演じる)ということと、ジェラルド・バトラーがエンジニアという役柄だったので、ややアクションシーンが物足りないと少しだけ思ってしまった作品。
エンタメ作品だから、細かい事は良いのだけれどもね。
<2018年2月6日 劇場にて鑑賞>
「お約束」のオンパレード
よくあるやつです
星5をつけてる人ってこの手のパニック映画を他に見た事がないのかな?
パニック映画は好きなんで観ちゃうんですけど、これはダメでしたね。何にも入ってこない。
肝心のストーリーが一本道。
まず題名になってるジオストームが起こると地球が終わるのでジオストームは起きませんよね。それを起こさない為に衛星を再起動しないといけないから大統領は絶対死ねないし、大統領が死なないんだから守ってる弟たちも大丈夫。
兄も最初に子供に帰ってくると約束したので、まぁ死なないんだろうなという予想が立つ。
兄弟の不仲も別になくてもいいし、そもそも衛星を使ったテロじゃなくて故障とかでよかった。
とりあえず何も考えずに派手な映画が観たいっていうなら良いけど、何かを期待したらダメです。
よくあるメリケン映画(笑)
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米国の酷評を尻目に我国での好評価が気になり、発作的に鑑賞する。カタストロフィ系で、自然災害(主に気候の乱れ)を衛星“ダッチボーイ”から人為的に管理している時代の物語。劇中の説明によると“ジオストーム”とは世界同時に起こる壊滅的な気象変動との事で、ドミノ倒し的に連鎖反応が起き、世界規模で最悪の事態を招くとの事。秩序を崩そうと目論む者達と宇宙の衛星と地上からこれを守ろう、取り戻そうとする者達の攻防とその黒幕を探るミステリー。オープニング同様、モノローグで閉めるラストも諄過ぎず良い。大満足の一本。80/100点。
・“ダッチボーイ”の事故に見せかけたテロはアフガニスタン→香港に次いで、東京(銀座)で起こる──(その後、ブラジル、メキシコ、ブカレスト、ベオグラードと続くのだが)どうも製作陣はアジア贔屓の様である。
・一般的に再起動だけでウイルス除去は難しい筈だし、災害時の映像ではドバイに押し寄せる津波──通常、津波は天候に左右されるものではなく、地震により発生するとされる。他にも宇宙での表現やディザスター的な描写にはやや矛盾もあり、観てて気になる細かな粗は他にもある。ただエンターテインメントとしては充分合格点だと思うので、些細な点は目を瞑るとする。
・“ジェイク・ローソン”のG.バトラー、“カーボーイの外観” “思ったより老けてる”等との科白があったが、繊細さに欠けるだけでなくただ武骨なだけのイメージで知的に感じられず、ミスキャストに思えた。彼は、地球から“ダッチボーイ”こと国際気象宇宙ステーション(ICSS)へ向かう際、何度か“メジャー・トム(トム少佐)”と呼ばれているが、これはD.ボウイのヒット曲「Space Oddity」からの引用である。
“レナード・デッコム”を演じたE.ハリス、このテの役所はお手の物と云わんばかりで流石の一言。大統領“アンドリュー・パルマ”のA.ガルシアは恰幅が良くなり随分、雰囲気が変わっていたので、ラストのクレジット表記迄気付かず、鑑賞後、どこに出ていたか探してしまった。
一見、ストイックに任務を熟しつつ、女の部分で規約を破り、犯罪をも冒す“サラ・ウィルソン”の人物造形とそれに応えるA.コーニッシュの演技も印象深い。そして“ウーテ・ファスビンダー”のA.マリア・ララ、クライマックスで扉の間違いを正す布石を活かした憎い卑怯な登場、泣かせてくれる。
・登場するNASAのコントロールルームを始めとした幾つかのシーンは、NASAの協力の元、ルイジアナ州ニューオリンズのMAS(NASAの施設"Michoud Assembly Facility")にて撮影された。
・本作は製作時からゴダゴダが続いたとされる。ます撮影前に製作権がパラマウントからワーナーに移った。予算8,100万弗にて、'14年10月20日にルイジアナ州ニューオリンズで始まった撮影は、'15年2月10日に終了。その後、ポスト・プロダクションが施され、'15年12月に関係者によるテスト試写が行われた際、著しい酷評に晒されてしまい、一旦はお蔵入りが検討された。
ワーナーとスカイダンス・プロダクションズは、追加費用として1,500万弗を投じ、大作請負人J.ブラッカイマーを呼び寄せ、L.カログリディスに追加分のシナリオをD.キャノンを演出に雇い、'16年12月に再撮影を執り行った。この間、“ジェイク・ローソン”の元妻で“ハンナ”の母でもある“オリヴィア・ローソン”役のK.ウィニックが降板し、J.デントンが後を引き継いだ。
・鑑賞日:2018年1月28日(日)
駆け足
全体的に定石通りの展開をあれよあれよという間に見させられて、サスペンスを
噛み締めるまもなく終わってしまった感。
それはスピーディーな演出、といういいものではなく、まさに駆け足。
黒幕が大統領か側近かの二択だったので、それはもう側近でしょうと。
最近、映画に登場する悪役の大義名分をどう設定するのか注目して見ているが、「アメリカは世界の銀行に成り下がった」という理屈は新しいと思った。しかし大統領が死ねば自分が大統領になれるという理論にはハテナが浮かぶ。
エフェクトかけ過ぎな地球の自然描写、兄弟の確執が定石すぎる。
ジェラルド・バトラーが役どころの知的さを発揮しなかったのも勿体ない。
弟の恋人のシークレット・サービスと、裏切り者の存在を暴いていくハッカーの存在は小気味よかったし、帰ったと見せかけて残っていたチーフのくだりなど見せ所はちょいちょいあるのに、何かが惜しい。
内通者発見までのプロセスなど、もう少し緩急つけて丁寧に作れば、傑作に化けたかもしれないのに。
エド・ハリス、アンディ・ガルシアも簡単な役を掴まされるようになったなぁ…。
ところで暗躍したハッカーは「デットプール」のドミノ役のザジー・ビーツ。撮影時期がかぶった?すぐわかるお得な髪形。
感情移入できない
映像は素晴らしい
これぞ映画の魅力
でもストーリーが自己都合過ぎ
異常気象をコントロールして人類を救うのはいいが、
はたしてジオストームを起こせるほどのものが必要なのか?
そんなもの作ればテロリストは手に入れたくなるでしょう
開発者である主人公はそのことをなんとも思っていないの?
ジオストームのせいで多くの都市が破壊され、多くの命が奪われて
いるのに、その悲劇よりも主人公ひとりの命の方をみんなで心配している
まったく感情移入できない
期待せずに観たら。。。
異常気象
『不都合な真実:放置された地球』を観た直後でもあったため、このディザスター・ムービーも同じような目的で作られたのではないかと予想していましたが、地球温暖化による異常気象のさらに上をいくとんでもないストーリーでした。
まるで『アルマゲドン』や『デイ・アフター・トゥモロー』、『ディープ・インパクト』、挙げればキリがないが、そうした映像を想起させるカタストロフ。ただ、少し違うのは宇宙人が飛来してきたり、彗星が飛んできたり、突発的な自然現象によって引き起こされる災害ではないという点だろう。元々は度重なる異常気象による大災害に悩まされ続けた人類が、2019年に天才科学者ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)が生みの親となり、全世界で協力して天候を管理できる“ダッチボーイ”と呼ばれる気象コントロール衛星システムを完成させた。そのダッチボーイを一握りの人間が悪用して、未曽有の大災害を引き起こすという人災パニック映画であるという内容だ。
最初に被害にあったのはアフガニスタンの砂漠地帯。ここには瞬時に冷凍庫の中に入れられたような集落があり、300人の命が奪われてしまう。さらに香港では摂氏57度という異常な気温となり、地下からマグマのような熱の塊が噴き出してくる。香港に住む科学者チェンはすぐさまダッチボーイの責任者となったジェイクの弟マックス・ローソン(ジム・スタージェス)に連絡を取り、直接アメリカで会うことになっていた矢先、故意の交通事故で即死してしまう。マックスは不仲となっていた兄に頼み、国際宇宙ステーションISSへと飛んでもらう。
全体的には面白いのですが、ISS内にいとも簡単に格納される衛星だとか、スペースシャトルですぐさまISSに到着するとか、昔のSF映画並みの短絡的なドッキング。まぁ、600人ものクルーがいると言うから、ISSも巨大化していたのは理解できるが、せめて『ゼロ・グラビティ』や『オデッセイ』なんかも参考にして欲しいところだ。地上の災害風景では、瞬時に人間が凍ってしまうこと以外はほぼ受け入れられる。
要は、次期大統領になりたかったデッコム(エド・ハリス)がISSの英国人クルーの1人ダンカンを使ってダッチボーイ内にコンピュータ・ウィルスを混入した結果である。大統領(アンディ・ガルシア)をマックスと婚約者サラ(アビー・コーニッシュ)が誘拐してカーチェイスを行うところも見どころのひとつだ。また、ダッチボーイの主権を握ろうとする、独善的なアメリカを批判するような内容もあり、アメリカ万歳映画にはなっていないところも良いところだった。
大おバカ映画(笑)
マイケル・ベイ監督作品かと思った(笑)
「んなアホなー!」と100回はツッコめる(笑)
なんせ、気象制御衛星のはずなんだが、巨大ビームで都市を焼き尽くすことができるなんて、まさに"ただの兵器"じゃん!(笑)
瞬間冷凍とか雷で爆発するスタジアムとか、とにかくド派手な映像をゲラゲラ笑いながら楽しむべし(笑)
兄弟の確執とかやけにちっぽけなテーマが絡んでくるのもこの手のアメリカ映画らしい(笑)
なぜステーションに自爆機能が?とか、停止コードって転送されてもわざわざ手で持っていかなあかんのかい!とか、あのシャトルはすぐ近くで待機してたのか?とかとにかく最初から最後まで1分に2回は「んなアホな!」と叫べる(笑)
ま、たまにはこういうのも良いか(笑)
中途半端におバカなより、最初から最後まで徹底して大バカなのは、逆に一巡して楽しいもん(笑)
日本
なんだろ、兄弟愛?
テーマは伝わるし、映像はドキドキだし…
近未来にありそうなストーリー。
張り切って映像を作ってます(笑)
過去は変えられないけど、未来は変えられる。
家族愛は人間の原動力。
繋がりや団結には、共通のテーマが必要。
そんなことが盛り込まれていますね。
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