「異常気象が叫ばれた。「異状」なのに楽観視した」ジオストーム shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
異常気象が叫ばれた。「異状」なのに楽観視した
クリックして本文を読む
映画「ジオストーム」(ディーン・デブリン監督)から。
このままでは地球が破滅してしまうという設定、
危機回避のスイッチは手動でしか作動せず、
残り1秒で目的達成、地球各地で大喜びシーンなどを始め、
もちろん、父娘との親子愛も組み込まれていて
「アルマゲドン」のリメイク?としか思えなかった。(汗)
しかし、世界中が異常気象や大災害が前提だったし、
兄弟愛なども加えて、楽しむことはできた。
印象に残ったのは、作品冒頭のフレーズ。
「誰も警告を聞かなかった。
気温が上昇し、海流が変化し、極地の氷が溶けた。
異常気象が叫ばれた。「異状」なのに楽観視した」
特に「『異状』なのに楽観視した」という言葉は、
胸に刺さった。
最近の私たちは「気象」に限らず「異常」という単語を
頻繁に使うにも限らず、処置を施そうとしない。
小さな芽のうちに摘んでおけばいいのに、
問題が大きくなってから、右往左往する姿が眼に浮かぶ。
原因の元を突き止めて「異常を正常に戻す」ことこそ、
私たちがしなければいけないことなんだよなぁ。
コメントする